自宅で簡単に1週間で食べられる!栄養満点「スプラウト」の育て方 | 農業・ガーデニング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

農業・ガーデニング

2020.09.22

自宅で簡単に1週間で食べられる!栄養満点「スプラウト」の育て方

種から育てる発芽野菜
栄養満点スプラウトを育て比べ

スーパーなどの野菜売り場で見かける“スプラウト”。植物の発芽直後の新芽のことで、カイワレダイコンやモヤシも同じ仲間だ。まさに植物の赤ちゃんで、大きく生長するために必要な栄養やパワーをたくさん蓄えている状態なので、親野菜よりも栄養価が高かったりする。

カイワレダイコン

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「僕の秋田の田舎ではさ、畑を四角に掘って籾殻を敷いて、その上に大豆をまいてさ。水をたっぷりかけたらその上にまた籾殻をかぶせておくと、それを押し上げて、新芽がどんどん伸びるんだよ。スプラウトと同じ? なんだよそれ。変な名前だな。ただの新芽だよ」と、昔話に想いを馳せつつ、首をかしげる、おくやまひさしさん。そんな持論(!?)を持つ植物栽培のプロに、スプラウト栽培をお願いしてみた。

ナチュラリスト おくやまひさしさん//幼少のころより親しんだ自然をテーマに、学者とは違った視点と感性でとらえた植物、昆虫などの写真やイラストを発表。BE-PALでも独自の解説付き「植物珍百景」を好評連載中。

甘み耐病時なしカブ

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「じゃあ、いろんな野菜の種で試してみるか」

と、用意したのは、ブロッコリースプラウト専用種のほか、カイワレダイコンや同じアブラナ科のカブ、モヤシ用の大豆、セリ科の水菜etc。

ブロッコリー(スプラウト)

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「どんな種も、まずはひと晩水に浸けておくと発芽しやすくなる。まくのはその後」

普通スプラウトは、水耕栽培が基本。根を張るためのスポンジや綿を敷き、その上に種をまく。常に乾燥させないように水を与えるのがコツだ。今回は実験も兼ねて土にもまいてみた。何か変化が現われるだろうか。

ちょい辛ミックス4

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「発芽するタイミングはどれもあんまり変わらないな。茎を伸ばしたい間は暗い場所で育てる。で、十分伸びたら、日光に当てて緑化させるんだよ。1日で黄色から緑色になるさまが面白い」

1週間ほどで、どの種も伸びそろった。2、3本つまんで食べてみる。思いのほか辛い!

「そりゃそうだ。本葉は鳥や虫に食われても何度でも出るけど、双葉はこれしかないから、食われちゃったら終わり。だから自己防衛のために辛くなるようにできてるんだな」

たしかに頷ける。

早生ブロッコリー

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「でも、不思議だよな。ブロッコリーだけは辛くない」。スプラウトといえばブロッコリー、というほど人気が出た所以がこれか!!「悔しいのは、モヤシとセリ科の種が育たなかったことだな」。おくやまひさし実験農場は、この先まだまだ続きそうだ。

スプラウト栽培のコツ

1 種は重ならないように密にまく
2 水は全体が湿る程度に与える
3 遮光して軸を細く長く伸ばす

必要な道具

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水耕栽培の場合、水が漏れず、ある程度高さのある容器なら何でもOK。他に容器の中に入れるスポンジや脱脂綿などを用意。

1週間で速攻食べられるスプラウトの育て方

王道カイワレダイコン

1日目

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ひと晩水に浸けておいた種を脱脂綿の上にまく。カイワレは伸びるので深めの器に。

3日目

image暗い場所に置き、種がしっとり濡れるまで霧吹きなどで水を与え、乾燥しないように注意。

6日目

image根が張れば、直接容器へ水を注いでもOK。腐らないように毎日取り換える。

8日目

image10㎝ほどに伸びたら、日当たりの良い窓際などに置いて日光を当て、緑化させる。

人気のブロッコリースプラウト

1日目

image同じくひと晩浸けたあとスポンジにまく。種は写真よりも密集させ、重ならないようにするといい。

3日目

imageカイワレと同様に育てる。スポンジの目が粗いと水が抜けてしまうので目が細かいほうがいい。

6日目

image茎も細く、双葉も小さいので、常に霧吹きで水やり。ここまでは暗い場所で育てる。

8日目

image5〜6㎝程度に伸びたら、日光を当て緑化。緑化させることによって栄養価もアップする。

そのまま生で食べるのがいいな

image無事収穫。種がつかないようにハサミで根元から切っていただきます。栄養が損なわれるのを防ぐため、加熱などせず生食がおすすめ!

実験1
土と水で栽培比較

image同じタイミングで土にまいたカイワレダイコンの種(左)と水耕栽培の種(右)の8日目。味に変わりはないが、土で育てたほうが茎が太く、葉にも艶があって食べ応えがあった。

 

実験2
野菜種と専用種で違う?

image同じブロッコリーなので、双葉の大きさや背丈に変わりはなかった。野菜種(左)のほうが双葉の色が濃く美味しそうに見えたが、若干硬かった。辛みはどちらもなし。

※構成/大石裕美 撮影/おくやまひさし、奥山英治、中村文隆

(BE-PAL 2020年8月号より)

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