「カバの川流れを待ってプチ移住」アフリカを軽キャンパーで旅する! ボツワナ編 vol2

2019.08.05

軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸しました。南アフリカの喜望峰を目指しています。

野生動物を眺めてキャンピング

緑豊かなのに砂だらけのボツワナですが、意外に住んでよしアウトドアによし、の楽園です。

日本の国土の1.5倍もありながら、人口はたったの230万人。それでいて世界一大きなダイヤモンド鉱山があるので、アフリカにしては上等! なインフラが整い、小金持ちだからかガツガツしていないおっとり系の国民性。なんとなく佇まいにゆとりがあります。

こざっぱりとしたカフェがあり、コーヒーが美味い。早くから狩猟が禁止されたので野生動物が多く、キャンプ場も充実しています。

キャンプ場が見つからないときは、ガソリンスタンドで車中泊。

豪邸の前は、カバが流れる川

サファリのゲームドライブを楽しみながら、キャンプ場を転々とします。

仕事が忙しくなってきたので一軒家を借りたら、運命が変わりました。アウトドア生活から引きこもりへ。身にあまる豪邸だったのです。

18畳のリビングルームに18畳のキッチンダイニングがくっつき、さらにカーテンを隔てて18畳の寝室がジョイントしてますから、事実上、54畳のワンルーム。そんな家に住んだことありますか?

トイレ、シャワーだけでも8畳もあり、洗面台がふたつ。洗面所でも仕事がはかどりそうです。

極め付けは、これまた8畳以上あるベランダとプール付きの庭。敷地に接した川を見下ろし、運が良ければワニに会えます。お手伝いさんによると、あとひと月もすると、カバが流れてくるというではありませんか! カバの川流れっ! すみません、延泊します、ふた月ほど!

豪邸は、虫のサファリパーク

朝が涼しい新居です。風の通り抜けるベランダで朝食をとり、川を眺めながらコーヒーを飲み、カバとワニを探すのが日課です。

昼飯は、小鳥と食べます。


午後は、スーパーマーケットで食料品の調達。我が家の御用達は、オクラと白菜。夕方ともなると我が家は、サファリパークと化します。

天井では刃渡り1cmのカマキリが暴れ、キッチンのシンクではサソリが待っています。雀が迷い込んでくることがありますが、空中を制したのは、オスプレイが縦列給油したみたいな巨大な蜂です。ずいぶんたくさんいるなぁと感心していたら、ソファの後ろに蜂の巣がありました。

ルームメイトは4匹の犬です。

南アフリカ流バーベキュー「ブライー」

ボツワナのグルメは、「ブライー」と呼ばれる南アフリカ流のバーベキュー。庭のあちらこちらに、立派なバーベキュー台あります。

ブライーの基本は、焚き火。

1時間くらいかけて、炭づくりです。その間に、肉に塩を振ります。

大きい肉は牛肉で、小さいのはクドゥーの肉。

クドゥーは鹿に似ていますが、牛の仲間です。

炭がいい感じの色になってきました。

脂肪が少ないので、2分ごとにひっくり返して焼くのがコツです。肉汁が少なく、ややボソボソした感がありますが、お焦げがいい味を出してくれました。沈みゆく夕陽を眺めながら、カバとワニを探すバーベキューです。

次回は、アフリカ最後の秘境「オカバンゴ」。1ミリも柵がないバンガローの目の前をカバが通り過ぎます。ちなみにカバは、人間を殺す動物ランキングでベストテンにノミネートする実力者(蚊と人間を除く)。可愛い顔してますが、油断禁物です。

石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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