【オーロラが舞う、苔、滝、氷のアイスランド】 第3回 一番人気の温泉は、まさかの12時間待ち!

2018.10.11

軽キャンピングカーで、地球半周中の放浪夫婦です。ゴールは南アフリカの喜望峰ですが、寄り道して、アイスランドをドライブしています。

アイスランド一周は、2週間で3,128km

ゲストに旅友を迎え、日記形式でお送りします。

11泊目(Arnes/キャンプ場ひとり1,000ISK:約1,037円)

アイスランドの一番人気、世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」へ。地熱再利用の名湯です。

予約が必要だと知っていながらも、予約せずに行くとまさかの12時間待ち。だ、か、ら、予約しておけ!と昨夜の自分を叱りながら、入浴を諦めました。
なんとしてでも温泉に入らねばならぬと、中央高地のランドマンナロイガル(Landmannalaugar)に突入。筆者的には、ここがアイスランドドライブのハイライトです。
見よ、この不気味な地肌↓
これって、地球の色ですかね?

いくつもの川を越え、無人の荒野を突き抜けたのですが、バギーカーが爆走する川を渡れず。幻の露天風呂となりました。

冬支度で閉鎖したキャンプ場が多く、寝床確保にひと苦労。キャンプ場のおばさん曰く、地震があったから氷河は立ち入り禁止だよ。
Really? 明日から氷河を攻めるのに。

12泊目(Vík/キャンピング/誰も集金に来なかったので、結果的に無料)

滝巡りと人里離れた中央高原攻め。
セリャラントスフォス(Seljalandsfoss)の滝。岩や棚に邪魔されることなく、まっすぐ落ちる行儀の良い滝です。水の裏側を歩けます。

今日もまた懲りずに、人里離れた中央高原を攻めます。
雷神が住むトール(Thor)渓谷、神様の森と呼ばれる秘境ソゥルスモルク渓谷へ。岩石だらけの道なき道は、川につぐ川。前人未到感で胸がいっぱい。

ルビコン川を前に悩んでいたら、地質学調査隊に
「そこで止めとけ!」
ですよね、帰ります。

昨夜、キャンプ場のおばさんに言われたとおり、近づけぬ氷河あり。

今日のキャンプ場は、無人のレセプション。翌朝になっても誰も集金に来ず、無料になりました。
今晩もまた、ドイツ人に貰ったラムステーキ。やっぱり尋常じゃないくらいに塩辛いです。涙が出る。

13泊目(Reynivellir/キャンピング:ひとり1900ISK:約1,976円)

まだまだ見所が多いアイスランドです。
賽の河原が広がったパワースポットは、Laufskalar。地球半周旅の安全を祈願して、念のこもった石を重ねます。

地平線まで続く苔の大地。

淡い緑色の苔がへばり付いた谷、キルキュバイヤルクロイストゥル(Fjadrargljufur Canyon)。等身大の盆栽を見るが如く。異様な風景です。

スカフタフェットル国立公園(Skaftafell glacier)の氷河は、柵もルートもない。遭難するまで彷徨えるので、方向音痴のボクらには危険。

宝石と呼ばれる一番人気の氷河湖ヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)は、凍った波の壁。

今宵のキャンプ場は民家の庭。いただきもののラムステーキでスパゲティ。他に宿泊客がいないので、寝る寸前までリビングで暖をとります。Wi-Fiは感度良好。

14泊目(Höfn/キャンプ場ひとり1,000ISK/シャワー、Wi-Fi別料金)

風に煽られてまっすぐに走れないと思っていたら、パンクしてました。生まれて始めてジャッキを手にし、慎重にタイヤを外したものの、速攻で倒れたジャッキ。どうしたらいいものかと腕を組みながら前輪を見ると、すね毛のようにはみ出ている繊維。前輪も限界。というか限界は過ぎたようです。お願いします、せめて、デンマークまで生き延びてほしい。
目の前まで押し寄せる美しき蒼き氷は、ヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)氷河湖。

黒い砂と砕けた氷で覆われたダイヤモンドビーチ。

美味そうな氷です。一杯やりたいけれど、寒くて。

アイスランド最大のヴァトナヨークトル氷河(Vatnajökull)。

そろそろ旅も終わりです。汗を流すべく露天風呂へ(Hoffell hot pots near Höfn)。水着着用ですが、全裸になりたいほどの開放感。

15泊目(エイルススタジル)

ラストランです!
前輪から繊維をはみ出させながら、今まで以上に丹田に力を込めて優しくアクセルを踏みます。

夕方前、無事にエイルススタジルにゴールイン。アイスランド一周3,128km。パンク1回、川に行く手を阻まれること数回。露天風呂1回。
お疲れさまでした。
空港で935ちゃんを見送り、今夜はAirbnbの民泊。2週間も遊んでいたので、全力で仕事です。

16日目(3泊4日のフェリー)

宿→ツーリストインフォメーション→カフェと移動して、夕方まで仕事。納品データを日本へ送り、フェリーに乗船。
「君らの車を見たけど、どこで買ったの?」
デッキを歩くとインタビュー攻めです。小さな軽自動車ですが、存在感は大きい。

フェリーのおまけは、フェロー諸島

アイスランドを往復するフェリーは、途中フェロー諸島に立ち寄ります。港のあるトースハウンは小さな町ですが、屋根の上に雑草を生やした可愛い家並み。散歩してカフェでひと休み。

【アイスランド・ドライブ情報】

ビザ:シェンゲン協定国
車両保険:ヨーロッパ共通グリーンカード
SIMカード:1GB/2,990アイスランドクローナ/2,708円
アウトドア情報:末ごろから、キャンプ場が閉まり出します。
道路状況:幹線道路は舗装
道路情報:http://www.road.is/

帰国路の2019年秋に、再びアイスランドを狙います。今度は30日間。
備忘録と買い物メモです。
・お酒は、フェリーの免税店で買うべし
・インスタントラーメンはデンマークで買うべし(最低ひとり15食!)
・フェリーは個室にし、食事はカップ麺(個室に電源があるのか要確認)
・フェロー諸島で、食料品の買い増しを

次回のレポートは、ヨーロッパのキャンピング事情です。

石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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