純白の雷鳥、そしてデナリ。冬のアラスカに別れを告げて

2018.04.04

アラスカ 冬の旅5

カリブー・ロッジ滞在、3日目の朝。東の山の端から、まだ昇る前の太陽が、鮮やかな茜色の光を雲に反射させていました。

この日もスノーシューを履いて、ジョーとハウィーと一緒に、ロッジの南にあるベアー・ポイントという小高い山の上まで歩いて行くことにしました。ふと足元を見ると、秋に実ったベリーの実が、ほんのわずか、雪に埋もれて残っていました。食べてみると、さすがに冷たく凍っていましたが、ほんのりと甘い味がしました。

「ハウィー、待て。ほら、あそこにライチョウがいるよ」とジョー。見ると、黒い岩の上に、何羽かのライチョウがうずくまっていました。ハウィーはよく躾けられていて、ジョーが命じると、ほかの動物がいても吠えも動きもせず、じっと後ろで待ち続けてくれます。

ライチョウたちは夏と違って、純白の冬羽をまとっていました。遠目には完全に雪と同化して見えてしまうので、僕の目だけでは見つけることもままならなかったでしょう。凛とした、美しい姿でした。

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