【BE‐PAL×CAMP HACK連携企画 ママキャンパー座談会】ファミリーキャンプのお悩みを一挙解決!~実践編~ | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2017.07.23

    【BE‐PAL×CAMP HACK連携企画 ママキャンパー座談会】ファミリーキャンプのお悩みを一挙解決!~実践編~

    ママキャンパー座談会、第1回では、キャンプスタイルやキャンプ場選びをお伺いしました。第2回の今回は、実際にキャンプに行ったときの苦労や、工夫、さらには夫婦の問題まで、切り込んで聞いてきました!

    【ママキャンパーメンバー】

    ●久保順子さん
    家族構成:夫、息子(3歳)
    キャンプ歴:6年
    使用テント:ウェンガー

     

     

    ●斎藤真智子さん
    家族構成:娘(7歳)
    キャンプ歴:3~4年
    使用テント:ロゴス

     

     

    ●田中幸子さん
    家族構成:夫、息子(8歳)
    キャンプ歴:10年
    使用テント:ビッグアグネス

     

     

    ●ふじやすこさん
    家族構成:夫、息子(9歳)、息子(3歳)
    キャンプ歴:2年
    使用テント:コールマン

     

     

    ●松田幸知さん
    家族構成:夫、息子(7歳)、娘(4歳)、娘(1歳)
    キャンプ歴:20年ほど
    使用テント:スノーピーク

     

     

    キャンプの予算は2万円以内!

    ふじ:キャンプの予算って、ごはん込みで、2万円以内には抑えたいですよね。

    松田:そうですね。交通費はETCで安い時間帯に行くとして、それ以外で2万円がデッドラインかも。1万5000円だったら、上出来! それにキャンプに行くんだから、ホテルに泊まって旅行をするより高くついてどうするんだっていう、意地もあります(笑)。

    田中:道具とかも、メルカリや楽天、ヤフオクとかも使って節約しますよね。新品はやっぱり高くて…。手頃な値段で、今欲しいものが買えるのは魅力かなって。型落ちでも全然いいですよね。

    松田:私も使ってます。出ている商品を比べますよ。売ったお金で、また新しいのを買ったり。

    久保:そうですよね。レンタルだってあるし、中古、メガストア、量販店、選択肢が増えているから、上手に利用すればいいと思います。

    ふじ:子供がいると、自分でお店に見に行くのもなかなか難しいので、ネットは活用しますね。あとは店舗で見て、Amazonのほうが安いぞ! とか(笑)。

    なるべく料理にかける時間は省く

    久保:うちは、焼き物が多いですね。肉を焼いたり。それが終わったら、朝のスープの準備をしておきます。

    松田:子供は、串で食べるのが楽しみみたいで。けっこうヒットしたのが団子です。上新粉でいっぱい作った団子を串に刺して持っていって、しょう油を塗りながら焼いて食べるのが定番になっています。

    ふじ:子供って、串に刺さっているものが好きですよね。

    松田:そうなんです。刺してあげるとなぜか食べる(笑)。遊ぶのに夢中で意外とごはんを食べないんですよね。だから、食に気をひくような仕掛けをいっぱい持っていきます。フランクフルトもいいですね。あとは、鶏肉を家でタレに漬け込んで持っていって、そのまま焼くだけのメニューも定番。子供が絶対に食べるメニューは、必ず持っていきます。おでんも煮込むだけだったから、すごく楽でよかったです。

    田中:結局子供を見ていないといけないから、なるべく料理にかける時間は省きますよね。遊びの間に、口に入れられる食べ物も重宝する!

    久保:たしかに。おにぎりとか握っておいて、必要な時にチャージしていることが多いですね。

    斎藤:うちは、けっこうずっと食べているかも(笑)。お菓子食べて、ジュースも飲んで。

    松田:キャンプだからって許される自由な時間もありますよね。冬はカップラーメンが好きみたいで。普段は、食べないから、うれしいみたい。予備で持っていくと、なにかと便利ですしね。

    ふじ:変な時間にお腹すいたとか言い始めますしね!

    松田:買い出しに行くと、自分の好みのカップラーメンを選べるのも楽しいみたいです。

    田中:うちの場合は、いつもより贅沢なものをと思って、旦那と子供が決めています。ホテル代が浮いている分、ちょっといいお肉とか。ふたりに選ばせると、私が手を出さなくて済むんですよ。自分たちで作り始めるので。私は自分の食べたいものだけを買えばいい。そうすると、私が主体で料理をしなくていいから、楽ちん。

    一同:それはいい案!

    久保:あとは洗い物を減らすのも重要ですよね。

    斎藤:水だと落ちないですからねー!

    松田:水でも落ちる洗剤をどこか開発してほしい。自然に還るし、油も落ちるしという…。

    ふじ:肉とか多いから、水だと落ちないんですよね。

    田中:ウエットティッシュは必需品ですよね。アルコールだと油も落ちるから、それで、ガッと拭いちゃいます。

    久保:カット野菜も使いますよね。普段は、使わないけど、キャンプではやっぱり便利。

    田中:キャンプでは、セットになっている野菜とか買っちゃいますね。

    ふじ:いかにキャンプ場で手をかけずに食べるかは、重要!

    荷物の収納には、工夫が必要です!

    松田:我が家は、デリカD:5に乗っているんですけど、それでも荷物が入り切らないって、旦那が言ってて。キャリアをつけても、乗り切らないって!

    田中:うちは、ジープ・ラングラーに乗っているけど、荷物がそんなに入らないからキャリアを付けて荷物を詰めています。

    ふじ:フォルクスワーゲンのトゥーランですが、キャリアとうしろに自転車のキャリアも付けていて。もともとそんなに大きな車ではないので、「この隙間には、この荷物が入る…」とか、テトリス状態! 主人は納戸から荷物を降ろしておく係で、私が金曜の午後にひたすら詰め込むという…。やっぱり立ち上がっているバンがいいですよね。

    斎藤:たまに、FITとかでものすごい荷物が出てくると「どこから出てきたんだ!?」ってなりますよね(笑)。

    ふじ:タントで来て、充実のテントサイトだったりしても驚く。どうやって入れたんだろうって。

    松田:キャンプの行き帰りは、どうしても窮屈。このあいだ、いちばん後ろに息子が乗っていて、その上に荷物が雪崩てきて! ツルツルしている素材の上に、物を乗せたら落ちてくるの当たり前なのに!

    斎藤:男の人って、そういうところまで考えられないですよね。

    ふじ:だから、任せられないですよね。出す順番とかも、「いちばん最初に使うじゃん!」みたいな物をいちばん奥に入れてたり。中途半端なものの隙間とかあけるから「そこにも物入るじゃん!」って。考えて積もうよ! って思っちゃう。

    松田:なんでこの場所に縦で入れるんだろう? とかね。でも、私がやろうとすると怒るから黙ってみてるけど。

    久保:言っちゃダメ、怒っちゃダメ、なんだろうね(笑)。

    田中:ゴミを乗せるスペースがないときがあるから、有料でもいいので回収してくれるキャンプ場がいいですよね。

    斎藤:四角い箱を買って、そこに詰めていけばいいんじゃないかとか研究したんだけど、いろいろ入りきらないんですよね。

    ふじ:変に箱が大きいと角ばって入らないから、小さいパックでカタチが変えられるほうがいいかとも思って。

    松田:木のチェアとか3、4個積んじゃうとアウト。ヘリノックスのイスなら、省スペースに収まるからいいんですよ。

    出発前から後片付けのことを考える

    久保:出発前から、帰ってきたときのことをイメージしませんか?

    ふじ:します! まずこれを洗濯機に入れて、その間に何をするか、とか。

    松田:自分の都合で、旦那が荷降ろしを途中でやめられると…! キッチンの道具がまだ入っているのに!ってなっちゃう。2泊になると、子供の衣服の量が多くなるじゃないですか。大人は最低限でいいけど、子供って何をするかわからないから、予備1枚では不安で。夜も寒かったら、とか考えると衣装ケースに衣替えですか? ってぐらいの量を詰めてます。

    斎藤:そうそう。だから、帰ってきたら、洗濯物が…嫌ですよね。

    松田:うちは子供が3人いるし、5回は余裕で回します。

    ふじ:キャンプから帰ってきた日は、晴れていてほしい! 月曜日も晴れて!

    松田:普段の洗濯とキャンプの洗濯とへたしたらシュラフも洗うし…。洗濯機が壊れるのも早いんじゃないかなって思ってます。

    ふじ:子供の靴下からは、砂が山ほど出てきますしね。

    田中:私たちは、片付けの1日が終わるまでがキャンプ(笑)。

    夫婦の役割分担がケンカを減らす

    斎藤:キャンプ場で、たまにケンカしている夫婦を見かけますよね。

    田中:怒鳴り散らしているお父さんは何回も見ましたよ。子供はシュンとしているし、お母さんはブスっとしているし。

    松田:私は不測の事態に備えて、念には念を入れて準備をしていくから現地で楽しめるけど、準備を薄くしちゃうとケンカの原因になる気がします。「おまえ、アレがないじゃん!」「私知らないし」ってなっちゃうと終わり。それは経験を積んできてわかるようになりました。

    田中:車からの出し入れってケンカになりやすい。設営に時間がかかったりとか、こっちが片付けているのに向こうが別のことをしているとか。

    松田:聞いた話ですけど、テントを立てるのがそんなに大変だと思っていなかったお父さんが撤収するときに「YouTubeでたたみ方を検索しておまえ、これたたんでおけ」って言ったらしくて!

    ふじ:ひどい!! それはもう二度とくるか!って思う。

    松田:そのあと、蹴り入れて、蹴り入れ替えしてケンカになったらしいですよ。そんなこと言われたら「これをたたむんですか? 私と子供ふたりで!?」って、メガホンで広めたいぐらい!

    田中:ひどすぎる。お互い協力的なところがないとダメですよね。

    ふじ:共同作業が多いし、段取りも意見が合ってないと。

    松田:夫婦の役割分担は大事!

    田中:コミュニケーションの機会にもなりますよね。やることがシンプルだから、本性もわかるし。

    久保:私がいちばん嫌なのは、行き先を言わずに姿消すところ! 川遊びとか何も言わずに行っちゃうから、本当に心配になる。

    ふじ:うちもそのタイプ。頼むから、行き先だけは言ってほしい。

    松田:キャンプに行くと、子供が増えるだけっていうのは、本当にそうですよね(笑)。

    ふじ:意外と息子のほうが自分が育てているから、言うことを聞いたりするんですよね! 携帯電話を鳴らすと、近くで鳴ってて、持っていってなかったり。

    松田:シュラフを敷くときに、子供がマミー型だと窮屈らしくて全部広げて、お布団みたいにするんですけど、旦那はそのまま並べてて…。

    斎藤:それって、普段全然見えてないってことですよね。

    松田:本人は100%できた! って思っているつもりだろうけど「考えてよ!」ってなっちゃう。

    田中:それを言わずに毎回直すのは、えらいですね!

    松田:家族だけで行ってる分にはいいんですけど、ほかの家族もいるときだと気になりますよね。

    ふじ:お母さんは、家族全体のことを考えているんですよ! だから私たちに主導権を預けちゃえばいいんだと思います。

    松田:絶対楽しいと思っているのはわかるので、それを害したくはないんですよね。

    田中:女性のほうが細かいから、後々のことを考えるとね!

    ふじ:パパのキャンプは日曜日で終わるかもしれないけど、ママのキャンプは月曜日まであるから! それが大きいです。

    松田:水曜日にやっと片付いたと思ったら、またキャンプのために金曜日に準備したり!

    久保:金曜日はその日の夕飯もあるし、洗い物もしなくちゃいけないし…。

    松田:買い込む食材を入れておくために冷蔵庫と冷凍庫はあけておかないといけないし。言ってしまえば、数日前から、中の食材を消費することを考えなくちゃいけない!

    田中:子供がいると、子供が中心になりますよね。だけど、旦那は解放的に遊ぼうってなっちゃうから。それを上回るぐらいキャンプを楽しいって思ってくれる奥さんのことは大事にしてください!

    文=中山夏美 イラスト=近常奈央

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