真空層を1.2㎜という極限まで狭めることで大容量とスリムサイズを両立。その加工精度の高さには舌を巻く。
気になる保温性もスバラシイ。「0.9Ｌモデルの場合、室温20度Ｃ、湯温95度Ｃの条件で6時間後の温度が81度Ｃ以上、24時間後の温度は61度Ｃ以上をマークしています」と胸を張る。
ほかにも氷結しても回しやすい六角形の内栓は、手首を1回捻るだけで注げ、雪山を見据えた工夫が随所に光る。
「さらに内筒にはSUS316（モリブデンを配合した高級ステンレスの番手）を採用し、耐蝕性も格段に向上しています」との言葉に、魔法瓶マニアの僕は感涙にむせぶのであった。
ホットな性能、クールなディテール、そしてこの美しさ。この冬一番のニュースなのだ。
ボトルとカップ底部にはシリコンカバーを装備。落下時の衝撃を和らげ、不整地や雪上に置いても滑りにくい。
モンベル／
アルパインサーモボトル
0.5L／0.9L
厳しい環境下でも高い保温性能を発揮する軽量・コンパクトな登山用ボトル。本体には強度に優れたSUS304ステンレス鋼を、内筒には腐食に強いSUS316ステンレス鋼を使用。真空二層構造に加え、放射による熱の移動を抑える反射加工を施している。「Outdoor INDUSTRY AWARD 2016」WINNER受賞。
3500円／4500円
◎お問い合わせ先／モンベル・カスタマー・サービス
TEL 06-6536-5740 （フリーダイヤル）0088-22-0031
文＝ホーボージュン
大海原から6000m峰まで世界中の自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「＠hobojun」
◎撮影／中村文隆
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