シエンタの2列シート仕様は“広いラゲッジ”を使いこなそう | 試乗記 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2019.04.09

    シエンタの2列シート仕様は“広いラゲッジ”を使いこなそう

    荷物はたくさん積みたいけれど、クルマが大きいと取り回しがしづらくなる。だから、経験豊富なアウトドアズマンは自分のジャストサイズを見極め、パッキング術を駆使して遊ぶ。今回はそうしたスタイルを確立し、軽ワンボックスでキャンプを楽しむ宮崎秀仁さん(アウトドアブランド「38 explore」を主宰)に、2列シート仕様のシエンタを試してもらった。

    編集部 それにしても宮崎さんのクルマ、見た目からしてすごいですね! 商用バンなのにアウトドア感があります。
    宮崎 総予算20万円で理想の遊びグルマを作りました。まだイジッてる途中ですけど。
     シエンタはいかがでしたか? 軽ほどミニマムではありませんが、それでも5ナンバーサイズでミニバンというのは希少な存在です。

    色選びで個性が引き立つ和み系スタイル

    居住性重視のパッケージをポップにデザインした遊びグル マ。テスト車両のボディーカラーは景色に馴染むブラック×ベージュの2トーン。キャンプにぴったり!

     荷物を削ればふたりでも寝られるでしょうが、ひとりのほうが余裕を感じられていいですね。天井の高さもまずまずなので、コットでも寝られますし。
     車内でもコットというところに宮崎さんのこだわりを感じます。底冷えの心配はないにせよ、寝心地の良さは格別ですもんね。
     積み方のアレンジがしやすいように、フックやバーを取り付けられる穴があるのも魅力ですね。天井にもあれば完璧なんですが。
     純正アクセサリーも豊富にそろっています。こちらはいかがですか?
     重い荷物を載せたときの強度にやや難ありですが、サイズがぴったりなのは純正ならでは。DIYが苦手な方は迷わずこちらを選んでいいでしょう。
     確かに、買ってすぐに遊びにいきたい人には便利でしょうね。ボディーカラーもそそられます。
     この色いいですよね~。シエンタは顔がかわいいので、フィールドにうまくなじんでくれますよ。

    快適な寝室ができました!

    宮崎さんの私物を使ったセット例。純正アクセサリーの「ファンベースセット」(セット価格¥75,000)に含まれるラゲッジボードをテーブルに使用。

    荷物を満載した状態。ラゲッジはスクエアでホイールハウスの出っ張りも少なく、積みやすい。

    コットをベンチ代わりにくつろぐ。窮屈な感じはない。

     テスト車両のハイブリッド車のほかにガソリン車もありますが。
     選ぶなら断然ハイブリッド車でしょう。1500wのコンセント付きで家電が使えるし、何より運転していて静かなのがいい。僕のクルマ、いま断熱材を張るために内装を全部はがしているんですが、そのせいで騒音がすごいんです。それに比べるとシエンタは天国! 割高に感じることはないと思います。

    拡張性も抜かりなし!

    後席をたたんだ状態でのラゲッジの奥行きは2,065㎜にもなる。

    大容量の床下収納付き。

    左右の取り付け穴に布製のバッグを通したバーを固定した状態。ボードを使うよりも荷物が落ちにくい。こちらも「ファンベースセット」のもの。

    アウトドアには断然ハイブリッド車がオススメ

    メーター類の配置は、視線移動が少なくて済む設計。斜め前方の死角が少ないのも魅力。

    ハイブリッド車はガソリン車よりも約30万円高。それでも宮崎さんがいうように、違いは歴然。

    トヨタ/シエンタ ファンベース ジー
    TOYOTA SIENTA
    FUNBASE G


    ¥1,834,000(ガソリン車)¥2,167,000(ハイブリッド車)

    https://toyota.jp/

    【コラム】雪道のロング試乗でわかった
    スバル/フォレスター「安心感の秘密」

    最低地上高は200㎜。タイヤが滑って脱出不能になったとき は4WD制御技術X-MODEが役立つ(低速時のみ作動)。¥2,700,000

    フォレスターは雪に強い。そう実感できた一番の理由は、ボディー剛性の高さ。雪道の微小な揺れを最小限にとどめ、その結果乗り心地がよく、挙動の乱れも察知しやすいのだ。

    そして前60:後40のトルク配分を基本とするAWDは狙ったラインを正確にトレースし、安定感抜群。途中、下りのカーブで2度滑ったが、後輪への瞬時のトルク配分増加による姿勢キープで、落ち着いて走ることができた。

    また、死角が少なく取り回ししやすいため、雪上の思わぬ障害物をいち早く認識でき、距離感もつかみやすい。あらゆる面でドライバーを慌てさせない設計は、SUVの理想形だ。

    https://www.subaru.jp/

    構成/櫻井 香 撮影/見城 了 

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