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【草原に泊まろう! モンゴルはキャンピングカーの聖地】 第3回 猛吹雪の青空トイレ

2018.03.15

軽キャンピングカーで、世界半周中の放浪夫婦です。
稚内からサハリン島へ渡り、シベリアを西へ突き進んでいますが、モンゴルの草原で道草を食っています。
今夜は、大草原の絶景キャンピングです。

なにもかも酸っぱい

ダランザドガドの町へ戻ります。途中、カフェなんて一軒もないので、適当にゲルに寄るのがモンゴル流休憩術。人情カフェです。ちなみにゲルには住所はないので、みなさん住所不定。

「こんにちはー。茶を一杯いいですかねー」

ゲルの中

お邪魔すると、すでに先客が3人。ボクらを含めると9人の大所帯になりましたが、不思議と狭さを感じません。
ソーラーパネルが一枚しかないのに、テレビ、電話、電灯、洗濯機、冷蔵庫と家電品がいっぱい。意外に物持ちです。
「まぁ、飯でも食ってきなさい」
糞を燃やすストーブで、焼うどん風汁なし麺。

焼きうどん

せっかくだからご馳走になります。汁なし麺は、見かけより美味しいと言えば嘘になりますが、おかずは豊富。酸っぱくて固いチーズ。苦くて酸っぱいヨーグルト。そして、酸っぱい葉っぱ。結局、ナニ食べても酸っぱい。

大草原の小さな軽キャンピングカー

今夜のお宿は、待ちに待った大草原です。
どこに停まっても絶景という金太郎飴みたいな「マイ秘境」な草原なので、ロケーションの選定が難しい。周囲に人の気配がまったくないと、騎馬民族に襲われそうな不安で眠れそうにない。ゲルの近くが安心です。
小高い丘の上にゲルを見つけて、ノックノック。
「すみませーん、横で寝ていいですかね?」

ゲルの横に泊まろう

身振り手振りでお願いし、返事はモンゴル語100%。お互い意味不明。曖昧な笑顔は好意の印と受け取り、10メートルくらい離れてキャンピング。雲ひとつない青空。隣のゲルは守衛だと思えば、360度ボクらだけ。世界を征服した感で満腹ですが、トイレはありません。つまり野となれ花となれってことです。

窓から見える風景

車窓の風景は、地平線。すぐ近くにヤギか羊の頭蓋骨が転がっていて、ときどき黒い眼窩と目が合うのが、やや不気味。風が強すぎるので、晩飯は車内で済ませます。狼の遠吠えにしか聞こえない、犬の鳴き声。

思いがけず冬到来

日没後、猛吹雪になりました。誰かがおしくらまんじゅうをしているんじゃないかってくらい揺れる我が家の軽自動車。何かがぶつかったような衝撃音が2回。窓の外に人影。嵐だというのに、誰? 夏用の寝袋では寒すぎて眠れません。最大限の重ね着をして、無事に朝を迎えられますようにと祈りながら爆睡します。
翌朝、雪景色でした。どうりで凍死しそうに寒いわけです。

冬が来る前にシベリアを抜けたいのに、冬到来。この場面で告白すると、スノータイヤはありません。妻Yukoに打ち明けられない秘密を胸に抱えたまま、ゆっくりと慎重に走ります。スリップしませんように!

道なき道

幸い、午後には青空が広がり、北上するほどに雪がなくなりました。首都ウランバートルに、軽自動車のタイヤなんて売ってますかね?

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