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    2020.05.27

    私が書きました!
    ライター
    前田ゆかり
    山と温泉が大好きな子連れライター。学生時代は自転車で旅をしていました。出版社で国内旅行ガイドの編集・宣伝、退社後アメリカ滞在を経て、2015年よりフリーランスで活動。主な執筆分野は、旅と温泉、音楽フェス、フィギュアスケートなど。

    12月でもTシャツ・短パンで歩けるほど温暖なフロリダ。

    アメリカ南部、フロリダ州の海岸でこんなワイルドライフが見られる!

    アメリカ南部、フロリダ州の海岸や、湖・川の近くで出会った野生の動物たち。広大なアメリカ大陸では、日本ではなかなか見られない種類の動物もひょっこり顔を出すことがあります。

    今回は、フロリダ半島最南端のキーウエスト周辺から、アメリカ本土に向けて北上した際に出会った動物たちをご紹介します。

    こんな動物が道端にいるのか!と驚きますし、かわいらしい動物の姿には癒されますよ。

    フロリダ・キーズ周辺

    フロリダ・キーズとは、フロリダ州最南端のキーウエスト島をはじめとする細長い列島のこと。この辺りはアメリカのなかでも温暖湿潤で、のどかな雰囲気です。その道端に現れた動物たちはこちら。

    <クジャク>

    「ここは私の庭ですが、何か御用?」「いや、綺麗なお召し物ですね〜。ちょっと撮らせてくださいね〜」

    見事な色合いのクジャクに出会いました。道を優雅に横切っていました。その気高いたたずまいはまるで貴婦人のようですが、この派手な装いはオスなのですね。

    <シカ>

    やさしい目をしたキーオジロジカさん。

    かわいいシカも道端にいました。北米のシカで最も小さく、フロリダ・キーズにしか生息しないとされる「キーオジロジカ」です。ビッグパイン・キーという島にいました。

    とにかく小さく、子鹿に見えますが、これで大人のようです(子鹿の頃はバンビ模様があり、さらにさらに小さいのです……!)

    <ワニ>

    水辺から陸に上がったところ。サイズは小さめですが、絵に描いたようなワニです。

    正式には「アメリカアリゲーター」でしょうか。アリゲーターは同じワニの中でもクロコダイルと比べるとおとなしい性格とのことですが、近づき過ぎるのは厳禁です。

    セブンマイル・ブリッジ周辺

    アメリカ本土からフロリダ・キーズへの架け橋が「セブンマイル・ブリッジ」です。その名の通り、約7マイル(約10km)もある海上の橋ですが、歩いて渡ることもできます。その橋の周辺を散歩した際に出会った動物たちです。

    <イグアナ>

    これまた、絵に描いたようなイグアナ。近年は数が増えているそう。

    樹上にいることが多いとされるイグアナですが、道端で目撃しました。フロリダで近年、急増しているようです。冬に冷え込むと、樹上で動けなくなって落ちてくることもあるようですが、この時は暖かく、普通に歩いていました。

    <ペリカン>

    ペリカンのなかでは小型とはいえ、羽を広げると2メートル近くにもなる。

    飛んでいるペリカンを撮影したところ、なんとなくカメラ目線?をいただきました。フロリダにはたくさんのペリカンが見られますが、これは「カッショクペリカン」でしょうか。なんだか愛嬌がありますね。

    オーランド近郊の湖、川

    フロリダ中央部の都市・オーランドから北へ車で小一時間の場所にあるブルースプリング州立公園。その名の通り水の湧く泉があり、セントジョンズ川から源泉までの遊歩道と、リバーボートクルーズなどで、こんな動物たちが観察できます。

    <マナティー>

    丸みのある尻尾が見えます。この日は天候が悪く、あまり綺麗に撮影できなかったですが、晴れた日ならもっと綺麗に見えるはずです。

    大きくて、ずんぐりとした愛らしい姿の哺乳類、マナティー。最大体長390cmといわれる大きな体で悠々と泳ぐ姿を実際に見ると感動します! 見かけによらず脂肪が少なく、寒さから逃れるためフロリダで冬を過ごすのだとか。

    「ブルースプリング」と呼ばれる泉の周辺で、数頭で泳いでいるのが見られました。

    <ワニ>

    また出た! 目つきが……怖いです。

    公園内を流れるセントジョンズ川のリバーボートクルーズで、またしてもアリゲーターにご対面。

    <鳥>

    黒と白、ふわふわな毛とツヤツヤな羽のコントラストに魅了されます。

    この周辺の主?と思われるような鳥たちの姿も。羽根も尾も立派です。

    タンパ近郊の海岸

    フロリダ中西部のタンパベイ周辺の海岸で出会った動物がこちらです。

    <カブトガニ>

    透明な浅瀬を悠々と泳ぐ。

    シーラカンスと並び、生きた化石として知られるカブトガニが海辺を泳いでいました。北アメリカに生息する「アメリカカブトガニ」は日本のカブトガニと比較すると数は多いものの、その生息数は減少傾向といわれています。見つけてもそっとしておきましょう。

    プクプクと泡を立てて上陸。

    <鳥>

    海岸や川などの水辺は鳥たちの楽園。種類を特定できませんでしたが、かわいらしい姿をご覧ください。

    海辺では鳥たちも穏やかに暮らしている様子。

    野生の生き物とは距離を保って見守ろう

    アメリカ南部に棲むワイルドライフ(野生動物)たち。

    出会った嬉しさでつい近寄ってしまいそうですが、もし遭遇した際には、野生の動物たちの生活を脅かすことのないよう、また自身に危険が及ぶことのないよう、適切な距離を保ち、そっと見守りましょう。

     

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