キスは夏の魚の代名詞です
キスは海の女王と言われる美しい魚です。また、初夏から秋口にかけて、砂浜や河口、岸壁や漁港などに産卵のために一斉に押し寄せるため、釣り初心者の人でも簡単に釣ることが出来ます。身は、くせのない白身で、どんな料理にも合います。
釣り方はいたってシンプルです。市販の仕掛けに砂虫やゴカイを付けて、「ちょい投げ」するだけで釣れます。虫餌を使用するので、初心者はそこがハードルかもしれません。
キス料理と言えば、定番料理は昔から「天ぷら」
キスの名前と同じぐらいメジャーなのがキスの天ぷらです。定番中の定番料理と言えるでしょう。さくっとした歯触りと、ふわふわの身が印象的です。キスは、今はほとんどスーパーでも見かけませんから、揚げたての天ぷらが食べられることは、釣り人の特権と言えるかもしれません。
キスは群れで移動していますから、大きな群れに当たると大量に釣れます。しかし、全部天ぷらというのも、ちょっともったいない感じもしますね。
そこで、定番の天ぷら以外で、気軽にチャレンジできる簡単キス料理をご紹介します。
ちよっとお洒落に「キスのピカタ」
キスのふわふわ感をそのまま卵料理にしたのが、キスのピカタです。簡単に言うと卵とじのようなものですが、卵がキスの魚肉を包み込むからでしょうか、白身の魚肉がしっとりとしたままで、ご飯のおかずにも、ビールやワインのおつまみにもぴったりです。
材料レシピ
・キス数匹(開いたもの)
・生卵1個
・塩少々
・コショウ少々
・オリーブオイル
作り方
1.キスは開いて、両面に塩コショウを軽く振っておきます。
2.生卵を溶きます。
3.フライパンを温めて、オリーブオイルを引きます。
4.キスを、皮目を下にして焼きます。1分くらいで裏返します。
※キスのふわふわ感を残すため、焼きすぎないことが大事です。
5.生卵の溶き汁をかけて、弱火で30秒程焼くと、出来上がりです。
お家で高級料亭の雰囲気が楽しめる!「キスのしゃぶしゃぶ」
キス料理の中でも、最も簡単なのが「しゃぶしゃぶ」です。意外に盲点だった!という人も多いのではないかと思いますが、とってもさっぱりして美味しい料理です。多分、料亭でもなかなか出てこない料理だと思いますよ。
材料
・キス(三枚おろし)
・だし昆布
・ポン酢
・もみじおろし(お好みで)
調理方法
1.鍋にだし昆布を数枚入れて、お湯で温めます。
2.キスを準備します。
三枚におろすだけです。特に特別な調理方法はありません。頭を落として、頭のあった方から尻尾に向かって背骨の上に包丁を滑らせて身を分ける「大名おろし」で充分です。小骨は殆ど気になりませんので、取る必要もありません。たとえ、失敗して身がぼろぼろになっても、全く味には問題ありません。
キスのしゃぶしゃぶは、軽く湯に通すだけで、ポン酢で楽しんでください。口の中でほろほろと、ほとんど溶けるような味わいですよ。病みつきになること間違いなしです!
キスを手軽に楽しむ超簡単料理のコツまとめ
誰でもできるキスの簡単料理をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?キスはくせが無いため、どんな料理にも合う万能選手です。内臓も殆どないため、下処理も簡単です。しかし、釣れるときは大量に釣れますから、捌くのも大変ですね。そんな時はこのレシピを思い出して、キスの簡単料理を楽しんでください。