キャンプ場や、富士山スカイライン5合目など、天体観測に向いたスポットはいくつがあるが、もっと天体の知識を身につけたい! という人には、各地の天文台で行なわれている「観望会」の参加がおすすめ。天文学のプロとふれあいながら、個人では所有できない大口径で高倍率の天体望遠鏡で天体観測ができる、絶好のチャンスだ!
たとえば、『国立天文台 三鷹キャンパス』では、毎月2回の観望会を実施している。施設の常時公開では見ることのできない巨大な50cm望遠鏡を使った天体観望は、子供はもちろん、大人でも心が躍る。
また、『県立ぐんま天文台』では毎週土~日曜日と祝日の夜の定期観望会と、月食や流星群の観察会といった天文イベントも定期的に行なっている。プロの天文スタッフの説明を聞きながら観望ができるのがポイントだ。
一風変わった、アマチュア天文家が運営する『花立山天文台美スター』も負けていない。82cm反射望遠鏡は、運営スタッフが設計・組み立てたもので、スタッフの天体愛は計り知れない。
天文台は観望会を定期開催しているところが多く、Webサイトに予定が出ている。週末は身近な天文台に足を運んで星にもっと近づいてみよう。
国立天文台三鷹キャンパス
国立天文台の本部がある三鷹キャンパスは、毎月2回、第2土曜日の前日と第4土曜日の夜に、50cm望遠鏡を使った観望会を実施。雨天時には、望遠鏡の解説等を行なう。少人数は予約不要。
■TEL:0422-34-3688 住所:東京都三鷹市大沢2-21-1
http://www.nao.ac.jp/about/mtk/StarGazing/
施設公開は毎日実施。コース内を自由に歩け、有形文化財『第一赤道儀室』等が見学できる。