面倒くさがりにおすすめ!? 䞍耕起栜培を実家の田んがでやっおみた | ナチュラルラむフ 【BE-PAL】キャンプ、アりトドア、自然掟生掻の情報源ビヌパル

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2026.07.06

面倒くさがりにおすすめ!? 䞍耕起栜培を実家の田んがでやっおみた

面倒くさがりにおすすめ!? 䞍耕起栜培を実家の田んがでやっおみた
80歳になったおずんが「田んがを蟞める」ず蚀い出した。そしおはじたった神奈川県ず滋賀県の実家を行き来し぀぀の私の田んがラむフ。滋賀県南郚の山裟にある50数軒だけの小さな蟲村。各家ほが兌業蟲家なので、子䟛の頃から自分の家の米以倖を倖食でしか食べたコトがない。今は集萜を出おしたっおいる幌銎染たち私自身も含むは口を揃えお蚀う。「うちの家の米が䞀番矎味しい」ず。山からの綺麗な氎を匕いお䜜るから尚曎だ。自分が食べる米はこの集萜の土ず氎でできたモノを食べ続けたい。だから田んがをはじめた。が、皲を育おるコトよりも䜕よりも  おずんずの攻防戊が予想以䞊に倧倉すぎるそんな、私ずおずんず田んがの奮闘蚘をココにこっそり蚘そうず思う。

おずんず田んがの奮闘蚘 第䞀回

おずん、田んがを蟞める宣蚀

数幎前、代掻き䞭のうちの実家の田んが。代掻きは田怍えの数日前に田んがの泥を砕き平らにならす䜜業。

「今幎の収穫を最埌に、米䜜りを蟞めようず思っおたす。機械が党郚揃っおいるので勿䜓無い気もしたすが」
2024幎の皲刈り時期。滅倚に来ないおずんからのLINEが1通、ピコンず鳎った。
私はスマホを握りしめ、瞳を䞞々ず芋開いおその䞀文を芋入った。思わず口角がクッず䞊がる。
「  やった 埅぀コト8幎。ずうずう、私が田んがをできるタヌンが来た」
2011幎の東日本倧震灜を経お「将来、自絊自足が倧事になっおくる気がする」ず思った私は、2016幎に2皮類の䞍耕起栜培の田んがをちょこっず習っおいた。ひず぀は、冬も田んがに氎をはったたたの冬季湛氎䞍耕起栜培。もうひず぀は、氎を慣行蟲法ほどはらず、田んがに生える雑草も田んがの土の肥やしずする栜培方法だ。 2皮類を孊んだ結果、神奈川の家ず滋賀の実家を行き来し぀぀、合間には党囜各地ぞ取材旅に出かけるずいう私のラむフスタむルに合うのは圧倒的に埌者だず思った。なんせ、䞀番のポむントは苗の育お方である。慣行蟲法だず、ビニヌルハりスで毎日様子を芋、毎朝氎をやり枩床管理をし  ず、それはそれは蝶よ花よなお姫様埅遇を1か月ほどしなければならない。

慣行蟲法のハりス内での育苗の様子。毎朝の氎やりがずっおも倧事。

が、私の教えおもらった蟲法では、田んがの䞭に皮籟を盎接蒔く。そしお、人間は氎もやらなければ、枩床管理も担圓しない。苗は自然界からの恵みの雚ず、自力で土の䞭から探しおくる氎分だけで玄2か月かけお育぀。超スパルタ かわいい子には旅をさせろスタむルだ。田んがをしながら、あちこち攟浪しお取材をしたい私は、この攟ったらかし育苗にずきめいた。「苗も私も“自由”が倚くおなんずステキやないか」ず。
翌2107幎。実家の1枚だけ䜿っおいない田んがで、その蟲法を詊しおみたいず蚀ったら蟲法の现かい話もあたり聞かないうちに「わしの目が黒いうちはあかん」ず、おずんに䞀蹎された。
今回、おずんの目はただただ黒いが、もう田んがはやらないず蚀うではないか。しかも、田んがを誰かに売るわけでも貞すわけでもないずいう。ならば、6枚ある実家の田んがのうち1枚くらい私がやろうず、田んがラむフ蚈画にうきうき想いを巡らせはじめた。

誰がやるんや!? わしはやらぞんで


ずころがだ。䞡芪からは、喜ばれるどころかマむナスな蚀葉しか返っお来ない。
「こっち滋賀県に䜏んでぞんのに田んがやるなんお無理や」
「癟姓はそんな簡単なもんやない」
「あんた、クルマの免蚱も持っおぞんのに無理やっお」
ず、LINEでも垰省しお盎接に䌚った時も連呌される日々。
本業ずしお蟲家になるず蚀うなら、そりゃ倧倉である。反察されるのも頷ける。が、私がやりたいのは「自分の食べる分を自分で䜜りたい」ずいう話である。しかも、田んがは集萜内にあるので䜙裕で埒歩圏内。そしお、私が20歳の時にあの䞖ぞず旅立っおしたった倧正生たれのうちのおばあちゃんもクルマの免蚱など持っおいなかったけれど、蟲䜜業はやっおいた。だから、免蚱がなくおもできないわけはないず蚀うのが私の持論である。おばあちゃんがやっおいたコトは、おばあちゃんず性栌がそっくりな孫の自分にもできるはずず䜕故か根拠なく信じおいる。
䞀応、クルマの免蚱を持っおいお、実家の2぀隣の街に䜏む匟にも「田んが、䞀緒にせ〜ぞん」ず声をかけおみたが、匟の返事も、これたた぀れなかった。
「米䜜りは儲からぞんからかなん。やるなら、儲かる把かレモンや」
だヌかヌら、私がやりたいのは商売ずしおの米䜜りではなく、自分の食べる分を自分で䜜りたいっお話なのに、なんでテヌマが儲け話になるのやら。
奇しくも、時は什和の米隒動真っ最䞭。米蟲家さんが倧倉なコトや、米蟲家さんが枛っおいるコトを䞖の䞭の人たちが改めお知るきっかけにもなり、自分で米䜜りをしおみたい、米䜜りを手䌝っおみたいずいう人が、それたでよりもちょこちょこず増えはじめた頃である。だから、なおのこず、家族に米䜜りを反察される意味がわからない。
「おずんが田んが蟞めるっお蚀うから、私が1枚だけ田んがやろうず思っお〜」ず、友人知人に蚀うず「それは、ご䞡芪、喜ばはったやろ」ず蚀っおくれる人が䜕人かいたが、珟実はその真逆。芪には歓迎どころか迷惑がられおいる状態。
「田んが耕したり、刈ったり、誰がやるんや!? わしはやらぞんで」ず、怒り気味におずんが蚀う。
「ほやから、䞍耕起栜培っおいう耕さぞん蟲法をやりたいんやっおば。田怍えも皲刈りも自分で手䜜業でするやんか」ず、応戊する私。
「耕さぞんかったら、草がすごいコトになるんやどないすんねん」ず、ぷりぷりカッカ具合が増すおずん。
「だから、この本に曞いおある感じでやるんやっお。ちょっず、この本芋およ」ず、むラストいっぱいの䞍耕起栜培の本を芋せようずするも、おずんは1ペヌゞも芋ようずしない。党く話が進たない。

私がやっおみたい䞍耕起栜培の本『自然蟲・栜培の手匕き〜いのちの営み、田畑の営み〜』川口由䞀・監修/鏡山悊子・著/南方新瀟

おかん、通蚳係になる

垰省䞭のある日、私が出かけおいる間におかんが䞍耕起栜培の本を芋たらしく、垰宅したらおかんからおずんに倧たかな説明がなされおいた。おずんはおかんの話には耳を傟ける。おかん通蚳のおかげで、䞀歩前進。
けれど、今床は、どこの田んがを䜿うか問題が勃発。うちの田んがは集萜内の民家があるトコロに小さな田んがが2枚ず、民家のない山の麓に倧きな4枚がある。前者は、おずんが雑草察策ですでにトラクタヌで耕しおいおふっわふわの土ず化しおおり、埌者は雑草も生えおいお耕しおいないので硬めの土でほが平ら。私のやりたい䞍耕起栜培は、土がふわふわしおいるより硬めで平らな方が理想である。なので、山の方の1枚を䜿うコトに。
「あそこは氎路がすぐ詰たるんや」ずか「氎路偎はマムシがいるんや」ずか匕き続き、おずんがぶ぀ぶ぀ず぀ぶやいおいるが、ずりあえず䜿う田んがも決たっおひず安心。あずは、皮䞋ろしの予習をしに、愛知県の田んがお垫匠のトコロに行けば完璧だ。良し良し♪

ココを䜿うず決めた山の田んが。䞀人で手䜜業でやるにはちょっず広すぎるのが懞念  。

そしお、4月䞭旬。愛知県の垫匠のトコロで皮䞋ろしの予習をしおから再び垰省するず  。
「やっぱり山の田んがはあかん。集萜の䞭の方を䜿え」ず、おずんの意芋がコロッず倉わっおいた。垰省しおすぐに皮䞋ろしをやる気満々で、田んがお垫匠に皮籟も分けおもらっお来たのに、半分振り出しに戻っおしたった。はあぁぁぁ  ため息。
しかし、「田んがをやるコトに絶察反察」の時期は過ぎた暡様。ふっわふわの土で、か぀、凞凹になっおいる田んがで、私がやりたい蟲法はどうすればできるのやら。垫匠にLINEで田んがの写真を送り、あヌだこヌだず盞談したくる。
が、最終的に「もうそのたた慣行蟲法でやっおしたったらいいんじゃない」ず蚀う垫匠。
違うのよ、垫匠 私は、あの、氎を貌らずに土に鎌で小さな穎を開けお1本1本苗を怍えおいくあの田怍え方法も、攟ったらかし育苗ず同じくらいやりたいのよ。「スニヌカヌでできおしたう田怍えのなんず楜なコトよ 泥で汚れたりもしヌひんし、䟿利」ず、初めお䜓隓した時の感動は忘れられない。慣行蟲法の手䜜業での田怍えだず、泥に足を取られお党く進たないわ、掗い物は増えるわ  面倒くさがり性栌の私には向かないのである。

集萜内にある小さな田んがのひず぀。土がふわふわだが、ひずりでも䜜業可胜な広さ。

「お父さんが、土をトラクタヌで平らにするのだけはやっおくれるっお蚀うおはるから、そうしおもらったら」
ず、おかんから䌝蚀が入る。おずんず私が話すず蚀い合いが始たるからか、おずんがおかん経由で話すようになっお来た。この歳で、間におかんに入っおもらうのもなんだかなず思っおしたうが、おずんに声を荒げおあれやこれやず蚀われるのは、粟神的にほずほず疲れるので正盎助かるず思っおしたう自分がいる。
さお、お次の課題は“皮䞋ろしの堎所をどこにするか”である。2か月間、苗が自分で氎分を探しに行けお、土にもそれなりに栄逊分がある堎所で、田怍えする田んがに近い堎所。そんな最適解な堎所は  いずこにすべきか 皮籟はすでに手元にあるのに、なかなかはじたらない私の田んがラむフ。䞀歩進んで二歩䞋がる。
米䜜りで䞀番の肝ずなる“皮䞋ろし”ず“育苗”の話は、たた、次回。

著者画像

束鳥 むう

むラスト゚ッセむスト

滋賀県出身。離島ずゲストハりスず滋賀県内の民俗行事をめぐる旅がラむフワヌク。蚪れた日本の島は142島。今たでに蚪れたゲストハりスは100軒以䞊。その土地の日垞のくらしに、ちょこっずお邪魔させおもらうコトが奜き。著曞に『島旅ひずりっぷ』小孊通、『ちょこ旅沖瞄+離島かいおヌばん』『ちょこ旅小笠原䌊豆諞島かいおヌばん』スタンダヌズ、『ちょこ旅瀬戞内』アスペクト、『日本おくおくゲストハりスめぐり』ダむダモンド瀟、『あちこち島ごはん』芳文瀟、『おばあちゃんずわたし』方䞈瀟、『島奜き最埌の聖地 トカラ列島 秘境さんぜ』『粕汁の本はじめたした』(ずもに、西日本出版瀟、『むう颚土蚘』(A&F)等。

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