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メーカースタッフから編集部員まで。みんなの愛車、大公開!
シェルパ斉藤さん
本誌『シェルパ斉藤の旅の自由型』でおなじみの紀行作家。ビーパルの連載期間は37年に及ぶ。20年以上前に耕うん機で知床岬から波照間島まで走る日本縦断の旅も経験している。
シェルパ斉藤さんの愛車遍歴
1st car
1993年〜1997年日産/セドリック・ワゴン1997年〜2000年スバル/レオーネ・ツーリングワゴン、2000年〜2014年フォルクスワーゲン/ヴァナゴン・ウエストファリア、2014年〜2017年ボルボ/940エステート、2017年〜2022年トヨタ/クラウン・エステート、2022年〜2025年スバル/レガシィ・ツーリングワゴン、2025年〜三菱/デリカD:5
2nd car
1995年〜2004年スバル/サンバー、2004年〜2021年ホンダ/バモス・ホビオ、2021年〜2025年ホンダ/N-VAN、2026年〜日産/サクラ
3rd car
1995年〜1997年トヨタ/ランクル40、1997年〜2009年ホンダ/ビート、2013年〜2020年ホンダ/アクティ・トラック、2019年〜2022年プジョー/206CC、2022年〜ダイハツ/コペン

大谷翔平のような、二刀流をこなせるクルマは存在しない。荷物がたくさん積めて移動が楽なクルマは運転が楽しくないし、運転が楽しいクルマは実用性に欠ける(個人の見解です)。欲求を満たすには複数のクルマを所有するしかなく、それを都会で実現するのはむずかしい。
でも土地が広い田舎はクルマの置き場所に困らない。安い中古車なら金銭的な負担も少ない。ということで、八ヶ岳山麓に移住してからは、3台のクルマを所有する生活を続けている。
家族構成の変遷や故障などの諸事情によって入れ替わったが、現在の愛車は以下の3台になる。
年間走行距離順に紹介すると、ファーストカーは遠出用だ。
犬も含めた家族全員が快適に乗れて、荷物もたくさん積めて、長距離運転が楽なクルマとして、キャンピングカーでもあったフォルクスワーゲンのミニバンを乗り続け、息子たちが家を離れてからは走りがスマートなステーションワゴンを乗り継いだ。
しかし愛犬のセンポが高齢となり、リアゲートに飛び乗れなくなったため、センポがスライドドアから出入りしやすいミニバンを1年前に購入した。選んだクルマは悪路や雪道の走破性に優れるデリカD:5だ。ミニバンでSUVという唯一無二の存在に惹かれてセレクトした。
日常生活で乗るセカンドカーは取り回しが楽で運転しやすく、経済性にも優れる軽ワンボックスカー(田舎ではケッパコと呼ぶ)を長く乗り続けたが、イラン情勢の緊迫化で思い立った。
わが家は太陽光発電をしているから、EVなら燃料を自給自足できる。いまこそEVを、との思いから2か月前にサクラに買い替えた。軽自動車を超越した乗り心地と軽快な走りに満足しているし、遠い異国の原油に頼らずに自宅を照らす太陽の光で走れることを誇らしく思う。
サードカーは運転する魅力に特化したクルマとして、MT車を乗り継いでいる。3つのペダルを使うMTの運転が大好きなのだ。
見た目に惹かれてAT仕様のプジョーのオープンカーにも乗ったが、ATの不調など故障が相次いだため、MTのコペンに乗り換えた。乗車定員は2名で荷物もろくに積めず、実用性に乏しいが、オープンのMT車の運転は格別だ。信号が少なく、快適な道路が多い八ヶ岳山麓のドライブを満喫している。好きなクルマの順位でいえば、こちらがファーストカーになる。

以上の3台はどれもお気に入りで、長く乗り続けたいと思っているが、心変わりするかもしれない。上の写真は6年前の本誌だが、このときも僕はずっと乗り続けたいとコメントした。それなのに5年間で5台のクルマを乗り換えたのだから。
1st car
硬派なSUVタイプのミニバン
三菱/デリカD:5 2021年式
特別仕様のジャスパーをネットオークションで落札。硬派な4WDはどこまでも走っていけそうな気にさせる。ディーゼルの走りは力強く、運転支援機能で長距離運転も楽にこなす。高速道路を使って遠くに出かける場合が多いから、燃費は常時15㎞/ℓ以上を記録している。

たくさんの荷物が積めるように3列目シートを取りはずしている。スーパーカブも積載可能だ。

自作したベッドキットで、のびのびと車中泊。センポも寛げる余裕の車内空間に仕上げた。
2nd car
環境にも懐にも優しい軽EV
日産/サクラ 2022年式
満充電で走行できる距離は150㎞程度だが、セカンドカーの走行距離は多くても1日50㎞以内だから必要十分。サクラ以前に乗っていたホビオやN-VANはターボ車だったが、サクラはその2倍以上のトルクがあって、八ヶ岳周辺の上り坂も小気味よく加速する。

EV導入に伴い、ガレージに200Vの専用コンセントを設営した。家電を使う感覚で簡単に充電できる。

25年前に設置した太陽光発電。24枚のパネルは3.48kW発電する。晴天の発電時のみサクラを充電している。
3rd car
運転が楽しいMTの軽オープン
ダイハツ/コペン2008年式
走りに特化した特別仕様のULTIMATE EDITION。標準装備のビルシュタインをSHOWAのスポーツサスに、マフラーもロッソモデロのスポーツマフラーに変更するなど、プチカスタムを施した。

常にオープンで乗りたいから雨天時は乗らない。陽射しが暑い夏は夜しか乗らない特別なクルマ。
※構成/シェルパ斉藤 撮影/花岡 凌
(BE-PAL 2026年7月号より)




