これぞコートダジュールの青と赤!ニース「城址公園」と「裏道」ハイク | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.06.15

これぞコートダジュールの青と赤!ニース「城址公園」と「裏道」ハイク

これぞコートダジュールの青と赤!ニース「城址公園」と「裏道」ハイク
南仏のコートダジュールを日本語に訳すと、そう「紺碧海岸」。今日はその紺碧の海と空をたっぷり堪能していただきます! しかも行き方も超カンタン。

どうも、オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。
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前回はこちら↓

【柳沢有紀夫の世界は愉快!南仏・ニース旅編4】

ニースに来た人は誰でも訪れる超有名な海岸通り「プロムナード・デ・ザングレ」というのがあります。ちなみに「プロムナード・デ・ザングレ」は訳すと「イギリス人の散歩道」。19世紀に避寒に訪れていた英国人富裕層が資金を出して作ったからだとか。

遊歩道がこの幅! たぶん10メートル以上あると思います。

で、これをずんずんと東に進んでいくといつしか通りの名前は「ケ・デ・ゼタジュニ」に。こちらは訳すと「アメリカ波止場」なんだとか。

その「ケ・デ・ゼタジュニ」の東端、「プロムナード・デ・ザングレ」から続く長い長い海岸線が終わるところに小高い丘があります。

はい、あれです。その名は「城址公園」。今回はまずあそこに登ります。

いざ城址公園へ!

写真の中央、道の向こう側に階段が見えるでしょうか。

高低差は90メートルなので大したことはありません。ちなみにこの階段の近くにエレベーターもあるようです。

この地図の左下のグリーンの線の下側がスタート地点。
ちょっと階段を登ったところからの景色がすでに「たまらん」状態。

このあと同じような光景を何度か見ることができるのですが、高さが異なるので景色も少しずつ変化します。

5分もしないうちに「ベランダタワー」という中間地点の見晴らし台に到着。

最初から3番目と4番目の写真に見える円筒形の建物の上です。地図のレストランとトイレのマークの中間にある「4本の放射状の線」のところです。「見晴台」のマークなんですね。

そこからの風景。2つ前の写真と角度がちょっと異なりますね。
ここが要塞だったことを示す説明書き。
基本的にはこんな石段をずっと上がっていきます。
出発から10分ほどでいちばん上の展望台に到着。

この写真はどこから撮っているのかというと展望台のさらに上。サッカーのハーフコートくらいはある広場からです。

売店やレストラン、他に子どもの遊具もありますね。
展望台からの風景です。

コートダジュールらしい紺碧の海と空はそれだけでもきれいなのですが、写真右側に見えるニース旧市街の赤茶色の屋根とのコントラストも見事です。たぶん条例で決められているのだと思いますが、ちゃんとルールを定めて景観を保ったり作り出したりするというのは大切ですよね。

日本だと岐阜県にある世界遺産の白川郷などもこの景観保護をしっかりやっていますね。外国からの観光客を集めるためにはそうした「統一感」みたいなものが大切なのだと改めて思います。

他にも見所がいっぱい!

さて、上記の写真が「ザ・ニース」ともいうべき風景。ただ公園の南側につくられた遊歩道を、地中海を眺めながら歩くともまた別の風景が見えてきます。

別の展望台があって、東側の港を眺めることができます。

最初のほうでお見せした地図の右下、シーソーのマークの横にある展望台です。

クルーザーも並んでいますね。こちらも屋根は赤茶色で統一。

さらに地図の上のほうに進んでいくと、こんな遺構が見えてきました。

ただし前に柵があり、これ以上は近づけません。

こうした遺構の間を歩きたいならニース駅の北東、直線距離で2キロメートルほどのところにある「シミエ考古学博物館」がオススメです。

博物館らしく屋内では発掘品が展示されているのですが、屋外では遺跡のまわりを見て歩くことができるんです!

ちなみに「シミエ考古学博物館」の隣は「マティス美術館」でこちらも併せて訪問するのがオススメ。

アンリ・マティスは本当にいろいろと作風を変えましたよね。
この女性の顔の線画も妙に味があります。

ニースの美術館と言えば「マルク・シャガール国立美術館」もお忘れなく。大広間には大作が9つくらい展示されていて、個人的には世界一好きな美術館です。

著作権の関係で内部をお見せすることができなくて残念。

展望広場からニース港へ!

話を「城址公園」に戻しましょう。遺跡群の東にはここでいちばん高い展望広場があります。地図の左側中央部、レストランマークの下のところです。

テニスコートよりも広いくらいのスペースです。

ここからは紺碧の海と赤茶色の屋根のお馴染みの景色だけでなく、北東方向にアルプスを臨むことができます。

遠くに白銀の峰々が見えますね。

このあとそのまま「プロムナード・デ・ザングレ」に戻ってもいいのですが、時間があったらぜひ城址公園の反対側(東側)、港のほうに降りて行ってください。

地図で「CAMIN DOU POUORT」と書かれた緑の線です。じつはこれフランス語ではなく、この地域で話されるプロヴァンス語方言のひとつ「二サール語」で「港への道」という意味なのだそう。

ただ「二サール語」を日常的に話す人は高齢者が中心で消滅の危機にあるため、保護や復興の動きも出ているのだとか。

城内を走るミニトレイン。

写真を撮っていたら運転手のおにいちゃんが無茶苦茶うれしそうに手を振ってくれました。それだけでこちらもすごく楽しい気分になりますね。

「港への道」という名称ですがまずは階段をガンガン降りていきます。

最後だけスロープ。春なのに葉っぱが黄葉している感じで、青空に映えて妙にきれいでした。

降りきったところがハーバーで、かつトラム(路面電車)の駅です。

トラムと建物と青空。なんか「メトロが通ったら街はこうなりますよ~」という「完成予想図」のような写真。笑

「旧市街」への裏道がサイコ―!

さて再び「城址公園」のてっぺんに戻ってから、今度は南東のほうに降りていくとちょっと気になる通路が。

昔の兵士などが利用したものでしょうか。

まさに「頭は5歳」の私の大好物。冒険心をそそります。

ちょっとだけですがトンネル状になっていました。

そしてやってきたのはこんな人工滝と池。

一番高い展望台の下がこんなふうになっているのです。
ちょうどこの日は強風でものすごく水しぶきが飛んできます。

それもまた風情があっていい感じです。

このあと旧市街のほうに降りていきます。

地図の左にある緑色の道を最初は北上します。ただヘアピンカーブを「CAMIN DE LA VILA AUTA」と書かれている方に曲がらず、東に向かう階段を下りて行ったほうがいいような気がして、その直感に従うことに。すると…。

風情のあるアパルトマン(マンション)の下を通る道。
個人的にはこんなところを歩くのも海外旅行の醍醐味だと思います。

グーグルマップによると「カレ広場」という場所だそうです。

そして旧市街の人通りがあまりない裏通りへ。

旧市街にはテラス席に大勢の観光客が陣取るにぎやかなエリアもあります。でも城址公園からこの裏通りにかけてがいちばん「ニースに来たな」という気がしました。

時間がない場合は東側の港を割愛してもいいと思いますが、ぜひこの城址公園から旧市街へ降りるルートは歩いてみてください!

【柳沢有紀夫の世界は愉快!】シリーズはこちら

フランス観光開発機構
www.france.fr/ja

プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局
www.provence-alpes-cotedazur.com

ニース・コートダジュール観光会議局
www.explorenicecotedazur.com

エールフランス航空
www.airfrance.co.jp

著者画像

柳沢有紀夫さん

オーストラリア在住ライター (海外書き人クラブ)

1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係

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