整理収納アドバイザーが教える!到着後10分で乾杯できる食材パッキング術でクルマ旅が激変 | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンピングカー・車中泊

2026.02.12

整理収納アドバイザーが教える!到着後10分で乾杯できる食材パッキング術でクルマ旅が激変

整理収納アドバイザーが教える!到着後10分で乾杯できる食材パッキング術でクルマ旅が激変
旅エッセイストで、整理収納アドバイザーの国井律子です。 これまでの雪山旅は育児と多忙な日々に追われ、食事は「時短」と「ラク」が最優先のテーマでした。けれども次男が小学生になり、心にほんの少し余白が生まれたことで、最近は、マンネリ化したクルマ飯を見直すことができました。
地元のスーパーマーケットで揃えた食材を、整理収納アドバイザーの視点でロジカルに仕込んでから出発する。このひと手間が、現地に着いて「10分で乾杯」を叶えてくれるようになりました。キャンピングカーのレンタルが一般的になった今、これから旅に出る方のヒントになれば幸いです。
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車内を汚さないための出発前の仕込み

事前準備した食材
事前に自宅で、洗う、切る、袋に詰めるを済ませます。やっていることはシンプルなんです。

キャンピングカーのキッチンは、驚くほどコンパクト。そこでまな板を広げ、野菜の皮をむき、生ゴミを処理する…。その手間が億劫で、以前は市販のカット野菜に頼ることも多くありました。種類は限られ、量のわりに割高。そして正直、味も今ひとつ。

それならば、出発前の30分を使い慣れた自宅のキッチンで準備する時間に充てるほうがずっと合理的。これを実現した結果、気持ち的にもラクに。それに気づいてからは、旅の前に仕込みをする時間が定番になりました。

おつまみは刺身を使った昆布締めで

事前調理する筆者
塩を振った刺身を酒で戻した昆布で巻くだけ。包丁やまな板は車内では使いません。

車内で刺身を切るのは、あと片付けが面倒なうえ、匂い移りも気になるもの。そんなときは、最初から切れているお造りを活用します。

昆布はそのまま鍋出汁として再利用できるので、無駄もありません。移動時間に、昆布がお刺身の余分な水分を吸って身を引き締め、同時に旨みをじわじわと移してくれます。移動時間が、そのままおいしくなる時間になるのもうれしいポイント。

ラップに包んだコブ締めの刺身
ラップに包んで車載冷蔵庫へ。現地ではラップをはがして並べるだけ。

出発前の仕込み・3つのルール

  • 「面倒な作業」はすべて自宅で終わらせる
    皮むき、カット、生ゴミ処理。こうした作業は、自宅のキッチンで完了させておきます。車内では楽しむことだけに集中。
  • 「汚れるものとゴミ」を車内に持ち込まない
    材料を運ぶためだけに使う皿や、生ゴミになるものは極力車内に持ち込まないようにします。狭い空間で動く手間と、こもりがちな嫌な匂いの問題から同時に解放されます。結果的に、旅の疲れもぐっと軽減できます。
  • 移動時間は「放置調理」に使う
    昆布締めや浅漬け、ピクルス、乾物の戻しや、出発前にお肉に麹などで下味をつけて運べば、現地に着いて焼くだけ。移動時間を使い、しっかり味がしみたステーキや焼肉が楽しめますね。ただ座っているだけの時間を、調理時間に使いましょう。

限られた空間を攻略する冷蔵庫パズル

自宅から食材を運ぶ保冷バッグ
自宅から食材を運ぶときに使っているダルトンの保冷バッグもそのまま旅に持っていきます。

自宅で仕込んだ食材は保冷バッグに入れて2階のキッチンから、階下のキャンピングカーまで運びます。ここからが、整理収納アドバイザーとしての腕の見せどころです(笑)。

冷蔵庫に詰めるときのコツ

  • ポイントは「使う順番」
    今夜使う食材は手前に、翌朝の卵やフルーツは奥へ。滞在中の流れをイメージしながら冷蔵庫に詰めることで、現地で「あれ、どこだっけ?」と探す時間を減らせます。
  • 隙間を埋める「シンデレラフィット」の法則
    袋入りの食材は形を変えられるので、狭い庫内では最強。重い飲み物や缶類は下段へ、その上の隙間にカット済み野菜の袋を滑り込ませます。
  • 保冷バッグは「第2の食糧庫」
    保冷バッグは、入りきらなかった食材を冷やすだけでなく、常温保存できる食品や、おやつ、行動食のストッカーとしても活躍します。ソフトクーラーなので使わないときはコンパクトにたためるのもお気に入りポイント。
包丁いらずでスグに食べられる食材
包丁いらずですぐに食べられるものが、子どもたちのオヤツ兼家族の行動食になります。

こういうオヤツや、冷やす必要がない赤ワインや焼酎などのお酒も、保冷バッグで常温保存します。

ギュウギュウになった冷蔵庫
行きはギュウギュウ、帰りはみんなの胃袋に収まってスカスカになる冷蔵庫。

自宅での仕込みと冷蔵庫パズルを終えたら、あとはハンドルを握るだけ(運転は夫ですが…)。

かつての私は、市販品をそのまま持ち込む、「ラク」ばかりを選んでいました。たしかに簡単でも、食事はマンネリ化し、プラゴミも増える一方…。

「ラクだけど、このゴミの山は卒業したい!」

心に少し余白が生まれた今、洗い物もゴミも、自宅に置いていく。到着後にラクをするために、ほんの少しだけ事前に準備しておくことにしました。

さあ、いよいよ雪山での乾杯タイムです。

ある日の夕食
トマト鍋、バーニャカウダー、サラダ、昆布締めのディナー。
昆布締めの刺身
昆布締めはワサビでいただいても、オリーブオイルと黒コショウでワインに合わせても。

外は大雪でも、暖かい車内でご馳走をいただきます。
ほんの少しの準備が、雪山の夜を自由で豊かな時間に変えてくれました。

国井律子

旅エッセイスト

国内外の旅を綴るエッセイを中心に、日常の延長にある“ちょっと特別な旅”も提案。ソロ登山、2人の男児の母として家族とのキャンピングカー旅、自由で自分らしい旅の形を発信中!

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