吉野ヶ里遺跡でキャンプができる⁉話題の新施設『スノーピークグラウンズ吉野ケ里』の楽しみ方 | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.04.23

吉野ヶ里遺跡でキャンプができる⁉話題の新施設『スノーピークグラウンズ吉野ケ里』の楽しみ方

吉野ヶ里遺跡でキャンプができる⁉話題の新施設『スノーピークグラウンズ吉野ケ里』の楽しみ方
佐賀県とスノーピークの吉野ヶ里歴史公園官民連携プロジェクトとして、3月18日に開業した「スノーピークグラウンズ吉野ケ里」。吉野ヶ里歴史公園の無料エリアに整備された体験型複合施設で、スノーピーク直営店のほか、地元のブランド鶏を楽しめるレストラン、おなじみのコーヒーストア、スターバックスが出店。また、4月18日にはいよいよ、キャンプ場も開業!アウトドア好きが注目する新施設の概要と遊び方をレポートします。

吉野ヶ里歴史公園とはどんな公園なのか?

吉野ヶ里集落の中でもっとも重要で神聖な場所とされている北内郭。

ご存じの方も多いとは思うが、最初に日本の歴史について少しおさらいを。吉野ヶ里遺跡は約700年間続いた弥生時代のすべての時期の遺構・遺物が発見された、学術的価値の高い遺跡。吉野ヶ里歴史公園は、日本の大切な文化遺産である吉野ヶ里遺跡の保存と、当時の施設の復元や発掘物の展示などを通じて、弥生時代を体感できる場を創出。さらに、情報発信の拠点とすることを目的に整備された。園内では集落が最盛期を迎える弥生時代後期後半(紀元3世紀ごろ)を復元整備対象時期として、集落、建物、暮らしのようすを推測して復元し、展示・公開している。

復元集落からの眺め。中央奥に見える芝生の広場がテントサイトで、その奥にスノピークグラウンズ吉野ケ里の建物が見える。
総面積107haと広大。『スノーピークグラウンズ吉野ケ里』の建物は新西口に位置している。マップは2026年4月現在のもの。最新情報は吉野ヶ里歴史公園HPでチェックのこと。

吉野ヶ里歴史公園は有料施設で、大人(15歳以上)』460円、大人2日通し券が500円、中学生以下は無料となっている。移動は徒歩のみだが、園内バスも運行している。公園のメインゲートとなる東口の歴史公園センターから入場すると代表的な復元遺跡へアクセスがしやすい。

スノーピークグラウンズ吉野ケ里でできることとは?

大地(GROUNDS)に由来する「石」を組み合わせたロゴが目印。アルファベットの「G」や、⼤地やフィールド、動物の⾜跡などを思わせる。

スノーピーク グラウンズ吉野ケ里は、吉野ヶ里歴史公園内の無料エリアに新しく開設された宿泊施設を含む体験型複合施設。スノーピーク直営店やスターバックス、地元のブランド鶏を楽しめるレストラン「みつせ鶏本舗」、誰もが無料で楽しめる「歴史」「地域」「野遊び」をテーマにした交流ラウンジや芝生の広場などを展開。4月18日には、弥生時代の建造物をモチーフにした宿泊施設を含む、九州最大級の160サイトを誇るキャンプ場「スノーピーク吉野ケ里キャンプフィールド&ヴィラ」も営業開始となった。

遺跡の景観を損なわないよう、建物は低層で円形のデザインになっている。入場無料で、目の前の芝生の広場で自由に過ごすことができる。

吉野ヶ里遺跡を眺めながら食事やカフェタイム

来場者が自由に寛げる場所が整備されたことでにより、遺跡の見学だけでなく、食事やキャンプ場での宿泊などが可能になった。スノーピークグラウンズ吉野ケ里の誕生を契機に、吉野ヶ里歴史公園全体を回遊する新たな⼈の流れが生まれ、公園全体の価値がより魅⼒的なものへ進化することが期待されている。

みつせ鶏本舗では地元のブランド鶏を使った料理を提供。手前は、みつせ鶏本舗名物どぶ漬け唐揚げ(1,300円)。奥はみつせ鶏の親子丼(1,300円)。
キャンプで活用できる食材のほか、お弁当なども販売している。

交流ラウンジで吉野ヶ里遺跡や地域の情報を収集

「歴史」「地域」「野遊び」をテーマにした交流ラウンジ。静かで落ち着いた雰囲気。無料で利用できる。

「歴史×地域×野遊び」をテーマに⼈と⼈がつながる交流拠点を開設。「野と歴史をつなぐライブラリー」はブックディレクターとして活躍する幅允孝(はばよしたか)⽒のプロデュースによるもので、蔵書のラインアップにも注目したい。ライブラリーにはまた、吉野ヶ⾥歴史公園やその周辺観光スポットを楽しめる情報カード「⾵⼟図鑑」も展⽰。より深く地域や歴史、野遊びを体感できる仕掛けも⽤意されているので、遺跡を見学する前にぜひ、訪れたい。

気になるスノーピーク直営店の店内をチェック!

ゆったりとした雰囲気の店内。

ここでしか手に入らない限定品に目が釘付け!

スノーピーク吉野ケ里店はどんな雰囲気なのか?他店との違いは?さっそく店内をまわってみると、定番のキャンプ用品はもちろんのこと、あちこちにオリジナルのロゴマークのついた、吉野ケ里店限定のアイテムが置かれているではないですか!通常、店舗のオリジナルアイテムは1、2点というが、こちらの店舗はマグカップ、Tシャツ、レインポンチョなどなど、アイテム数もバリエーションも多め。オンラインショップでは手に入らない限定品とのことで、ついつい財布のひもがゆるんでしまう(実際に、記者も取材後に、買い物タイムを満喫した)。

オリジナルロゴや弥生時代をモチーフにしたTシャツ。バリエーションが多く、スタッフの熱量が感じられる。3種類5色。3,960円~4,400円。
弥⽣時代の⾐服・貫頭⾐(かんとうい)にヒントを得た限定のレインポンチョ。薄手で軽く、ポケッタブル仕様なので携帯に便利。広げればレジャーシートとしても利用できる。14,300円。
チタンのマグカップも各種そろう。シェラカップや先割れスプーンもある!

佐賀県の工芸品や特産品を集めたセレクトショップも展開

店舗内にはキャンプ用品以外に、地域の伝統工芸や地元企業とコラボレーションした佐賀県ならではの商品を豊富に取りそろえているのも特徴。地元の特産品を販売するコーナーが広くとられていて、クラフトジンやビール、尾崎人形など、スノーピークとコラボした限定のオリジナルアイテムや、佐賀海苔や嬉野茶などの特産品が数多く並んでいる。

700年以上の歴史がある郷土民芸、尾崎人形とコラボして制作された竪穴住居&リビングシェルのセット。3,300円。現在、記者の自宅玄関を飾っています(笑)
地元、神埼市で無農薬栽培された希少な菱(ひし)を原料とする“和菱焼酎”を100%使用し、光武酒造場と共同開発したジャパニーズクラフトジン。「雪と陽」、「森と火」の2種類がある。7,480円。各1,278本限定販売。
吉野ヶ里歴史公園近くの醸造所でクラフトビールづくりを行うGAME BREWとの開業記念限定の缶ビールも発見!佐賀県産米を使用したペールエールで、淡い黄金色とドライで軽快な飲み口が特徴。858円。
佐賀県といえば有明海で採れる海苔!現地スタッフが太鼓判を押す極上品をラインアップ。

キャンプフィールドの環境は?

遺跡で火を使うことの許可を苦労の末に取りつけたり、遺跡の景観にマッチする建物はどんなデザインがいいのかなど、さまざまな困難をクリアして誕生したというキャンプフィールド。吉野ヶ里歴史公園は広大なため、北口キャンプフィールドと、新西口キャンプフィールドの2か所に分かれている。以前は広場だった場所を整備したとのこと。各エリアにはサニタリー棟(温水の出る炊事場、ランドリー、シャワーなどを格納)やトイレ棟、ストアがあり、設備の充実ぶりは日本有数だ。
*キャンプフィールドの位置については上記マップを参照のこと。

店舗や遊具に近い新西口キャンプフィールド

直営店がある建物の目の前に位置する新西口キャンプフィールド。テントサイトから吉野ケ里遺跡の復元集落を眺められる奇跡の立地!フリーサイトが55サイトで、車の乗り入れはできないが、電動カートを貸してもらえる。また、こちらのエリアにはサウナを備えた、物見やぐらをモチーフにしたゴージャスなコテージもある。

フリーサイトが55サイト。近い遠いはあるが、ほぼどこからでも遺跡を眺められる。
荷下ろしには電動カートを借りることができる。

純粋にキャンプを楽しめる北口キャンプフィールド

現在も調査が進められている未開発エリアに隣接している。キャンパー以外の人が立ち寄ることがほぼないので、思い思いの時間を過ごせる。こちらはフリーサイトが90、オートサイトが15区画。竪穴住居をモチーフにしたシンプルなキャビンもある。

開放感抜群!こちらにも小規模なスノーピークの店舗があり、薪やガス缶などの消耗品などを販売。

以上、キャンプフィールドを簡単に紹介したが、詳細については5月9日(土)発売のBE-PAL本誌6月号で掲載予定なので、本誌もあわせてチェックしてみてくださいね!

スノーピークグランド吉野ケ里

*取材・構成/松村由美子 写真/藤原武史

 

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