ジブラルタル海峡横断水泳から生まれた手動ミキサー | 調理器具・食器 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2019.07.16

    ジブラルタル海峡横断水泳から生まれた手動ミキサー

    レバブレンド(revablend)というブランドの「ハンドブレンダー」という商品である。下部のゴム部分を平らな面に押しつけて転がすと、内部の刃が回転して果物や野菜が切り刻まれる。要するに電気のいらない手動のミキサーである。

    開発の経緯がなかなかおもしろい。アメリカ本国のウェブサイトによると、開発者のDan Garrは大陸横断の遠泳をきっかけにこの商品を作ったという。Danとその仲間はスペインからジブラルタル海峡を渡ってアフリカへ泳ぐチャレンジをしていた。水泳中にバナナを食べるわけにもいかない。プロテインと炭水化物飲料とバナナなどの果物を混ぜ合わせることのできる手動のミキサーを作って、船の上でブレンドしては泳者に渡すという方法を考えた。これで遠泳を乗り切ったのだ。「ペットボトルの飲料の数を大幅に減らすことができ、CO2削減にも貢献できた」とDanはコメントしている。

    ゴム部分を転がすといっても、ゴム部分を1回まわすだけで内部の刃は6回も回転するので、実際は手を大きく動かかす必要はなく、グリグリとテーブルに押しつけるだけで、中の果物は切り刻まれていく。ためしにバナナ、リンゴ、タマネギを刻んでみた。バナナは繊維が残らないほどドロドロになった。リンゴ(皮付き)とタマネギは包丁でのみじん切りより細かく刻むことができた。バナナとリンゴはヨーグルトとオレンジジュースを足してスムージーを作ってみたがとてもおいしかった(リンゴは皮をむいたほうがおいしいと思う)。これがキャンプで作れたら楽しいだろうと思う。というだけでなく家庭でちょっと料理の下ごしらえなどをするときにも重宝するにちがいない。電動のミキサーを用意するのはけっこうめんどうなものだ。この「ハンドブレンダー」なら収納場所から取り出すのも、使ったあとに洗うのも手間がかからない。多少腕が疲れるが、電動に劣らない能力を持っている。ちなみに商品名のことだが、英語圏ではミキサー(細かく粉砕、撹拌する)、ジューサー(液体を搾り出す)、フードプロセッサー(細かく切断する)を総称して「ブレンダー」と呼ぶようだ。

    フタを開けて直接飲むことができる。

    ステンレスの12枚刃。

    バナナをミックスしたところ。

    左からバナナ、皮付きリンゴ、タマネギ。

     

    各2,800円+税

     

    ※この商品は[通販サイト]「大人の逸品」から購入できます。

    ハンドブレンダー
    https://www.pal-shop.jp/item/A55908008.html

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