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キャンプナイフの選び方
アウトドアで豪快に作る料理に、ナイフは欠かせない道具だ。用途に合ったアウトドアナイフを選ぶために知っておきたいポイントを解説。
(BE-PAL 2024年10月号より)
ナイフの種類
ひと口にナイフといっても、刃の形状や刃厚、素材などの違いで、用途はさまざまだ。
料理重視で選ぶなら、クッキングナイフが使いやすい。三徳包丁なら料理全般に対応できるし、携帯性優先なら、小型のペティナイフという選択肢もある。
クッキングナイフ

調理に特化したナイフ。人気は、さまざまな食材や切り方に対応できる三徳包丁型のもの。さらに肉や魚、野菜など食材ごとに特化したものもある。
シースナイフ

シース(鞘)に収納するタイプのナイフ。ブレード(刃)がハンドルに固定されているため、造りが頑丈。ハードな使用にも耐えられる。
フォールディングナイフ

折りたたんで収納できるため、携帯しやすいのが特徴。シースナイフに比べて一般的に強度は劣るが、中にはシースナイフ並みに頑丈なものもある。
ハンドルの材質と形状もチェック
ナイフ選びで、実は重要なのがハンドル。素材や形状、厚みなどの違いで握りやすさが大きく変わる。また、魅力的なデザインに見えるかという点でも大きな要素になる。

ウッド
もともと耐水性が弱い天然木だが、表面に耐水加工を施しハンドルの素材として使用している。木目の表情がデザイン的な魅力。
ボーン
動物の骨を使ったハンドルは、耐水性と耐久性、デザイン性が高いのが特徴。似たものにスタッグ(角)を使ったものも。
人工素材
耐水性に優れ、軽量化につながる樹脂(プラスチック)はハンドルに多く使われる。コスト的に安価であることもメリット。

細めのハンドルはコントロールしやすく、太めのものは握る際に力を込めやすい。選ぶ際は実際に握ってみるのがベストだ。
▼参考記事
キャンプ料理で使いたいおすすめクッキングナイフ13選
どんなナイフでも食材は切れるけれど、専用のクッキングナイフならアウトドアでの調理も圧倒的にスムーズ。三徳包丁、菜切り包丁、ペティナイフなど、調理に特化したナイフを紹介しよう。
(BE-PAL 2024年10月号より)
| ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
|---|---|---|---|
| 価格 | |||
G・SAKAI(ジー・サカイ) K-001S-GBK-A 三徳包丁 | ![]() | ¥31,900 | |
GSI(ジーエスアイ) SANTOKUナイフ 6インチ | ![]() | ¥3,080 | |
(トヨクニ) 【タイプA 三徳型】 Masanoキャンプナイフ | ![]() | ¥9,900 | |
HELLE(ヘレナイフ) デーラ | ![]() | ¥28,600 | |
FEDECA(フェデカ) 三徳包丁 プレーン | ![]() | ¥17,600 | |
BAREBONES(ベアボーンズ) NO.8 シェフナイフ | ![]() | ¥17,600 | |
BAREBONES(ベアボーンズ) No.7 ナギリナイフ | ![]() | ¥17,600 | |
G・SAKAI(ジー・サカイ) アウトドアクッキングナイフ 波刃 | ![]() | ¥4,612 | |
G・SAKAI(ジー・サカイ) サビナイフ4 出刃鯱 片刃 | ![]() | ¥20,570 | |
G・SAKAI(ジー・サカイ) アウトドア サシミ(L) | ![]() | ¥12,540 | |
FEDECA(フェデカ) 折畳式料理ナイフ SOLO 名栗 | ![]() | ¥9,900 | |
BAREBONES(ベアボーンズ) No.4 パーリングナイフ | ![]() | ¥11,000 | |
deejo(ディージョ) tatoos 37g DREAMCATCHER-JUNIPER | ![]() | ¥8,250 | |
G・SAKAI(ジー・サカイ) K-001S-GBK-A 三徳包丁
フルタングで丈夫な調理用ナイフ。ブレードには耐腐食性・耐摩耗性に優れたVG-10鋼材を採用。アウトドアでもタフに使えるのが魅力。
●重量:約170g
●刃長:約165mm
●刃厚:約2.1mm
●全長:約305mm

職人の手で彫られた滑り止め加工のハンドル。
GSI(ジーエスアイ) SANTOKUナイフ 6インチ
日本の三徳包丁をベースにデザインされたナイフは、軽量かつ低価格なのがポイント。キャンプでの野外料理デビューにおすすめのナイフだ。
●重量:約94g
●刃長:約145mm
●刃厚:約1.5mm
●全長:約277mm
(トヨクニ) 【タイプA 三徳型】 Masanoキャンプナイフ
アウトドア調理のために生まれたナイフは、コンパクトで持ち運びやすい折りたたみタイプ。全長約248mmと調理しやすいサイズ感も◎。
●重量:約142g
●刃長:約105mm
●刃厚:約2.2mm
●全長:約248mm
HELLE(ヘレナイフ) デーラ
ヘレナイフとしては約60年ぶりに登場したキッチンナイフ。フルタング構造で3mm厚のブレードは、硬い食材でもストレスなくカットできる。家もキャンプもコレ一本あればOKだ。
●重量:約180g
●刃長:約160mm
●刃厚:約3mm
●全長:約275mm
FEDECA(フェデカ) 三徳包丁 プレーン
ブレードの鋼材に高機能ステンレスAUS8を採用したキッチンナイフ。郵送すればいつでも刃研ぎを無料で行なってくれるサービスも魅力だ。
●重量:約145g
●刃長:約170mm
●刃厚:約2mm
●全長:約290mm

水に強い積層強化木のハンドルは握りやすさも◎。
BAREBONES(ベアボーンズ) NO.8 シェフナイフ
フルタング構造で重量感があるナイフは、食材にすっと刃が入れられる。野菜のカットから肉のスライスまで幅広い調理に対応可能だ。
●重量:約250g
●刃長:約205mm
●刃厚:約2.95mm
●全長:約330mm
BAREBONES(ベアボーンズ) No.7 ナギリナイフ
野菜のスライスや千切りで使うのに最適な菜切り型。野菜をまっすぐに切り下ろすことができ、刃の全体がまな板に当たるため安定感も◎。
●重量:約266g
●刃長:約183mm
●刃厚:約2.6mm
●全長:約311mm

四角い刃先は野菜を細かく均等に切るのに最適。
G・SAKAI(ジー・サカイ) アウトドアクッキングナイフ 波刃
刃の表面がギザギザしている波刃は、外側が硬く、内側が柔らかいパンなどを切るのに最適な形状。直線刃より刃の持ちがいいのも特徴だ。
●重量:約94g
●刃長:約143mm
●刃厚:約2mm
●全長:約280mm
G・SAKAI(ジー・サカイ) サビナイフ4 出刃鯱 片刃
厚く重量感のある刃を持ち、魚を捌くのに最適な出刃包丁。ローカーボンステンレスを使用した刃は錆びに強く、海での作業でも安心して使える。
●重量:約245g
●刃長:約170mm
●刃厚:約4mm
●全長:約298mm
G・SAKAI(ジー・サカイ) アウトドア サシミ(L)
伝統的な刀作りの技による鋭い切れ味は、繊細な魚の身を潰さず滑らかに切断。また、厚みのある刃は鶏を捌くこともできる。
●重量:約152g
●刃長:約173mm
●刃厚:約3mm
●全長:約300mm
FEDECA(フェデカ) 折畳式料理ナイフ SOLO 名栗
ブレードからハンドルにかけてカーブしていることで、握る手がまな板に当たらない。コンパクトながら包丁のように使えるナイフだ。
●重量:約49g
●刃長:約72mm
●刃厚:約2mm
●全長:約171mm
BAREBONES(ベアボーンズ) No.4 パーリングナイフ
フルタング構造で耐久性の高い小型ナイフは、ハンドルの重さとバランスが絶妙。コントロールしやすく細かいカッティングも自由自在。
●重量:約114g
●刃長:約98mm
●刃厚:約2.35mm
●全長:約209mm

刃の背にはくぼみがあり、指をのせやすい。
deejo(ディージョ) tatoos 37g DREAMCATCHER-JUNIPER
軽さとスタイリッシュなデザインで人気のディージョナイフ。37gと軽量だが、簡単な調理で使うには十分な性能を持つ。
●重量:約37g
●刃長:約95mm
●刃厚:1.7mm
●全長:約205mm
▼参考記事
料理から薪割りまで!万能なキャンプナイフ3選
バトニングから調理まで幅広く対応できる、汎用性に優れたナイフもセレクト。 頑丈なフルタング構造のナイフも必見だ。
(BE-PAL 2024年10月号、2025年10月号より)
FEDECA(フェデカ) ブッシュクラフトナイフ 名栗ブラウン
料理も楽しめるブッシュクラフトナイフ。刃厚5.6mmのフルタング構造で、広葉樹のバトニングにも対応。ハンドルと刃に角度を持たせた設計は、食材もよく切れる。
●重量:約225g
●刃長:約105mm
●全長:約225mm
HELLE(ヘレナイフ) ノルドリス
薪割りから調理まで難なくこなす万能な一本。3.1mm厚の刃は薪割りなどのハードな作業でも安心の強度を誇る。カーリーバーチ製のハンドルは握りやすく、長時間の使用でも快適。
●重量:278g
●刃長:122mm
●全長:246mm
撮影/三浦孝明
▼参考記事
MORAKNIV(モーラナイフ) コンパニオン(S)
抜群のコスパと、ブッシュクラフトから料理まで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力。ビギナーはもちろん、ベテランも満足できる。
●重量:約84g
●刃長:約104mm
●刃厚:約2.5mm
●全長:約219mm

握りやすく高いグリップ力のラバー製ハンドル。
▼参考記事
BE-PALスタッフがレビュー!料理にもおすすめのキャンプナイフ4選
料理用ナイフから、調理のほかにも幅広く使えるナイフまで、実際にBE-PALスタッフがテスト。使ってみたインプレッションとともに、素材や重さ、機能などの特徴をチェックしよう。
(BE-PAL 2024年4月号より)
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) UM-13 CS フィールドナイフ 115
3mmの刃厚と115mmの刃長という絶妙のサイズ感で、料理もバトニングも楽しめる。初めての一本におすすめ。(画像上から3つ目)
●重量:119g(本体)
●刃長:115mm
●刃素材:ステンレス
Morakniv(モーラナイフ) ウィット ブラックブレード(S)アッシュウッド
刃厚2.5mmのスウェーデン製リサイクルステンレスを使用。料理やクラフトなど、細かな作業もカバーする。(写真下)
●重量:193g(本体)
●刃長:約103mm
●刃素材:リサイクルステンレス
GLOBAL CAMP(グローバルキャンプ) ユーティリティナイフ 革サヤ付き
ステンレス包丁のスペシャリストが贈るアウトドア調理用ナイフ。握りやすいグリップ形状と切れ味が、野外料理を楽しくしてくれる。
●重量:95g(本体)
●刃長:110mm
●刃素材:刃物用ステンレス(鍛造)
EVERNEW(エバニュー) 深山小刀
わずか12gと軽く、全長約113mmと携帯性に優れた小刀。料理専用ではないが、魚をさばいたあとに丸洗いできるなど使い勝手がいい。
●重量:12g(本体)
●刃長:49mm
●刃素材:刃物用ステンレス
撮影/小倉雄一郎
▼参考記事












































