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寒さにほっと。柿と生姜の晩秋ごはん
「柿と生姜の炊き込みごはん」は、シンプルな材料で手軽に作れるので、おうちではもちろん、キャンプやデイハイクのごはんにもぴったりです。柿の自然な甘さがふわっとやさしく広がり、生姜の香りが冷えたカラダを温めてくれます。

【紅葉した柿の葉の下処理と使用上の注意】
紅葉した柿の葉は、そのままお皿代わりにすると季節感たっぷりの演出になります。安全に美しく楽しむためには、下処理がポイントです。

- 葉の表面の汚れを流水でやさしく洗います。
- ボウルに塩水を用意し、葉を1~2分くぐらせます。
- 蒸し器で30秒~1分ほど蒸します。
• 蒸すことで衛生的に安全に楽しめ、葉が柔らかく、食材をのせやすくなります。
• 蒸しすぎると香りや色が損なわれるので注意してください。 - 紅葉した柿の葉は抗菌性が緑の若葉ほど強くないため、使用する直前に下処理するのがおすすめです。
【柿の葉の使用上の注意】
- 私有地のものを無断で採取しないこと。
- 農薬が使用されている可能性のある葉は避けること。
- クルマや工場の排気ガスがかかる場所の葉は避けること。
- 安全で清潔な場所から採取した葉を使いましょう。
柿を加熱することで期待できる効果

柿は温めることで、柿に含まれるGABAやシトルリンが増え、整腸作用や抗酸化作用が高まるとされています。また、タンニンによる胃腸への刺激も和らぎます。さらに生姜と合わせることで、寒い季節にもうれしい効果が期待できます。ただし、加熱することでビタミンCは減少する可能性があるといわれています。
【柿と生姜の炊き込みごはんのレシピ】

【材料】2~3人分
- 米 2合
- 柿 1/2個分
- 生姜 1片
- 塩 少々
- 酒 大さじ1
<下準備>
- 米は洗って30分ほど浸水させ、水けを切ります。
- 生姜は半量を千切り、残りをみじん切りにします。
- 柿は1/4量を千切りにし、残りを1㎝角に切ります。

<作り方>
(1)鍋(炊飯器)に米を入れ、通常の水加減に調整します。
(2)塩と酒を加えて軽く混ぜ、生姜のみじん切りと柿の千切りをのせます。

(3)ふたをして中火にかけ、沸騰したら弱火にして12分ほど炊きます。

(5)蓋を開け、柿の角切りを加えます。

柿と生姜の炊き込みごはんを美味しく仕上げるポイント

味付けは、素材の持つ甘みと香りをそのまま生かせるように、あえて酒と塩だけで仕上げます。炊き上がったごはんに角切りの柿をあとから混ぜれば、彩りも食感もいっそう豊かになります。素朴でやさしい味わいなので、どんなおかずにもよく合います。あたたかな汁物を添えれば、ほっとカラダも芯から温まります。ぜひお試しください。







