BE-PAL編集部員がシュラスコクイーンに弟子入り! シェラスコバーベキューに挑戦したぞ | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.11.06

    BE-PAL編集部員がシュラスコクイーンに弟子入り! シェラスコバーベキューに挑戦したぞ

    BE-PAL編集部員がシュラスコクイーンに弟子入り! シェラスコバーベキューに挑戦したぞ
    シュラスコとは、串に刺した塊肉をじっくり炭火で焼き上げる、シンプルな肉料理。いわゆるブラジル版BBQだ。おいしい作り方を達人が伝授!
    Source

    教えてくれた人 シュラスコクイーン 貝原那奈さん

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    ブラジル、リオグランデ・ド・スル出身、22歳で来日。日本シュラスコ協会の発起人であり、ブラジル式生ソーセージを扱う「ラテン大和」の営業部長。趣味はサーフィン。

    教わった人 編集 ハラボー

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    入社4年目、まだまだ食欲旺盛な肉好き女子。福岡出身でお祭り大好き。持って生まれたラテン系のノリで、シュラスコ作りに初挑戦!

    シュラスコはノウハウよりもハートが大切!

    「Olá!!(こんにちは)」
     
    人懐こい笑顔とハグで迎えてくれたのは、ブラジル出身、シュラスコクイーンの貝原那奈さん。シュラスコを通じて、ブラジルの食文化を日本の食卓に届けるべく、日々奔走している。
     
    シュラスコとは、串に刺した塊肉をじっくり炭火で焼き上げる、シンプルな肉料理。いわゆるブラジル版BBQだ。今回訪れたイベント会場にも、これでもか! といわんばかりに塊肉がズラズラ〜ッと鎮座。6時間かけて焼く巨大肉もあるとか。

    「ブラジルでは、毎週末のように、シュラスコをやっていますよ。大切な家族や仲間と楽しい時間を過ごすのに欠かせない、イベントのようなもの。パーティー感覚でワクワクを楽しみたいときにみんなで集まります」
     
    どうやら、シュラスコはただの肉料理ではなく、ブラジルの食文化そのもののようだ。今回は編集部イチの肉好きハラボーが、そんなシュラスコを体感すべく、貝原さんに弟子入り!

    「早速ですが、シュラスコに欠かせないものってなんですか?」

    「串と塊肉と笑顔! ハッピーなら、何を食べても美味しい!!」

    「それなら私にもできそう!」
     
    笑顔には定評があるハラボーが、満面の笑みで応える。

    「ノウハウよりもハートが大切」
     
    これぞラテン系!! が、このノリで6時間乗り切れるのか!?

    HOTなシュラスコイベントに潜入!

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    日本シュラスコ協会が主催するイベントで、本場シュラスコを体感! サンバが流れる会場は、炭火の炎も合わさり熱気ムンムン。6時間かけて塊肉を楽しんだ。

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    どこからともなく、サンバのリズムが聞こえてくる

    串に肉を刺し、塩をふって炭火で焼くシュラスコ。実に原始的で、一見簡単そうに見える。

    「大切なのは焼き方。同じ肉でも、焼く人によって味が全然違うんです」
     
    と、貝原さん。そこで活躍するのが、この焼き台。なんと収納ラックを活用したオリジナルだ。

    「ラックの高さが調整できるので、簡単に弱火強火をコントロールできるんです」
     
    下段は強火ゾーン、真ん中は弱火ゾーン。上段は煙で燻しながら肉を温かくキープできる。

    「でも、石でカマドを作ってもいいし、高さがコントロールできればなんでもいいんですよ」
     
    肉をほったらかしにはできないが、「もう少し焼いてみよう」「もう焼けたかな?」と、仲間でワイワイ楽しみながら、気楽に焼けばいいのだとも。

    「決まり事はありません。切ってみて火が通ってなければ、また焼けばいいんですよ」
     
    炭火の前で肉と対話すること数時間。ビール片手にとはいえ、炎天下ではなかなかの苦行。やっと焼き上げ、ホッとひと息。のつもりが……どこからともなく、サンバのリズムが流れだす!

    「ほらほら、行くわよ!!」

    貝原さんに手をとられ、みんなの輪の中に。

    「シュラスコに欠かせないモノがもうひとつ! Let’sダンス!!」

    「こんなご褒美(!?)もあり〜」

    シュラスコ必須TOOLはこちら!

    ナイフ

    塊肉なので、刃渡りの大きいもののほうが切りやすい。肉の繊維を壊さないように、毎回研いで切れ味を保っておくことが大事。

    スキュアー

    全長65㎝前後のステンレス製の串。肉の大きさに合わせて、太め&細め、ソーセージ用のツインバージョンやグリル網もあると便利。

    シュラスコ燃焼SYSTEMはこちら!

    収納棚を使ったオリジナル焼き台

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    収納棚のフレームを使えば、焼く高さを3段階に調節できる。最下段には棚板を設置して火床に。ほかの棚板も風除けとして活用。

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    炭を円柱形に積み上げ、新聞紙を捻った着火剤を中央に入れて点火。

    シュラスコの作り方

    肉の掃除をする

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    肉の筋は加熱時に肉が縮む原因になるので、太いものは取り除いておく。食感も良くなる。脂が多すぎる場合は削っておくといい。
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    塊にカット

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    指4本分の幅に合わせて切ると、ちょうどいいサイズになる。繊維を壊さないよう、よく研いだナイフを使って1〜2回で切り落とす。
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    スキュアーに刺す

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    脂身の部分を外側に向け、U字になるように少し丸めて串に刺す。お腹を支点にして串を支え、肉の中心にゆっくりと串を通す。

    ソーセージの刺し方

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    太めのソーセージを10本ぐらい並べる。長いものは、二股に分かれた串を使うといい。
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    串の間に指を2本入れ、刺していくうちに幅が狭まらないよう、しっかり固定して刺す。

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    塩をふる

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    全体に岩塩をふりかけ、よくもみ込む。時間をかけて焼くので、粒が粗いほうがゆっくりと塩が溶けて、肉に少しずつしみ込む。
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    豪快な串が完成〜♪

    焼き上げる

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    まずは下段で強火に当て、焼き目をつける。牛肉はそのまま脂がカリッとするまで炙る。豚肉は中段に移し、弱火でじっくり火を通す。

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    仕上げ&カット

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    焼き上がった串を上段に上げ、しばらく肉汁を落ち着かせる。余分な塩を落とし、ナイフを使って外側から薄く削ぎ落とす。

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    焼きたてをどうぞ!

    鶏モモ肉

    コーシャ・デ・フランゴ

    崩れやすい鶏肉は、網に挟むと焼きやすい。淡白なのでスパイスと絡めても◎。

    鶏ハツ

    コラソン・デ・フランゴ

    鶏の心臓部分。プリプリした食感が楽しく、一度食べるとクセになる味わい。

    牛バラ

    コステラ

    あばら骨がついた、最も大きな塊肉。5〜6時間かけて焼く。骨ごと切り分けていただく。

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    重すぎて
    持てない〜。

    パイナップル(上の写真・上段右)

    アバカシ

    口の中をサッパリさせるフルーツも人気。好みでシナモンをふるのもいい。

    サラダ・デ・フェイジョン(同・上段中右)

    毎日のように食べられる豆。茹でて生野菜と合わせ、お酢とオリーブオイル、塩コショウで和える。

    ヴィナグレッチ(同・上段中左)

    シュラスコソースの大定番。野菜をお酢とオリーブオイルで和え、塩コショウで味付け。

    ソーセージ(同・下段右)

    リングイッサ

    太くてボリューミーなブラジル式生ソーセージ。粗挽きのプリッとした食感が◎。

    豚肩ロース(同・下段中央)

    ロンボ・デ・ポルコ

    きめ細かで柔らかな肉質が特徴。パンチのあるソースと合わせると美味。

    チミチュリソース

    アルゼンチン発の酸味のあるソース。タマネギ、パセリ、ニンニク、青唐辛子などが入っている。

    イチボ(同・下段左)

    ピッカーニャ

    シュラスコの代名詞ともいえる部位で、いちばん人気。レアでいただきたい。

    旨い SIDE DISH

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    岩塩だけのシンプルな味付けなので、酸味のあるソースと合わせることが多い。

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    ポンデケージョやボリーニョなどの惣菜も一緒に。

    ※構成/大石裕美 撮影/三浦孝明 
    協力/日本シュラスコ協会 https://jpchurrasco.com、ラテン大和 https://www.latinyamato.co.jp/

    (BE-PAL 2025年11月号より)

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