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アウトドアにはアクションカメラがおすすめ

アウトドアアクティビティの思い出を記録する際、一般的なスマートフォンカメラでは限界があります。ダイナミックなシーンを安全かつ高品質に撮影するには、アクションカメラという選択肢がおすすめです。
臨場感たっぷりの写真が撮れる
アクションカメラの魅力は、小型で軽量な設計にあります。服・ヘルメット・リュックサックなど、あらゆる場所に取り付けられるため、撮影者の目線そのままの光景をリアルに記録することが可能です。
登山中に胸部に装着すれば、歩きながら見ている景色を正確に記録でき、スキーやスノーボード、MTBなどのアクティビティでは、アクション最中のスリルと感動をそのまま表現できます。
ヘルメットマウント・胸部マウント・自撮り棒など、多彩なマウントアクセサリーと組み合わせれば撮影の自由度がさらに拡がり、異なるアングルから臨場感たっぷりの映像を残せるでしょう。
雨天や冬山でも画質が安定しやすい
アクションカメラは、防水・耐衝撃性に優れた設計が施されており、雨天や雪山などのハードな環境でも故障リスクを抑えながら撮影が可能です。
突然雨が降ってくる登山、水しぶきが飛び散るシーカヤック、砂ぼこりが舞うバイク走行など、アウトドアのあらゆるシーンに対応します。
タフな設計により、落下・衝突といったアクシデントにも強く壊れにくいため、子どもやペットに持たせておくこともできます。
家族でのキャンプやアウトドアアクティビティの際、子どもに自由に撮影させても、耐衝撃性に優れたアクションカメラなら安心です。
アクションカメラの選び方

アクションカメラの選択肢は年々増加しており、価格帯も2万円以下から10万円を超えるものまで、幅広くラインアップされています。ここでは、アクションカメラ選びの際に確認したい三つのポイントを解説します。
目的に応じた画質と解像度があるか
アクションカメラ選びにおいて、手ブレ補正機能の強さは最優先事項です。強力なものを選ぶことで、登山での歩行中やサイクリング中でも、きれいな映像を記録できます。
映像の美しさを重視するなら、解像度は4K以上がおすすめです。特に大型モニターで再生することを想定している場合や、後から画像の切り抜きを行う可能性がある場合は、4K以上の解像度が活躍します。
動く被写体を撮影するなら、フレームレート60fps以上を選びましょう。スローモーション再生でも滑らかな映像が保たれるため、アクティビティの躍動感をリアルに表現できます。
使用シーンに合った機能があるか
アクションカメラ選びでは、アウトドアでの耐久性をしっかりチェックすることが重要です。雨天や雪山、川や海など、使用環境によって必要な防水性能や耐衝撃性が異なります。
登山なら防水性能と耐衝撃性のバランス、ダイビングなら十分な防水等級といった具合に、使用シーンに合った機能を備えているか確認しましょう。
例えば、釣りなら耐塩性や浮力機能があると便利ですし、ツーリングなら風切り音を低減するマイク性能が役立ちます。実際に使うシーンで活躍する機能を備えたモデルを選ぶことが、長く愛用できるアクションカメラ選びのコツです。
必要な操作性を備えているか
タッチパネルの操作性は、アウトドアの現場での快適さに直結します。手袋を装着した状態での操作や、強い日差し下での画面の見やすさなど、実際の使用シーンを想定したタッチパネル性能を確認することが大切です。
操作性に優れたアクションカメラなら、登山中にさっと取り出して設定を変更し、重要な瞬間を逃さず撮影できます。
また、Wi-Fiなどのスマホ連携機能も重要な要素です。リモート操作やスマートフォン連携により、カメラを固定した状態で遠隔操作したり、撮影した映像をその場で確認したりできます。
【2万円以下】アクションカメラおすすめ3選

初めてアクションカメラを購入する人や、予算を抑えたい人におすすめなのが2万円以下の製品です。ここからは、手頃な価格でアウトドアアクティビティに活用できる、三つのアクションカメラを紹介します。
AKASO「V50x」
4K30fpsの高解像度撮影と優れた手ブレ補正機能を備えた、コストパフォーマンス抜群のアクションカメラです。
20メガピクセルの高精細センサーと6軸電子手ブレ補正により、登山中の歩行撮影やマウンテンバイクでの走行中も、映画のような臨場感あふれる映像を記録できます。
付属の防水ケースを使用すれば、水深約40mまでの撮影が可能です。川遊びやシーカヤック、雨天時のトレッキングなど、あらゆるハードな環境で活躍するでしょう。
AKASO V50x
画面サイズ:2.0インチ
山善「F3ACWF-01」
IPX8相当の防水性能を備え、水深約21mまで本体のみで撮影可能です。川でのアクティビティやプールでの撮影はもちろん、雨の中でのトレッキングでも防水ハウジングなしで使用でき、機動性に優れています。
電子式手ブレ補正機能を搭載しており、山道を歩きながらの撮影や自転車での移動中も、ある程度滑らかな映像を記録できます。アクティブなアウトドアシーンでも、映像のブレを軽減できる点は大きなメリットです。
バッテリー容量は1,050mAhで、フルHD60Hzでの撮影時に約126分の連続撮影が可能です。長時間のトレッキングや、キャンプでの一日の記録にも対応できます。
山善 F3ACWF-01
サイズ:幅5.5×奥行3.8×高さ4.6cm 重量:100g
青木製作所「4K防水・防振アクションカメラ AMEX-D01」
4K30fps撮影に対応した、防水・防振機能付きアクションカメラです。1,300万画素のCMOSセンサーを搭載し、登山やキャンプでの思い出を高画質で残せます。視野角は対角約155度で、広々とした風景を撮影できます。
IP58相当の防水等級により、雨天時のハイキングや水辺でのアクティビティでも使用可能です。タッチスクリーン対応で、アクションカメラ初心者でも直感的に操作できるでしょう。
Wi-Fi機能を備えており、専用アプリ『YUTUPRO』をダウンロードすれば、スマートフォンとの連動が可能です。約15m以内であれば、離れた場所からでも撮影操作ができ、集合写真や自撮りも簡単に行えます。
青木製作所 4K防水・防振アクションカメラ AMEX-D01
サイズ:約63(W) × 45(H) × 36(D)mm 重量:約135g(バッテリー含む)
【5万円以内】アクションカメラおすすめ2選

本格的なアウトドアアクティビティを満喫したい人には、5万円以内の中級モデルがおすすめです。この価格帯になると、高性能センサーによる画質の向上や優れた手ブレ補正機能など、ハイスペックな性能が備わっています。
Insta360「Insta360 Ace Pro」
ライカとの共同開発による光学性能と、AIを活用した撮影機能が魅力のモデルです。1/1.3インチの大型センサーを搭載しているため、より多くの光を取り込み、低照度下でもダイナミックな画質を実現します。
4K120fps撮影に対応しており、激しい動きのアクティビティでもスローモーション映像として滑らかに再生可能です。飛び跳ねる瞬間や急降下など、スピード感のあるシーンを決定的瞬間として切り取れます。
防水性能は本体のみで約10m、付属の潜水ケースを使用すれば水深約60mまで対応します。最大約100分の連続撮影が可能なので、長時間のトレッキングでも予備バッテリーと組み合わせれば一日中撮影を続けられるでしょう。
Insta360 Insta360 Ace Pro
サイズ:3.9x 7.2x 5.2 cm 重量:約535g
DJI「Osmo Action 5 Pro」
圧倒的なバッテリー持続時間と、優れた撮影性能を兼ね備えたアクションカメラです。
最大の特徴は、4K60fps撮影に対応しながら、最大4時間の連続撮影が可能という驚異的なバッテリー性能です。数時間に及ぶサイクリングや一日中のキャンプの記録でも、バッテリー交換の手間や不安から解放されます。
防水性能は本体のみで水深約20mまで対応しており、防水ケースなしで川遊びや雨天時の登山ができます。-20℃程度の低温環境にも対応しており、冬山でのスノーアクティビティでも安心です。
DJI Osmo Action 5 Pro
サイズ:71 x 44x 33 mm 重量:146g
【5万円以上】アクションカメラおすすめ3選

アウトドアの思い出をプロフェッショナルレベルで記録したいなら、5万円以上の高性能アクションカメラが最適な選択肢となるでしょう。最後に、ユーザーから高い支持を集める三つのモデルを紹介します。
Insta360「Insta360 X5」
8K30fpsの超高精細解像度で、360度の視界を丸ごと記録するフラッグシップモデルです。
1/1.28インチの大型デュアルセンサーとトリプルAIチップの搭載により、朝日が差し込む山頂や暗くなったキャンプ地の雰囲気まで、どのような光の条件下でも鮮やかで豊かなディテールを捉えられます。
事前にフレーミングを決める必要がなく、360度の景色を記録できるため、映像を振り返った際に「あのシーン、もっと違う角度で見たかった」という後悔がありません。
撮影後はスマートフォンから即座に共有可能で、野営地でのWi-Fi環境があれば、その日の思い出をリアルタイムでSNS発信することも可能です。
Insta360 Insta360 X5
サイズ:38x 46 x 125 mm 重量:54g
GoPro「MAX2」
従来の『8K』表記ではなく、実際に使える高精細な映像を追求した『True 8K』により高い解像度を実現しています。
MAX2の最大の魅力は、360度の全方向から被写体を追跡しながら撮影できる自由度です。マウンテンバイクでのダウンヒル走行中も、クライミング中の迫力ある動きも、後からスマートフォンやPCで『見たい角度』に自由にリフレーミングできます。
ユーザー自身で破損したレンズの交換も可能なため、険しいアウトドア環境での長期使用にも安心感があります。
GoPro MAX2
サイズ:70 x 49x 64mm 重量:195g
GoPro「HERO13 Black クリエーターエディション」
最大400fpsのバーストスローモーション機能で、アウトドアの決定的瞬間を超スローで捉える最新型アクションカメラです。
装着したレンズやフィルターに応じて、自動で最適な撮影設定に調整される高度な機能により、手軽にプロフェッショナルな映像クオリティーを実現できます。
山登りやトレイルランニング、水中撮影など、過酷な環境での使用を想定した堅牢性も兼ね備えており、アウトドアライフを彩る映像制作の相棒として活躍します。
GoPro HERO13 Black クリエーターエディション
画面サイズ:2.27インチ
まとめ
アクションカメラは、アウトドアアクティビティの感動を高画質で記録し、一生の思い出として残せる最高のパートナーです。
2万円以下の入門モデルでも4K撮影や防水機能を備えており、初めての人でも手軽にアウトドア撮影を始められます。一方、5万円以上のハイエンドモデルになると、360度撮影や超高速スローモーション、8K解像度など、プロレベルの映像表現が可能です。
どの価格帯を選ぶかは、撮影したいシーン・求める画質・使用頻度によって異なりますが、まずは予算に合った一台を手に入れてアウトドアでの撮影を楽しみましょう。















