
今回は雑誌『BE-PAL』(2023年11月~2025年7月号まで)に掲載されたキャンプ場の特集よりピックアップ。
※掲載情報は取材当時のものです。最新情報は各キャンプ場へご確認ください。
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車乗り入れOK。オートサイトがあるキャンプ場6選
サイトに車を乗り入れできるからスムーズに荷物の出し入れができるオートサイト有のキャンプ場を紹介。
(BE-PAL 2023年6月号~2024年5月号より)
オートサイトがあるキャンプ場
谷川岳山麓オートキャンプ場

営業:4月下旬~11月中旬
テントサイト:32
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:5,000円
メールアドレス:info@tanigawadake-camp.com
百名山・谷川岳の麓に位置し、近くには湯檜曽川が流れる(水遊び可能)。そばに人家はないエリアで星空を見るには最適。山深いが温泉やスーパー、水上ICは車で5〜20分圏内だ。

▼参考記事
尾瀬いわくらキャンプ場

営業:4月~11月
予約:3か月前の1日より
テントサイト:約70
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:9,800円~
スキー場のゲレンデが広々テントサイトに!
手入れが行き届いた開放的な芝生のフリーサイトがメインだが、電源付きオートサイトも5区画ある。フリーサイトは広大で、満サイトでも窮屈感がなく快適。温水洗浄便座付きトイレ、給湯器付き炊事場など、設備は充実。隣接するホテル内の温泉を割引料金で利用できるのもいい。

ホテルの温泉。宿泊者は大人600円、子供400円。
▼参考記事
わんキャンドッグラン&キャンプ

営業:通年
予約:随時
テントサイト:10
その他の宿泊施設:なし
モデル料金:3,850円〜
リード不要のプライベートサイトが人気!
ゲートを閉じればリード不要になるプライベートサイト(11m×10m)が6サイト、プライベートビッグサイト(11m×20m)が1サイトある(9,350円〜)。各サイトに水場と電源が付属し、車も乗り入れ可能。定員は決まっているが、臨機応変に対応しているので、予約時に相談しよう。リードは必要だが、一般フリーサイトも犬連れOKだ。
設備は温水の出る炊事場、ワンコ専用温水足洗い場など。場内には600坪のドッグランが3か所あるが、宿泊者は無料で利用できる。専属トレーナーが常駐しているので心強い。

大・中・小型犬別にドッグランを整備。アジリティー(障害物)も設置されている。

一般フリーサイトは3サイト。3,850円。

共有の炊事棟では温水を利用できる。
THE FIVE RIVERS FINE GLAMPING 群馬白沢

営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:28
その他の宿泊施設:6棟
モデル料金:3,000円〜
キャンプもグランピングも!愛犬といっしょにアウトドアライフを満喫!
2022年にオープンしたキャンプとグランピングを体験できる複合施設。オートサイトは28サイトあるが、全サイトが小川や自然の清流の近くにレイアウトされていて、2ルームテントを張っても余裕の広さが確保されている。

うちドッグフリーサイトは10区画で、面積は220~320平米と広々。サイト内に車を2台まで停められ、電源が付属しているサイトも4区画ある。近くには共用のドッグランがあり、清流で水遊びもできるので、ワンコも大喜びだ。
リードは必須だが、電源のないオートサイトでもペットを受け入れている。グランピングドームは全6棟で、うち2棟は専用ドッグランが付属する。また、新しいだけに設備は十分。炊事棟ではお湯が使え、トイレやシャワーも清潔だ。尾瀬へも車で40分ほどなので、観光のベースとしてもGOOD。
広いドッグフリーサイトにワンコも大満足。水遊びOKの清流があるのもうれしい。ドッグフリーサイトは定員6名。犬は3頭まで無料。

サイト近くには小川が流れ、せせらぎが耳に心地よい。
設備はピカピカ

キャンパー専用のバレルサウナ。温まったら清流白沢川で冷水浴。2~4名で利用できる。7,000円~(2名利用時)。

設備は新しくて清潔。

レセプションはホテルのよう。
専用ドッグラン付きグランピングも!

キャンプサイトの奥にグランピングエリアが設けられている。6棟のうち2棟に専用ドッグランが付属。

▼参考記事
OZE-HOSHISORA GLAMPING&CAMP RESORT

営業:5月中旬~10月中旬
テントサイト:71
その他の宿泊施設:40棟
モデル料金:7,300円~
空に近いから眺望や夜空が別世界
標高1,500mの山頂から見渡せる山々の景色は、日常では味わえない天空の世界。尾瀬国立公園の玄関口、群馬県片品村にあるので、ブナや白樺、天然記念物に指定されているレンゲツツジの群落など、豊かな自然環境も魅力だ。


▼参考記事
十二の杜オートキャンプ場

営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:40
その他の宿泊施設:2棟
モデル料金:6,000円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
自然との共生を目ざして開業。ワイルドさも残しつつ、設備充実でビギナーも安心!
自然との共生を目指し、「草屋根と薪ストーブのある暮らし」を推進する建築関係の会社が、自然を活かす方向で雑木林を整備して開業。テント泊とグランピング泊が体験できる。オートサイトは4つのエリアに分かれていて、A・B・Cサイトは林間で、隣のサイトとは樹木で自然に区切られている。Dサイトは木々がまばらなフリーサイトだ。また、ドーム型のグランピングテントには薪ストーブが設置され、薪ストーブ生活を疑似体験できる。
共有施設は炊事場、温水シャワー、温水洗浄便座付きトイレと充実。環境に配慮し、洗い場やシャワーには石鹸洗剤も常備してある。場内の釣り堀ではマス釣りが楽しめるほか、水遊びに最適な川も流れている。敷地の隣には、名称の由来となっている、「十二様」という山神様を祀るナラの大木がある。




テント式サウナあります!


グランピング体験も!



▼参考記事
快適に過ごせるコテージ・バンガローがあるキャンプ場4選
自然の中で快適に過ごせる設備が備わったコテージ、バンガロー有のキャンプ場を紹介。テント設営が不要なので、キャンプ初心者やファミリー・グループにおすすめだ。
(BE-PAL 2023年9月号~2024年11月号より)
コテージ・バンガローがあるキャンプ場
HOTAKANE BASE

営業:通年
予約:1か月前より
テントサイト:14
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:6,000円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
2016年3月、統廃合によって閉校となった武尊根小学校を利活用するために、NPOが運営を開始し、同年10月にキャンプ場をオープンした。テントサイトのバリエーションも多く、初心者向きのウッドデッキサイト、地面がふかふかの天然芝生エリア、平日限定のソロキャンプエリアなど、さまざまな層に対応。
温水の使える炊事場、温水洗浄便座付きトイレなど、設備も十分だ。アウトドア会社が運営しているので、夏はカヌーや川下り、冬はスノートレッキングなどのアウトドア・ツアーも提供している。



▼参考記事
群馬・北軽井沢スウィートグラス

雄大な浅間山を望む浅間ビューサイト。
営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:約100
その他の宿泊施設:約50棟
モデル料金:5,500円〜
山の整備の際に出た木材を加工し、無料で提供!
開設30周年を迎えた人気キャンプ場。ファミリーから犬連れ、ソロまで、テントサイトのバリエーションは多彩だ。宿泊棟もさまざまなタイプがそろっていて、全棟に薪ストーブが設置されている。こちらでは山の保全活動にも力を入れていて、森を更新するために切り出された小径木や太い枝を短時間で自然乾燥するように短くカットし、「コロ薪」として無料で提供している。薪を割ったり運んだりする道具があるのも嬉しい。コロ薪は焚き火台でも薪ストーブでも利用OK。安全に楽しく火と戯れよう。

常設タープの下に焚き火炉&薪ストーブが設置された狼煙サイト。

宿泊棟全棟に薪ストーブが設置されている。

コロ薪ステーション。使い放題だが、余った薪は返却のこと。
▼参考記事
菅沼キャンプ村

営業:4月下旬~10月20日
予約:随時
テントサイト:20
その他の宿泊施設:44棟
モデル料金:8,540円~
日光白根山の登山口に立地。真夏でも25度Cを超えることが少なく、避暑にぴったり。全国屈指の透明度を誇る菅沼が目の前に広がり、自然環境も極上だ。SUPの持ち込みは禁止だが、菅沼でのSUP体験ツアーを開催。深青の湖水を存分に楽しめるクリアカヤックのレンタルも行なっている。広場を利用したテントサイトはフリーサイトで車の乗り入れはNG。バンガローは6人用、8~10人用、10人用の3タイプ。炊事場、水洗トイレ、温水シャワーと設備も必要十分。ドッグランもあるので愛犬家にもおすすめだ。

SUPツアーは朝凪セッション、デイツアー、夕焼けクルージングの3種類。大人8,000円~。

バンガローは全44棟。

設備は必要十分。
▼参考記事
野反湖キャンプ場

営業:5月1日~11月上旬
予約:随時
テントサイト:120
その他の宿泊施設:45棟
モデル料金:4,840円~
2,000m級の山々に囲まれ“天空の湖”といわれる野反湖畔に立地。初夏から初秋にかけは300種類以上の高山植物が湖畔を彩る。テントサイトへは車の乗り入れができないため、リヤカーに荷物を載せてエッチラオッチラ。800mの道のりの先には絶景が待っている。炊事場、水洗トイレ、ランドリーなど、設備は十分。

バンガローエリアは車の乗り入れ可。7,500円~。
▼参考記事
のびのび過ごせる!ファミリーにおすすめのキャンプ場5選
自然の中で子どもも大人も安心して楽しめる工夫が満載のキャンプ場を紹介。遊具や川遊び、体験イベントなど、家族みんなで楽しめるアクティビティが充実!
(BE-PAL 2023年3月号~2025年6月号より)
ファミリーにおすすめのキャンプ場
八風平キャンプ場

営業:通年(冬季は要問い合わせ)
予約:2か月前の1日より
テントサイト:約40
その他の宿泊施設:0棟
ネット予約可能
温水が出る
器具による焚き火OK
ペットOK
Wi-Fi利用可能
利用可能なキャリア:DOCOMO au SoftBank
碓氷軽井沢ICから2分!ファミリーからソロまで楽しめる森の中のキャンプ場
夏季限定の市営キャンプ場を、2019年に管理を受けた会社が通年営業に形態を変えて再出発。「当初は樹木が生い茂り真っ暗でしたが、伐採や剪定をしたところ、光も風も入る快適な環境になりました」と、管理人の村井佳彦さん。標高は860mで下界より5度Cほど低く、2本の沢に囲まれた尾根に展開しているため、風が抜け、より涼しく感じられる。
テントサイトは大まかに、芝生、林間、野営、BBQのゾーンに分かれ、予約時にゾーンの指定が可能。ちなみに林間がもっとも広く、グループ向け、ほぼ1日中日陰など、個性が分かれる。野営は初心者やソロ・デュオ向け、熟練者向けブッシュクラフトエリアがある。
設備はレトロな炊事場とトイレのみだが、炊事場では温水が使え、トイレも水洗だ。GWや連休、お盆などの繁忙期以外はチェックインが10時、アウトが17時で、最長31時間の滞在が可能。上信越自動車道・碓氷軽井沢ICから2分、軽井沢中心部へも15分という立地も魅力だ。
ただし、初夏から秋口はヤマビルが多いので要注意。「駆除用の塩を大人全員に配付していますが、ヤマビル忌避効果のある虫よけを持参していただけると安心です」。
自然を満喫!




ファミリー向けサイトは広々~

設備はシンプル


売店は24時間対応!



撮影/中村文隆
▼参考記事
DOAI VILLAGE

白いマシュマロのような外観のインスタントハウスは厳しい自然に適応した快適な造り。
営業:通年(天候で変更あり)
予約:2か月前より
テントサイト:8(5〜10月)、6(11〜4月)
モデル料金:84,000円〜(インスタントハウスの場合)
土合駅から徒歩0分のグランピング施設

薪の炎で90度Cまで熱したサウナ。
谷川岳の麓、JR上越線土合駅の下りホームは地下深くのトンネルにあり、地上まで486段の階段を登る。日本一のモグラ駅の愛称で鉄道ファンや登山愛好家に有名だ。その無人駅の敷地を活用してグランピング施設をオープン。今は使われていない切符売り場や駅務室は、カフェ「駅茶mogura」として活用されている。本場フィンランド式のサウナもある。
▼参考記事
はこだたみキャンプ場

手ぶらキャンプもOK。
問い合わせ先
TEL:0274(58)2829
住所:群馬県多野郡神流町神ケ原63-1
営業:通年(月曜休、12月〜3月は月・木曜休)
予約:来年3月分まで随時
テントサイト:8
その他の宿泊施設:10棟
神流町恐竜センターそばでリバーサイドキャンプ!

営業:通年(月曜休、12月〜3月は月・木曜休)
予約:来年3月分まで随時
テントサイト:8
その他の宿泊施設:10棟
群馬県神流町は1985年、日本で初めて恐竜の足跡が発見された地として知られ、2年後には神流町恐竜センターが誕生した。キャンプ場はこの施設のすぐそばに整備されている。
2025年4月に区画が再編され、ファミリーサイトが8区画になり、ソロサイトは廃止となった。車の乗り入れはできないが、広さは13m×7mとゆったり。
ほかに2タイプのバンガローもある。恐竜センターでは骨格標本などの展示のほか、化石発掘体験などのイベントも開催。目の前を流れる清流、神流川では水遊びも楽しめる。



▼参考記事
グリーンパークふきわれ
営業:通年
テントサイト:約70
その他の宿泊施設:9棟
モデル料金:5,800円~(大人2名+子供2名+クルマ1台で1泊利用した場合)
細やかなサービスで人気。例年、3月上旬ごろまでは積雪がある。初心者向けの冬季対応手ぶらキャンププランのほか、トレーラーハウスやキャビンに泊まるプランもあり、小さな子連れのファミリーも安心だ。数は多くないが、ソリやおもちゃの雪玉製造機の貸し出しもある。冬季限定で薪使い放題プランを提供(1,500円)。
▼参考記事
-be- 北軽井沢キャンプフィールド
メール:info@be-kitakaru.jp
営業:4~11月
予約:2か月前より
テントサイト:約50
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:6,500円~(大人2名+子供2名で1泊する際の目安)
著述業やギアの開発などで活躍する佐久間亮介さんが理想的なフィールドで運営をスタート!
アウトドア・ライターやモデルとして活躍する佐久間亮介さんがオープンした注目のキャンプ場。佐久間さんは2014年から約2年かけて47都道府県のキャンプ場を回り、20か所以上でスタッフとして働いた経験もある。このフィールドと出会い、キャンプ場をはじめることを決めたという。「2019年に閉鎖されたクリオフィールドというキャンプ場の跡地です。個人的に林間で区画のないテントサイトが好きで、シラカバ、ナラ、クルミなど、樹種が多いのも魅力です」。テントサイトは車の乗り入れOK。基本的に林間だが、樹木少なめの芝生エリア、樹木多めの林間エリア、電源サイト、グループエリアの4タイプ。
設備は温水の出る炊事棟、暖房便座付きトイレ、シャワー、コインランドリーなどと十分。「名称のbeには、自分らしくあれ、という思いをこめました。いまはギアが注目されがちですが、野鳥を見たり、昆虫採集をしたり、道具にたよらず、キャンプの在り方や自然と触れあう楽しさを深掘りできる、実験場のような場所にしたいですね」。
木陰が気持ちいい
林間エリア。針葉樹と広葉樹の混交林だ。
空が広く見える芝生エリア。
グルキャンもOK!
グループエリアは3サイト。こちらは開放的なAサイト。
ヒミツ基地のようなCサイト。
設備は充実
コインシャワーが備わっている。
洗い場とトイレは場内に2か所。温水も使える。
トイレは清潔。
芝生エリアには遊具を設置。周辺は車の進入禁止なので、子供も安心。
バンガローも有り
ログキャビンが6棟あり。
生き物観察もおすすめ
サイトに居ながらにして生き物観察ができるのも魅力。
撮影/中村文隆
▼参考記事