ドイツ「ザクセンスイス」の変化に富んだハイキングが最高だった!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2025.10.05

ドイツ「ザクセンスイス」の変化に富んだハイキングが最高だった!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

ドイツ「ザクセンスイス」の変化に富んだハイキングが最高だった!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
「ザクセンスイス国立公園」という場所があります。はい、スイスに。…ではなくてじつはドイツにです。しかも別にスイスに面しているわけでもなく、国境を接するのはチェコ。

じゃなんで「ザクセンスイス国立公園(ドイツ語だとゼクシッシェ・シュヴァイツ国立公園)」と呼ばれているのかというと、「スイスに風景が似ているから」というのが理由らしいです。ドイツ人、意外とブライドが…。笑

どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。
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有名な「バスタイ橋」から先がむしろ最高!(ドイツ・ザクセン州旅その2)

前回はこちら↓

“国境の街”ドイツ・ゲルリッツで待っていた景色とは?【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

この「ザクセンスイス国立公園」、行ってみるとあんまりスイスっぽくないです。もちろんスイスのすべてを知っているわけではないですが、「ザ・スイス」のイメージである「アルプス」の雰囲気と異なっていました。

行ってみると本当に素晴らしい大自然にあふれていました。「スイスに似ている」とか言うよりは、この場所ならではのよさに満ちていました。

この「ザクセンスイス国立公園」でいちばんの有名どころが「バスタイ橋(basteibrücke。brückeはドイツ語で「橋」の意味)」。この橋とその先の展望台まで行って戻る人が多いらしいですが、さらにその先のハイキングがかなり冒険感があり楽しかったです。

「ザクセンスイス国立公園」最寄駅のクアオルトラーテン(Kurort Rathen)駅へ

最寄りの都市はザクセン州の州都であり人口約56万人のドレスデンです。そこから近郊列車で約35分。「クアオルトラーテン(Kurort Rathen)」駅で下車するのですが…。

駅の直前でいっしょの列車に乗っていた人が「バスタイ橋が見えるよ」と教えてくれました。

写真の中央あたりに見えます。

ドイツの近郊列車は2階建てのものも多く、眺めのいい2階席からは写真も撮りやすいです。

下車後、徒歩2分ほどの船着き場から川を渡るフェリーに乗ります。

いざハイキングスタート

反対側の船着き場に着いたのが11時18分。ハイキングスタートです。

土産物店などが並ぶ集落を少し歩きます。

このあと左折して、船を降りてから約10分後の分岐点を左側に登っていくとすぐに山道に。

「白・青・白」の帯になっているところが今回のルート。

見晴し台から見る景色が最高!

山道に入ってから約10分後に分岐点があり、左のルートを行くと20秒ほどで見晴らし台に到着。

素晴らしい眺め!見晴し台が多く、このような景色をこのあとも連続してみることができます。

出発から20分くらいで階段になります。その後3分ほどでまた見晴らし台への分岐点。

ここも20秒ほどで見晴らし台へ。

その後「ノイラーテン城」という城跡を通過。本当は行きたかったのだけど臨時休業中のようです。

柵の上から手を伸ばして撮ってみた写真です。
出発から35分でこの奇岩の間を抜けます。

個人的に「すごい・・!」と感じたバスタイ橋

そのすぐ先がバスタイ橋。

この石橋からの景色がすごいんです。
特にバスタイ橋から桟橋のように突き出た見晴し台の先がオススメ。
奇岩がゴロゴロ。
その「桟橋」部分から見るバスタイ橋もまたよし。

このバスタイ橋を越えて進んでいくと、道が二手に分かれていました。

たぶん「登るほうが正解だろう」と考えて、左に折り返すような階段を進みます。

あとでわかったことですがここをまっすぐ行っても、同じ場所にたどりつきます。でも左の道を登っていくと…。

山頂展望台っぽいところに到着します。

船着き場を出発してから40分くらいです。

見晴台があります。
その先端から見た右側。
左側。

ランチも含めて、この「山頂展望台」っぽいところで30分ほど休憩。12時25分頃出発し、ハイキングコースに沿って進んだのですが…。

ここの山頂部分はとても広くてレストランも5ヵ所くらいありました!

と驚いていたらホテルまでありました。ちょっとした高原リゾート。

で、多くの観光客はここでUターンするかバスに乗って帰るようですが…この先のハイキングコースを進む周回ルートにしたほうが圧倒的におもしろいです!

ホテルの左横の広い舗装道路をまず進みます。

ここはクルマも通れるようです。

すぐに右側にあるハイキングコースへ。

ゆるやかなムードから嬉しい誤算が続きます!

森林浴もできるハイキングコースです。「穏やかなルートを歩くのも気持ちいいな~」なんて思っていました。でもこのあと嬉しい誤算が続きます!

ランチ休憩から15分後に分岐点。

標識に「パビリオンなんとか」とか書いてあるのできっと見晴台だと思って進みました。
2分後、この写真の先にある見晴らし台に到着。なかなかの景色が楽しめます。

本道に戻って3分後の12時46分、小学校の2クラスくらいが遠足のお弁当タイムにできそうな平らで広い場所に着きます。

そこから左へ急な下り階段が始まります。

嬉しい誤算「奇岩がたくさん!」

さてさてここから先が本当に「嬉しい誤算」の連続なんです。

まずはちょっと「ドラえもん」のジャイアンの顔を思わせる巨岩。
橋というだけで少しテンションが上がります。
なんとか通れるくらいの細い通路。

このあたりになると「冒険感」が増してきます。ちょっとロールプレイングゲームの主人公になったような気分で、がんがんと下ります。

上がアーチ状になっている階段。

秘密の場所への入口っぽいですよね。

この下り階段も「この先何が待ち受けているのだろう」というワクワク感がたまりません。

こうしてガンガンと下っていき、ランチ休憩から40分後に川沿いの広い道に出ました。そこからは基本的に平らです。

5分ほど歩くと川幅も広くなり、ボートを漕いでいる人たちがいました。

この先で川をせき止めていて、そこに貸しボート場がありました。ずっとハイキングしてきたのでちょっとボートもいいかなと思ったのですが、次の予定があったので断念。

13時26分、最初の船着き場に到着したのですがギリギリで船が出て行った後。30分近く待ちました。

約30分のランチ休憩を除くとわずか2時間強のハイキング。スイスアルプスの森林限界の上のハイキングのような「見晴らし」はありません。でも前半の見晴らし台やバスタイ橋から絶景や、ランチ後のユニークな下りなど本当に変化に富んだ道のりでした。

【柳沢有紀夫の世界は愉快!】シリーズはこちら

ドイツ観光局
https://www.germany.travel/en/campaign/german-local-culture-jp/home.html

ザクセン州観光局(英語サイト)
https://visitsaxony.com/

ザクセン州観光局(今回のハイキングルート)
https://visitsaxony.com/tour/schwedenloecher-rathen-to-the-bastion
ただしこのページでは地図の左側の駐車場をスタート地点にしていますが、私が歩いたのは右下のKurort Rathenから。

柳沢有紀夫さん

オーストラリア在住ライター (海外書き人クラブ)

1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係

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