タイヤにチェーンを巻いて、ビーチへGO!~ 西アフリカ4カ国ぶりのキャンピングは、トーゴ ~ | クルマの旅・ドライブ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2019.02.13 軽キャンパーで地球半周!

    軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸しました。 南アフリカの喜望峰を目指していますが、西アフリカドライブは課題が多すぎです。雨季やマラリア蚊、複雑怪奇なVISA取りに泣かされ、賄賂警察官に脅される日々。南下するほどにストレスが溜まります。

    国境に群がるゾンビの群れ

    ガーナから、トーゴに入りました。国境ゲートのまわりは、ゾンビのように群がってくる客引きの群れ。あっちへ車へ停めろ、こっちに来い、そっちじゃないと勝手に案内する連中で、愛想笑いのひとつもなく、上から目線の恫喝営業です。うかつに返事をしたら、あとでいくら請求されるかわかりません。こんなときは、中米で編み出した必殺技を繰り出します。彼らの指差す方向の、逆側に歩く作戦です。バカなの?って顔されますが、すぐに相手にされなくなりますから。ほらっ、あっという間に、ボクらのまわりからゾンビが消えました。ただ、これではいつまでたっても目的地にたどり着けないという欠点がありまして、はて、イミグレはどこでしょう?

    チェーンを巻いてキャンピング

    ギニア湾に出ました。マリ以来4カ国ぶりのキャンピングは、茅葺の東屋が並ぶビーチです。いまだに海賊が出没する物騒な海域ですが、キャンプ場を襲うほど彼らも暇ではないだろうから、おそらく安全です。

    とはいえ、ほかのキャンパーはひとりもいません。バンガローに泊まるカップルが2組だけ。募る不安を吹き消すほどに青い空。「好きなところに駐車していいよ」キャンプ場のおじさんが嬉しいことを言ってくれますが、いかんせん砂浜。あっという間に埋った我が家の軽自動車でして、チェーンを巻いて出直します。

    コースターはコップの上

    寝どころを決めたら、冷えたビールで乾杯!コースターをコップの上に置くのがトーゴ流です(←ホントの話)。

    ハエもビール好きなのです。その昔は奴隷や象牙を輸出した悪名高いギニア湾ですが、いまだに西欧に毒された感がなく、しつこい土産売りもいません。ゴミのない砂浜にヤシの木、涼しい木陰。ペンキのはげた漁船。

    地雷が降ってくるビーチ

    ビーチは生活道路として人通りが多く、地元民の生活を観光できます。おしゃべりに忙しい女子高生が、落ちてきたヤシの実をさくっと拾い、小脇に抱えて歩き続けるということは、ヤシの実は無料です。拾い放題。

    ちなみにココナツとヤシの実の関係は、ココナツはヤシ科で、ヤシ科のなかでもっとも有名なのがココヤシです。名前はどうあれ、こんなに重くて硬い実を頭に食らったら死にかねませんが、地雷が降ってくるようなこのビーチを我が家のマイ秘境に認定しました。ギニア湾に楽園がありますよと言っても、誰も来ないでしょうね~。ビールのお伴は猫です。

    少年と犬

    翌朝、何をするということもなく海を眺めていると、前方に同じように水平線を眺める少年を発見。離れたところに、身じろぎもしない犬。少年が振り向いたので手を振ったら、思いっきり驚いた顔して立ち去りました。いそいそとズボンを穿いて……。犬は後ろ足で砂をかいてから。便所ケ浜……、なのです。

    食事は手で食べます

    首都ロメの住宅街は、都会とは呼べないくらいに田舎です。というか、すごいことになっていました。戦争中ですか!?ってくらいに煙がたなびいてまして、野焼きです。どうして、わざわざ交差点のど真ん中で。

    野焼きのすぐ横で食事をしていたのは、娘さん。西アフリカでは、食事は手で食べます。

    宿の青年が純朴で、遠慮しつつも大胆な提案をしてきます。「日本で働きたいんだけど、連れて行ってくれない?」パスポートあるの?「持ってないから、パスポートを買うお金を稼ぎたいのです」鶏が先か卵が先かみたいなことを言う、哲学的な彼。

    最低でも1週間くらい楽園ビーチでのんびりしたいのですが、雨将軍に追いつかれたので、急いで南下します。

    【トーゴ・ドライブ情報】
    ビザ:10,000CFA(約1,915円)
    車両保険:BROWN CARDと呼ばれる西アフリカ13カ国共通タイプ(6ヶ月間)7,499円(41,004CFA)。セネガルのAXAで取得
    検問:なし
    キャンプ場情報:iOverlander

    次週は、このドライブ最大の危険地帯ナイジェリアです。ホント、死ぬかと思いました。

    石澤義裕・祐子
    住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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