パラコードとは?活用法から種類の違い・特徴について解説! | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

アウトドアの知識

2025.03.11

パラコードとは?活用法から種類の違い・特徴について解説!

パラコードとは?活用法から種類の違い・特徴について解説!
キャンプで何かと活用できるアイテムがパラコード。本記事ではパラコードの種類と特徴、主な用途、選ぶ際のポイント、パラコードを使った便利な結び方までお伝えします。キャンプでパラコードを導入していない方や、テント設営用のガイロープの交換をお考えの方は必見です!
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パラコードとは? 

パラコードとはパラシュートコードの略語です。もともとはパラシュートの傘と人を繋ぐ目的で使用されていたため、耐荷重の高い丈夫な紐です。キャンパーの中では、タープやテントを設営するためのガイロープや、ブレスレットやキーホルダーなどの材料として親しまれています。

パラコードはさまざまな用途で使えるお役立ちアイテム。キャンプに出かける際には荷物の中に忍ばせておけば、何かと重宝します!

パラコードの種類と特徴

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パラコードにはどんな種類がある?特徴は?

タイプ別種類の違い

パラコードにはさまざまな種類があります。主な種類は以下になります。

テント設営などに使用されるスタンダードなもの

キャンプで使用したり、アクセサリーを作ったりと、幅広い用途があるスタンダードなパラコードです。素材や使用している芯数の数、太さ、耐荷重などさまざまな違いがあり、カラーも豊富です。

米軍で採用されているミルスペックパラコード

米軍で実際に採用されているパラコードです。厳密なテストに合格し、MIL-C-5040H規格を有したものです。高い耐摩耗性・耐荷重・対紫外線機能があり、非常に耐久性が高いのがこのタイプ。キャンプで長く使えるものや、強風時にテント設営に使えるものをお探しの方におすすめです。

着火剤としても使えるティンダーパラコード

芯の部分にティンダー(火口)になるコードが含まれているパラコードです。パラコードをばらした後、ティンダーを引き出してライター等で火をつければ、火をおこすのに使用できます。防水性が高いものも販売されており、水に濡れてしまっても火をつけることができます。

山登りや被災時のエマージェンシーキットに入れておくと安心なパラコードです。

暗闇で光る!蓄光パラコード

太陽光を吸収して、暗闇で光るパラコードです。商品によっては10時間以上光り続けるものがあります。テントのガイロープや、ペグの頭に結び付けて使えば、視認性が高くなり、転倒防止になります。

特徴

パラコードの素材は、ナイロン・ポリプロピレン・ポリエステルの主に3種類です。素材によって特徴が異なります。

最も強度が高いのがナイロン製。耐久性と耐衝撃性に優れているため、アウトドアで大型テントやタープを張るのに向いています。ポリプロピレン製は、価格が安く、軽量で耐水性に優れています。水辺のアウトドアなどにおすすめです。ポリエステル製は劣化に強く、長く使える特徴があります。

パラコードの主な用途

まとまったパラコードが置かれている。

アウトドア用には切り分けて多めに持っていくと便利。

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パラコードの活用法

キャンプなどアウトドアでの活用法

パラコードのアウトドアでの活用法は以下になります。

  • テントやタープ・ハンモックを張る際にガイロープとして使える。
  • 薪や荷物などを束ねる紐として使える。
  • 洗濯紐やランタンなどを吊り下げる紐として使える。
  • ペグの先端に結び付け視認性を高められる。
  • 芯にティンダーが入っているものは、焚き火の着火剤になる。
  • 切れてしまった靴紐の代用として使える。

上記以外にも、アイディア次第でさまざまな使い方があり、アウトドアにもっていけば頼りになる存在です。

日常使いでの活用法

パラコードはクラフトの素材としても優れています。人気があるのが、パラコードを編んで作ったブレスレットやキーホルダー。見た目が可愛く、ほどけば、元のひも状のパラコードに戻るため、被災時などのいざという時に役立ちます。

パラコードを選ぶ際のポイント

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パラコード選びのポイント

用途に応じた長さと強度

パラコードは用途に合わせたものを選びましょう。

キャンプでテントやタープの設営に使用する場合は、強度の高いナイロン製のものがおすすめです。目安ですがテントならば1か所につき3m、タープならば4mほどあれば十分でしょう。

また、パラコードの強度は内側の芯数によっても異なります。一般的に芯数は5本~9本ほどのものが販売されており、芯数が多いほど強度が高く、そのぶん太くなります。テントの設営に使う場合、強風などで切れてしまうとテントが倒壊する恐れがあります。テントのサイズにもよりますが、不安ならばなるべく芯数が多いものを選ぶとよいでしょう。

クラフト用にはそこまでの強度は必要ありません、編みやすいやわらかいものや、デザインやカラーが気に入ったものを選ぶとよいでしょう。長さは編み込みのキーホルダーを作る場合、目安ですが、完成品の9倍ほどの長さのパラコードが必要になります。

デザイン性

パラコードはデザインやカラーが豊富なのも魅力。テント設営に使用する場合は、テントと同じカラーや、自然に溶け込みやすいグリーンやオリーブなどのカラーを選ぶと、サイトの雰囲気が落ち着きます。

転倒防止のために、あえて視認性の高い、イエローやレッドなどのカラーを選ぶのもよいでしょう。

パラコードの代表的な結び方

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パラコードの結び方

自在結び

自在結びとは、結んだ後に結び目をスライドさせて、ロープの長さが調整できる結び方です。パラコードをガイロープとして使う際に自在金具がなくてもテンションの調整ができるため便利です。以下が結び方です。

1.紐の先端を下から通して輪を作り、輪の中に通します。すると、1つ目の結び目ができます。先端の部分の長さは余裕をもって長めにとっておきましょう。

自在結びの結び方のイメージ。

下にも輪を作るため、先端の部分は余裕をもって長めにしておきましょう。

2.1つ目の結び目の下に、同じように2つ目の結び目を作ります。

自在結びの結び方のイメージ。

このように同じ輪を作ります。

3.もういちど輪の中に先端を通し、2つ目の結び目を二重にします

自在結びの結び方のイメージ。

下の輪は二重にしましょう。

4.二重になった2つ目の結び目のに真下に最後の結び目をつくります。

自在結びの結び方のイメージ。

矢印の空間に輪の先端を入れます。

5.結び目がほどけないようにしっかり絞ったら完成です!結び目を動かせば自在に長さの調節ができます!

自在結びの結び方のイメージ。

下の結び目をスライドさせれば長さが調節できます!

もやい結び

もやい結びはほどけにくく、杭やテントのループなどにがっちりとロープを結びたい時に重宝する結び方です。

1.ロープを柱にまわし、写真のように先端側が上にくるように輪を作ります。

もやい結びの結び方のイメージ。

柱だけでなく、テントのループに通して固定もできます。

2.先端を輪の下から通し、手前側にのびているロープに対して平行に引き延ばします。

もやい結びの結び方のイメージ。

輪の下から上にくぐらせるのがポイント。

3.手前側にのびているロープの下をくぐらせ、先端を輪に通します。

もやい結びの結び方のイメージ。

矢印の空間に輪の先端を入れます。

4.先端のロープと手前にのびているロープを引き締めたら完成です!

もやい結びの結び方のイメージ。

がっちりと固定できます!

先端は長めに残しておきましょう。ゆるんだ際の抜け防止になります。

一重継ぎ

一重継ぎはロープとロープを繋ぎ合わせる際に便利な結び方です。ロープの長さが足りない時に重宝します。

1.1本のロープをカタカナの「コ」の字にします。2本目のロープはその下に置きましょう。

一重継ぎの結び方のイメージ。

カタカナの「コ」のようなイメージの形にしましょう。

2.「コ」の字になったロープの下に2本目のロープを通します。ロープを折り返して、2本目のロープの上部にできた輪に先端を通しましょう。

一重継ぎの結び方のイメージ。

矢印の空間に先端を入れます。

3.2本のロープをしっかりと締めこんだら完成です!

一重継ぎの結び方のイメージ。

2本のロープがしっかりと繋がりました!

用途に合わせてパラコードを使いこなそう!

パラコードは工夫次第でさまざまな使い方ができるアイテムです。キャンプでテントやタープを張るのはもちろんのこと、洗濯紐や薪や荷物をまとめるロープとして活用できます。

日常使いではアクセサリー作りの材料になり、ほどけばロープとして使えます。台風などの災害時にも何かと役に立つため、非常用袋に入れておくのもよいでしょう。種類が豊富で、それぞれ耐荷重や質感が異なります。記事を参考にしてご自分の用途に合ったものを見つけ、ぜひ活用してくださいね!

のまどうさん

アウトドアライター

行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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