冬キャンプの移動手段はマイカー? 公共交通機関? それぞれのメリットと注意点を解説 | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2026.01.10

    冬キャンプの移動手段はマイカー? 公共交通機関? それぞれのメリットと注意点を解説

    冬キャンプの移動手段はマイカー? 公共交通機関? それぞれのメリットと注意点を解説
    冬は路面凍結で車が滑りやすくなったり、路線バスが通らくなるなど、移動手段の状況が他の3シーズンと変わってきます。
    「マイカーならどんな装備が必要?」「バスってどこまで行ってくれるの?」など、冬ならではの状況を解説しながら、安全にキャンプ地まで行くための方法をご紹介します。
    Text

    冬のキャンプは移動手段が大切

    マイカーアクセス
    柔軟な計画が立てられるマイカー。

    冬キャンプにおいて、移動手段は計画段階から非常に重要な要素となっています。厳しい寒さの中では、万が一の立ち往生が深刻な事態に直結します。また、冬は防寒対策によるアイテムの増加により、3シーズンとは比較にならないほど重量も増えます。「どこへ行くか」を決める前に、「どうやって安全に、確実に移動するか」を考えることが、冬キャンプの第一歩になります。

    3シーズンと冬のアクセスの違い

    マイカーでの違い

    路面の凍結

    冬の駐車場
    早朝や日陰の路面凍結に要注意。

    最も警戒すべきは路面の凍結です。大前提として、この時季はスタッドレスタイヤを装着しますが、それでも不安がすべて解消されるわけではありません。雪が降っていなくても夜間や早朝に気温が下がると、路面上の水分が凍りつくブラックアイスバーンが発生します。見た目はただ濡れているだけに見えるため、不用意にスピードを出すと、カーブやブレーキ時に制御不能に陥る恐れがあります。たとえスタッドレスタイヤでも、凍結路面で滑り出すと簡単には止まりません。

    制御不能になると、対向車線の車との衝突や人身事故、アスファルトの路面から外れて脱出困難になるなど、様々なトラブルに発展します。冬の運転に慣れていないと、路面の凍結はマイカー移動中に事故が起きるリスクを大きく高めます。

    通行止めになる区間がある

    キャンプ場へ向かう山道の中には、冬季閉鎖(11月下旬〜4月頃までなど)される区間が少なくありません。 カーナビや地図アプリでは「最短ルート」として表示されても、実際に行ってみるとバリケードが張られていることもあります。冬のルート選びは、「冬でも通れる道か」を事前に道路交通情報サイトなどで確認することが不可欠です。

    日の出が遅く日の入りが早い

    冬は圧倒的に活動時間が短くなります。たとえば設営時間が夏より制限されたり、16時を過ぎると一気に暗くなり、気温が急降下するなど日中との環境差も大きくなります。夏同様、明るいうちに設営を終えるのがマストですが、逆算して3シーズンより早い時間にキャンプ場に到着しなければなりません。

    また、暗い中での雪道運転は、路面の凹凸や凍結箇所が見えにくく、非常に危険です。「早めに出て、早めに着く」というスケジュール管理が、3シーズン以上に求められます。

    電車・バスでの違い

    ダイヤの変更

    バス停
    時刻は要チェック。

    バス路線によっては冬季ダイヤに切り替わります。夏場はキャンプ場の近くまで行っていたバスが、冬の間だけ運休したり、本数が極端に減ったりすることがあります。ダイヤを確認せずに行くと、到着時間が遅れたり、帰りの便を逃す可能性があるので、入念な事前確認が欠かせません。

    冬では通らない便がある

    積雪状況によっては、安全のために運行できなくなる便があります。特にキャンプ場周辺まで至るルートではその可能性が高くなり、当日に運行不可になることも珍しくありません。必ず動くという思い込みは捨て、最新の運行状況を事前に公式サイトでチェックしましょう。

    移動手段の決め方

    雪道対策を施してマイカーアクセス

    大量の荷物を積めるマイカーは、冬キャンプの強い味方です。ただし、以下の装備は必須です。まず先述したスタッドレスタイヤの装着。全行程をスタッドレスタイヤで走り、急な大雪に備えてチェーンを携行します。

    また、キャンプ場内は除雪が不十分なことも多いため、駆動力が高い4輪駆動車が安心です。さらにスコップと解氷スプレーなど、積雪時に役立つアイテムを積んでおきましょう。

    この他、万が一自力でのトラブル退所が難しくなった場合のロードサービスの利用も想定しておき、加入している保険内容の確認もしておくのがおすすめです。

    運転に自信がなければ公共交通機関アクセスを

    JR御殿場線
    キャンプ場までの電車旅も楽しい。

    雪道の運転経験が少ない、あるいは自分のクルマが冬仕様でない場合は、迷わず公共交通機関を選びましょう。とはいえ、先述の通り冬のキャンプは3シーズンより荷物が多いので、バックパックで現地へ向かう場合は軽量化して移動時の負担を減らす対策が必要です。また、電車やバスの他、キャンプ場の送迎サービスや駅から無料送迎を行っているキャンプ場があるので、こうした施設を選ぶのもおすすめです。

    予算に余裕があればタクシー利用もアリ

    最寄り駅までは電車で行き、そこからキャンプ場までタクシーという手段は、効率的で楽にアクセスできるメリットがあります。事前に予約しておけば路線バスのようにダイヤに合わせる必要がなく、自身の都合良い時間で利用できるので、心身の負担が少ないのも魅力です。

    唯一気になるのはコストです。ソロキャンプでは料金が高くついてしまいますが、グループであれば1人あたりの負担額を抑えつつ、安全と快適さを手に入れられます。

    安全な移動手段でキャンプを楽しもう

    ヤビツ峠バス停
    最適な手段で安全にアクセス。

    冬のキャンプは現地に到達する手段の選定から、3シーズンより丁寧な計画が必要です。凍結によるスリップやバスの運行中止など、様々なアクシデントが起きますが、事前に代替案や天気予報の確認などを行っておけば、当日に焦ることなくキャンプ場にたどり着き、帰りも安全に帰宅することができます。

    冬のキャンプは無理せず安全なアクセスを心がけましょう。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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