バーベキューの串はどう選ぶ?成功の秘訣も解説! | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.11.27

    バーベキューの串はどう選ぶ?成功の秘訣も解説!

    バーベキューの串はどう選ぶ?成功の秘訣も解説!
    本記事では、バーベキューの串の選び方や、食材との相性、そして美味しく焼き上げるためのコツを紹介します。
    竹串や金属串など素材ごとの特徴や、長さ・太さの選び方を押さえることで、見た目も味も格段にアップ。
    さらに、崩れにくく香ばしく焼ける食材や、焦げを防ぐための炭の配置、裏返す頻度など、実践的なテクニックも詳しく解説します。
    これからキャンプやアウトドアで串焼きを楽しみたい方はぜひご一読ください。
    Text

    バーベキューの串の選び方を知ろう!

    素材で選ぶ

    バーベキュー串の素材は主に竹串・金属串・ステンレス串があります。竹串は低コストで手に入りやすく、使い捨てできるため片付けも簡単。自然に分解される素材で、環境にも優しいのが魅力です。

    鋭い先端で柔らかい食材を刺しやすく、軽く扱いやすい一方で、高温では焦げたり燃えたりしやすいため注意が必要です。また、重い食材では回転してしまうこともあります。

    金属串やステンレス串は、耐久性が高く繰り返し使える点が魅力です。熱伝導がよく、芯まで均一に加熱できるため、焼きムラのない仕上がりが期待できます。

    平たいステンレス串。
    平たい刃のステンレス串。

    平たい刃のタイプなら食材が回転しにくく、均一に焼けるのもメリット。掃除や消毒も簡単で衛生的ですが、竹串よりも初期費用が高く、断熱されていない持ち手部分は熱くなることがあります。特殊な形状の串は汚れが溜まりやすく、洗浄に手間がかかる点も覚えておきましょう。

    サイズで選ぶ

    2種類の串が並んでいる。
    串によって素材だけでなく、長さや細さにも違いがあります。

    串の長さや太さも重要なポイントです。20〜30cm程度の長さが一般的で、グリルの幅に合わせて選ぶと作業がしやすくなります。短すぎると手元が熱くなりやすく、火加減の調整が難しくなるため注意が必要です。逆に長すぎると全体が重くなり、扱いづらくなります。

    太さは、刺す食材のタイプによって変えましょう。細い串は、つくねやエビ、うずらの卵など、やわらかく崩れやすい食材に適しています。繊細な具材をしっかり固定でき、形を保ったまま焼き上げられます。

    太い串は、大き目の肉やねぎ、しいたけなど、重量のある食材に向いており、しっかり刺せるため、安定感のある焼き上がりになります。

    串の長さや太さによって、作業効率がアップし、焼き加減にも違いが出ます。何を焼くかが決まったら、事前に串のサイズも決めておきましょう。

    バーベキューの串と相性の良い食材と悪い食材

    相性の良い食材

    串にささった鶏肉。
    鶏肉は串焼きの定番!

    串焼きに適しているのは、加熱しても崩れにくく、香ばしさが際立つ食材です。肉なら牛・豚・鶏の一口サイズ、魚ならサーモンやエビ、イカなどが人気。

    野菜ではピーマン、玉ねぎ、長ネギ、しいたけ、ズッキーニなどです。火の通りが均一で彩りのよいものを選びましょう。色合いや食感のバランスを考えて刺せば、食卓が華やぎ、よりおいしく召し上がれます。

    相性の悪い食材

    水分が多く崩れやすいトマトや豆腐、脂の多い肉などは串焼きに不向きです。焼いている途中で崩れたり、油が落ちて炎が上がったりするためです。こうした食材を使う場合は、アルミホイルを敷くか網焼きに切り替えるのがおすすめです。

    すべてを串に刺そうとせず、「串焼き用」「網焼き用」と使い分けることで、より快適にバーベキューを楽しみましょう。

    バーベキューの串を成功させるコツ

    (出典)photoAC

    コツ① 焼く前に串を水に浸ける

    竹串を使うときは、焼く前に10〜15分ほど水に浸しておくと焦げにくくなります。串に水分を含ませておけば、炭火の熱が直接伝わりにくくなり、串が燃えづらくなります。長時間の焼き物や高温の炭火ではこのひと手間が仕上がりを大きく左右します。

    コツ② 食材は同じ加熱時間でまとめる

    火の通りに差がある食材を同じ串に刺すと、片方が焦げ、もう片方が生焼けになるなど、ムラが出やすくなります。加熱時間が近いものをまとめて串に刺しましょう。焼きムラを防ぎ、均一に焼き上げられます。見た目も整い、食べやすさもアップします。

    コツ③ 炭の配置を工夫する

    焦がさず中まで火を通すためには、炭の配置がカギになります。炭を厚く置けば強火ゾーン、端に少なめに置けば弱火ゾーンが生まれます。この特性を活かして、焼き始めは強火で香ばしく、仕上げは弱火でじっくり火を通すと、旨味を逃さず理想的な焼き加減に仕上がります。

    コツ④ 回転させて均一に焼く

    串を返す頻度は少なめにし、片面がしっかり焼けてから裏返すのがポイント。全体で3〜4回ほどの裏返しを目安にすると、表面は香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上がります。

    何度もひっくり返すと、肉汁が流れ出して水分が減り、パサついた食感になるため注意しましょう。片面ずつじっくり焼くことで、旨味を閉じ込めた均一な焼き上がりになります。

    バーベキューの串でこだわってキャンプを倍楽しもう!

    (出典)photoAC

    串焼きは、素材の持ち味を最大限に引き出すシンプルで奥深い調理法です。串の素材・長さ・太さ、食材の組み合わせ、焼き方の工夫ひとつで味わいが大きく変わります。少しのこだわりで香ばしさも見た目も格段にアップ!家族や仲間と串を仕込む時間も、キャンプならではの楽しみです。

    自分だけの「こだわりの串焼きスタイル」を見つけて、次回のアウトドアをさらに特別なひとときにしましょう。

    のまどうさん

    アウトドアライター

    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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