アウトドアに持っていきたいファーストエイドキットの中身とは? | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

アウトドアの知識

2025.11.22

アウトドアに持っていきたいファーストエイドキットの中身とは?

アウトドアに持っていきたいファーストエイドキットの中身とは?
待ちに待ったキャンプ。とはいえ、楽しいことばかりではないのが自然で過ごすということ。今回は、怪我や体調不良時に最低限処置できるファーストエイドキットをご紹介します。
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キャンプ中に起きる怪我と体調不良に備える!

火を熾し、テントを立てて、川音を聴いたり星を眺めたり。キャンプは大自然を満喫する体験です。日常とは異なる環境で過ごすのはとても楽しいものですが、それと共にアクシデントもつきものです。

なかでも転倒や作業中によるものの怪我、急な体調不良は誰しもが起こり得るもの。医療機関が近くにあるならばすぐに受診できますが、街から遠い場所で過ごすキャンプではそうもいきません。そんなときに応急処置ができる道具があれば、怪我や体調不良の応急処置が可能になります。

今回は応急処置に欠かせない道具を揃えた、ファーストエイドキットについてご紹介します。

ファーストエイドキットとは

ファーストエイドキット
キャンプやハイキングで常備しているファーストエイドキット。

ファーストエイドとは、怪我や体調不良などの際、医療機関で医師に診てもらうまで、または救急車が到着するまでの間に行う応急処置のことです。火傷や擦り傷などの痛みを和らげたり、汚れなどによる感染を防ぎ、夏場であれば熱中症などの処置も行います。こうした応急処置には様々な道具が必要で、これらをまとめたものがファーストエイドキットです。

市街地から離れた自然環境の中で過ごすキャンプにおいては必携品といっても差し支えないもので、ソロを始め、家族や友人らと楽しむグループキャンプなど、スタイルを問わず必要です。また災害発生時などにも役立つので、日頃の生活にも備えておけるのもポイントです。

どんな時に必要?

キャンプでは軽度のケガや体調不良時の対応でファーストエイドキットが必要になります。小さな切り傷や擦り傷・捻挫・焚き火による火傷など、病院に行くほどではないが放置すると感染症のリスクがあり、または痛みを伴う怪我がある場合に処置します。

次に予測されるのが緊急を要する処置として、蜂に刺された、毒虫に噛まれた、出血が止まらないなど、悪化を防ぐために一刻も早い初期対応が必要な場合です。こうしたときには後述のポイズンリムーバーを使用します。

最後に、体調不良時の症状緩和です。発熱や頭痛、腹痛などに見舞われた際に、症状を和らげ、安静を保つために薬を服用します。痛みが和らぐだけでも冷静になり、許可を受けた山など、管理棟のない環境で泊まる場合は、痛みの緩和は重要です。

ファーストエイドキットの中身

解熱・鎮痛剤

解熱・鎮痛剤
通院までの緩和に。

発熱・頭痛・歯痛・生理痛などの痛みを緩和するために必須のアイテムです。症状に合わせて幾つか持つのもよいですが、広範囲をカバーできる薬もおすすめです。大人用や子ども用といった、年齢などの条件も確認しておきましょう。また解熱・鎮痛ではないですが、春先なら花粉症対策で鼻炎薬も持っておくとよいです。

絆創膏

絆創膏
傷だけでなく靴擦れなどにも。

怪我の程度によって使い分けができるよう、サイズ違いで複数枚あると便利です。水に強いものや、傷口をしっかりと覆う大きめのサイズ、関節部分に貼りやすいものなど、バリエーションを持たせておくイメージです。

また靴擦れで皮が剥けて移動がしんどい場合にも絆創膏が重宝します。普段キャンプに行くことがなく、履き慣れないアウトドア向けのシューズを履く場合には、絆創膏の効果は絶大です。

包帯

包帯
患部によって種類を選べる。

捻挫や打撲の際の患部の固定、大きな傷口の保護、やけどの際の清潔保持などに使用します。伸縮性のあるバンデージや、患部に貼り付けて固定する粘着包帯自着性テープなど、用途に応じて揃えておくと安心です。

テープ

サージカルテープ
固定には欠かせない。

包帯の固定、ガーゼの固定、小さな怪我の保護など、幅広い用途に使用します。肌に優しく、剥がれにくい医療用のサージカルテープが適しています。

消毒液

消毒液
種類が豊富な消毒液。

切り傷や擦り傷を負った際に、傷口を清潔に保ち、感染を防ぐために使用するのが消毒液です。傷の治癒を妨げないように、刺激の少ない洗浄液や、傷口を水で洗い流すことも推奨され、ファーストエイドキットで常備する他にも、キャンプ場なら綺麗な水で洗い流すことも可能です。

ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバー
夏は特に活躍する。

蜂や毒虫に刺された際、傷口から毒を吸い出すための簡易的な吸引器です。さまざまなモデルが展開されていますが、患部に本体を当てて吸引するのが基本的な使用方法です。より効率的に毒を吸引でき、かつ感染をさらに広げないためにも役立ちます。

ガーゼ

ガーゼ
常に清潔なものを。

出血の止血や、傷口からの滲出液の吸収、消毒液を塗る際に使用します。個包装になっているものが衛生的で便利です。

虫刺され薬・かゆみ止め

蚊やブヨなどに刺された際のかゆみや腫れを抑えます。夏場は活躍の機会が特に多く、怪我による痛みも辛いものがありますが「かゆみ」はそれに匹敵するほど厄介です。刺されすぎると集中力の低下や、最悪の場合行動不能に陥ることも。かゆみを和らげ腫れを抑えることで、掻きむしって悪化させるといったことも防止できます。

はさみとピンセット

はさみとピンセット
アウトドア用とは別に用意しておきたい。

薬などを開封したり、切り分けたりするはさみ、清潔な状態で患部にガーゼなどを当てるために必要なピンセットを備えておきましょう。

ファーストエイドキット管理のポイント

使用期限をチェック

医薬品には必ず使用期限があります。期限切れの薬は効果が薄れているだけでなく、物質の変化で適切に使用できない可能性もあります。年に一度やシーズン前などに必ず使用期限を確認し、切れているものは速やかに交換しましょう。

定期的な入れ替えを

医薬品に使用期限のほか、絆創膏やテープの粘着力が落ちていないか、包帯が湿気ていないかなど、衛生用品の確認と定期的な入れ替えも必須です。一度でも開封したり、包装されたものが何かのきっかけで開いたりすれば、汚れや水分が入って使用不能になります。いざというときに使えない、という事態にならないよう、キットの状態の確認を忘れずに。

ファーストエイドキットで安全にキャンプを楽しもう

ファーストエイドキット
赤色は視認性が高くすぐに見つけられる。

ファーストエイドキットは、キャンプ中に起こる怪我や体調不良の応急処置に欠かせない道具を揃えたキットです。「あるだけで安心」ではなく、ポイズンリムーバーや包帯の使い方など、すぐに問題なく使えるよう予習しておきましょう。

北村 一樹さん

アウトドアライター

関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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