秋川渓谷で川遊び!昭和から伝わる川ガキ文化をリアル体験してきた | 海・川・カヌー 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2024.08.18

秋川渓谷で川遊び!昭和から伝わる川ガキ文化をリアル体験してきた

秋川渓谷で川遊び!昭和から伝わる川ガキ文化をリアル体験してきた
上流から下流へと絶えず流れ続ける、その姿はまさにニッポンの原風景。ザブンと飛び込んで、生きものと戯れて……この夏は、川まるごと一本遊び尽くそう!秋川渓谷で川遊びを堪能してきたぞー。

昭和から続くトラックチューブで川下り

かつての檜原村の子供たちの定番夏遊びを再現。大型トラックのタイヤチューブは、大人でも安心の乗り心地だ。ワクワク感と渓谷底からの眺めを堪能。

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「渓流どん ぶらこ!」 「この涼感 たまらない」

大きなタイヤチューブを抱えて歩いていると、地元の雑貨屋のおじさんに声をかけられた。

「懐かしいなぁ。俺も50年前はそれに乗ってたよ」
 
村に1軒あるガレキ工場のトラックがタイヤ交換するたびに、子供たちがチューブをもらいに行っていたのだとか。

「900mぐらい上流まで行ってさ、ここまで流されてくるんだよ。住んでる集落によって川に縄張りがあってさ、この岩は俺のだ、とかいって、飛び込む岩も決まってたよ」
 
楽しそうに目を細める。ここは都心から約50㎞離れた、都内で唯一の村、檜原村。多摩川最大の支流である秋川が北秋川、南秋川のふたつに分かれ、村内を流れている。

「昔から当たり前に語り継がれてきたことが、いまはできていない。子供だけで川に行かないで、という風潮は仕方ないけど寂しくも感じますね」
 
とは、2013年に家族で檜原村に移住し、秋川渓谷エリアの魅力を発信している、東京裏山ベースのジンケンさん。そんな子供のころの遊びを、童心に帰って楽しめるようにと、さまざまなツアーを提案している。

「さあ、行ってみましょう!」
 
チューブを川面に浮かべ、待ってましたとばかりに乗り込む。

「空が高くて気持ちいい~」
 
川遊び初心者の日花ちゃん、あっという間にリラックス。ちょっとした急流で水しぶきを浴びるのがまた楽しい。

「あの岩から飛び込みましょう」
「え、いけるかな?」
「3、2、1、ドボ~ン! !」
「キャ~!もう一回いきまーす」
「子供のころにこんな原体験をしていると、どこに行っても自然と遊べるんですよ。子供たちにはもちろん経験してほしいですが、大人になってからでも遅くありません」
 
誰もがはじめから川ガキというわけではない。幼いときから川に親しみ、飛び込んで、潜って、秘密基地を作る。そんな経験を重ねて、安全に遊ぶためのスキルを身につけ、川ガキに育っていくのだ。
 
遊び疲れたらチェアでひと休み。川の流れに足を投げ出す。たったこれだけで、身近な川がワクワクする遊びの舞台に変わる。

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まずは上流へGO!

教えてくれた人

東京裏山ベース
ジンケンさん

愛媛の川で育ち、MTB歴は30年以上。2013年に檜原村に移住し、’16年に東京裏山ベースを設立。アウトドア・エコツアーガイドのパイオニア。

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教えてもらう人

酒井日花さん

幼少期はガールスカウト、現在はスキューバダイビングが趣味。石集めも好きで、特に珪化木とチャートに目がない。好きな場所は青森の海岸。

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秋川渓谷の川スポットをe-バイクで巡る

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村のレンタサイクル(e-バイク)を使えば、山道だってラクチン! 川装備のまま川のハシゴを楽しもう。

全身で涼を感じる、清流ドボン!

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キャ~~ サイコー!

一度は挑みたい岩からの飛び込み。川に張り出した大岩の下は深場が多く、大人でも安心! 頭までドボンするので、ライフジャケット必須。

チェアリングを兼ねたランチタイム

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お気に入りの場所にキャンプチェアを据えてランチタイム。読書するもよし、午睡を貪るのもいい。東京裏山ベースでは、おすすめチェアリングスポットも教えてくれる。

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キューバサンド を堪能〜

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石の模様も面白い!

プチ登山を楽しみつつ滝のミストを浴びる

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檜原村には南北両秋川に多くの滝がかかっている。今回、林道を登って訪れたのは落差20mの天狗滝。流れが緩やかで滝壺も浅めで、下まで気軽に行けるのがうれしい。下方にある小天狗滝は水流が激しく滝行体験も可能。

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手乗り蛙 発見!

東京のリバーフロントを案内する東京裏山ベース

秋川渓谷への入り口となる、清流遊びの体験拠点。レンタサイクルや水辺を楽しむギアを借りられ、シャワールームも完備。カフェでは情報収集も。

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住所:東京都あきる野市舘谷219-7
電話:050-1417-6751
営業時間:9:00〜17:00 
定休日:火曜 
HP:https://ura-yama.com

※構成/大石裕美 撮影/三浦孝明

(BE-PAL 2024年9月号より)

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