厳寒期のアラスカの旅。凍てつく原野を走るアラスカ鉄道 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2
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    2018.03.07

    厳寒期のアラスカの旅。凍てつく原野を走るアラスカ鉄道

    Text

    翌朝、アンカレジの鉄道駅へ。8時半に出発するアラスカ鉄道のオーロラ・ウインター・トレインに乗ります。夏場と違って、冬のオーロラ・ウインター・トレインは毎日は運行しておらず、北行きは土曜日、南行きは日曜日と、それぞれの臨時運行日にのみ行き来しています。冬にアラスカ鉄道に乗る旅程を組む際は、その点に注意する必要があります。

    夏場に運行するデナリ・スターと比べると、オーロラ・ウインター・トレインは客車の数も少なく、ずいぶんコンパクトな印象です。乗客たちが列を作って、乗り込んでいきます。

    いよいよ出発。低い位置から射してくる朝の淡い光が、木々の隙間からこぼれてきます。

    客車の入口部分の窓を開け、冷たい風に震えながら身を乗り出して撮った写真。白く凍てついた原野を、時折雪煙を上げながら、列車は北へとひた走ります。

    ◎文/写真=山本高樹 Takaki Yamamoto
    著述家・編集者・写真家。インド北部のラダック地方の取材がライフワーク。著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)など。2018年3月22日(木)に新刊『ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]』を発売。
    http://ymtk.jp/ladakh/

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