![渓流ルアーの注目株!スミス「D-コンタクト」の魅力とは?](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/06/seq1200x600.jpg)
しかし、始めたばかりの方はどのルアーを使えばいいのか迷ってしまうことでしょう。
いくつもの種類がある渓流用のルアーのなかでも特におすすめなのが、スミスの「D-コンタクト」です。
初心者でも扱いやすい「D-コンタクト」の持つ実用性の高さを紹介します。
D-コンタクトはミノータイプのルアー
![渓流ミノーのリップ部の比較](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/06/KIMG1642-1200x675.jpg)
他社ミノーとの比較。リップが長いほど深く潜航します。D-コンタクト(中央)は数あるミノーのなかでも標準的な長さのリップです。
スミスから発売されているD-コンタクトは、ミノーと呼ばれるタイプのルアーです。
ミノーはリールを巻くだけで自動で泳いでくれるルアーで、簡単にルアーを肴にアピールすることができるのが特徴です。
ルアー先端部にリップと呼ばれる透明のプレートがあり、リールを巻いてルアーが前進することでリップが水の抵抗を受けます。
リップが水の抵抗を受けるとルアーは水中を潜航しながら、小刻みに左右に振れるように泳ぎます。
基本的な動作に難しい技術は必要ないため、初心者の方は迷ったらミノータイプであるD-コンタクトを選ぶことをおすすめします。
D-コンタクトの強み
抜群の安定性
D-コンタクトの一番の強みは、なんと言っても抜群の安定性にあります。
![他社のミノーとのボディ形状の比較](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/06/KIMG1644-1200x675.jpg)
他社ミノーとの比較。D-コンタクト(奥側)は、背中が「へ」の字になっており、水流を切るようなボディ形状をしています。
リップが受ける水の抵抗が泳ぐ動きの原動力であるミノーにとって、渓流の複雑な流れはルアーの泳ぎの大敵といえます。
なかには流れの緩やかなポイントでしか安定せず、速い流れに入った途端にひっくり返って水面から出てしまうミノーもあります。
しかし、D-コンタクトはあらゆる流れの中で安定した動作をしてくれます。
![D-コンタクトの正面からの写真](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/06/KIMG1643-1200x675.jpg)
多くの水を捉える幅広のリップに対しボディは薄く、正面から見ても背中が尖っていることが分かります。
安定性の秘密はルアー本体の薄さ。それに加えて、背中の尖った形状が水を切ることでボディが余計な水流を受けず、リップの受ける水の抵抗をフル活用して動作できることと、筆者は考えています。
渓流のあらゆるシチュエーションで、投げた先の着水点から竿先まで泳ぎぎってくれるのがD-コンタクトです。
「このシチュエーションではこっちのルアーにしよう」ということもほとんどなく、その日の釣りの開始から終了まで、D-コンタクトだけでやり通してしまえるのです。
豊富なサイズラインナップ
D-コンタクトのサイズラインナップは非常に豊富です。
![D-コンタクトのサイズとカラーラインナップ](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/06/KIMG1645-1200x675.jpg)
サイズだけでなくカラーも豊富です。
渓流で主軸となる50mmと63mm、川幅があり強い流れでも対応できる72mmがラインナップされています。
加えて「D-コンタクト85」という名称の85mmのもの、想定される使用範囲を海にまで拡げた「D-コンタクト110」というビッグサイズまで揃っています。
私の釣り方では、規模の小さい河川ではより小さな小魚を演出するため50mm。水深3mを越すようなポイントでは川底に潜む大物を狙って、重量もある85mmを使用したり。ありとあらゆるシチュエーションで、D-コンタクトが活躍しています。
一撃必殺の「慣性スライド」
![D-コンタクトで釣れたイワナ。](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/06/KIMG1579-1200x675.jpg)
D-コンタクトで釣れた一尾。魚を誘う力は随一です。
渓流で魚を誘うコツのひとつに、リールを巻きながらロッド(竿)をピッピッと細かく動かす「トゥイッチング」というテクニックがあります。
ルアーをアピールさせる力が非常に大きいトゥイッチングですが、通常のミノーはロッドの動作を休めた一瞬、泳ぎがピタリと止まることがあるのです。
この瞬間、ルアーを追いかけていた魚が「これは小魚ではない」と見切りをつけて食いつくのをやめてしまいます。
しかしD-コンタクトはこの一瞬の間にピタッと動きを止めることなく、わずかに“ヒラリ”と動く特性があります。
これにより魚がルアーを見切るどころか、追いかけた小魚(ルアー)に隙ができたと思わせて、思わず食いつかせることができてしまうのです。
ルアーを開発したスミスでは、この動作を「慣性スライド」と呼んでいます。
D-コンタクトを使用する際はただリールを巻くだけでなく、「トゥイッチング」で魚を誘ってみましょう。きっと驚くほどの魚の反応が待っているはずです。
同じルアーに囚われずに
D-コンタクトは初心者の方に一番おすすめできる渓流ルアーですが、ほかにも多くの種類のルアーがあります。
どの日も同じルアーだけを使用することなく、「これで魚を釣りたい!」と思ったルアーを試してみましょう。
そのルアーで釣ることができたとき、喜びはひとしおのはずです!
Youtubeチャンネルあります。