メタルジグで赤い獲物が!人生で忘れられないほど釣果に恵まれたカヤックの沖釣り | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

釣り

2025.06.17

メタルジグで赤い獲物が!人生で忘れられないほど釣果に恵まれたカヤックの沖釣り

メタルジグで赤い獲物が!人生で忘れられないほど釣果に恵まれたカヤックの沖釣り
動力を必要とせず自身の力で漕ぎ出し、水面と近いことから自然との一体感が魅力のカヤック。そんなカヤックの上から釣りを行なうカヤックフィッシングは、岸からの釣りでは味わえない魅力があります。

今回は5月上旬にカヤックフィッシングに赴いてきたレポートをお届けします。
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ようやく天候と釣果に恵まれました

フィッシングカヤック
筆者私物の足漕ぎ式カヤック

筆者がカヤックフィッシングに挑戦しようと思い立ち、釣り専用カヤックを購入したのは今年1月です。

それからというもの、筆者の時間の都合とカヤックを出すのに適した天候とがなかなか噛み合わず、実際に出艇できても勝手が分からず釣果をあげられない日が続き、悶々とした日々を送っていました。

今回、ようやくベストコンディションといえるような天候に恵まれ、さらに釣果もあげることができ、長く思い出に残るような釣りが経験できました。

ベタ凪で快適なカヤックフィッシング

ベタ凪の海面
今回はまさにベタ凪の海。カヤックでの移動も釣りもとても快適に楽しめました。

釣り人のあいだでは波が立たず穏やかな海況を凪、さらに数十センチの波も立たないような湖のような凪をベタ凪と呼びます。

釣りをすることを目的とするカヤックフィッシングにおいては、ベタ凪こそがベストコンディションといえ、波に揺すられることもなく快適に釣りを行なうことができます。

この日は友人からの情報で、出艇したポイントの水深が30mほどになる沖合いで、ある魚が群れをなしているとのことでした。

ひとまず出艇してすぐの海域でも釣りをしてみたのですが、魚の気配が薄かったこともあり早々に見切りをつけ、出艇場所からの移動時間だけでおおよそ30分弱、ひたすらペダルを漕ぎ続けて水深30mの沖合いにやってきました。

今回の釣りは遠浅の海域なので水深のあるポイントまで距離があり、これだけでも大変良い運動となりました。

メタルジグを落とすと…

そして釣りです。今回は鉛製の重量のあるルアー「メタルジグ」を動かして魚を誘うジギングという釣りで狙ってみることにしました。

自らカヤックに取り付けた魚群探知機の反応を見ながら、魚がいそうなレンジ(水深の度合い)でメタルジグを上下に動かしていると、早くもグン!というひったくるようなアタリがありました。

上がってきたのは食べごろサイズのマダイ!

釣り上げたマダイ
体色やヒレの発色など、申し分ない美しさです。

魚との本格的なやり取りは筆者のカヤックフィッシングの経験では初めてということもあり、魚の暴れ具合を感じながら、絶対に逃がすまいと慎重に慎重にリールを巻いて距離を詰めていきます。

少しずつ魚影が見えてきて、ようやく釣り上げたその魚の正体はマダイでした。

サイズも50cmほどと自ら捌いて家族で食べきるのにはベストであったため、このマダイは持ち帰ることにしました。

マダイが連発!

リリース寸前のマダイ
友人から聞いた「水深30mの沖合いで群れをなしている魚」とはマダイのことです。

魚群探知機には、一定のレンジに常に魚の反応が出続けている状態で、まさに群れを成しているという状況です。

ライン(釣り糸)の放出量を見極めながら狙いのレンジまでメタルジグを沈め、上下に跳ね上げるように動かすと、面白いようにマダイが食いついてきます。

この時期は「のっこみ」といって産卵を控えたマダイが多数接岸して活発に捕食するため、マダイが大変釣りやすいのです。

入れ食いともいえる状況で、釣れたマダイを全て持ち帰って捌くのは難しいうえ、産卵を控えた魚ということもあり、釣りあげたことで息絶えた魚以外は全てリリースしながらの釣りとなりました。

帰り際のドラマ

曲がる釣り竿
強い引きに曲がった釣り竿が海面まで引き込まれます。

贅沢な話ですが、連発するマダイではなく、もう少し沖合いの水深40m付近にはどんな魚がいるだろう?という探究心から、さらに釣り場を移動してみることにしました。

そして釣りを再開するのですが、釣れてくるのはやはりマダイです。

魚群探知機に映る反応のほとんどは恐らくマダイで、水中は大群といえるような状況であると推察されます。

できるだけ違う魚を狙おうと反応が出ているレンジを無視して海底付近までメタルジグを沈めて、ヒラメなどといった魚群探知機には映らなそうな魚を狙ってみます。

帰宅時間が迫ってきたため、釣りをやめるつもりで、最後にメタルジグを沈めようとリールのクラッチを切りました。その瞬間、急にラインの放出が止まりました。

ラインの放出が止まる、つまりメタルジグが沈んでいる途中で魚が食いついたのだと思い、これは!とロッドを煽りアワセてみると今までにない重量感がロッドにのしかかりました。

そこからは魚の強烈な引きによる、寄せては走られ寄せては走られといったスリリングなやり取りが続きました。

そして、ようやく上がってきた魚は…。

大鯛!まさにめでたい釣行

釣り上げた大型マダイ
美しさというよりも獣のような風貌です。

今まで釣れていたマダイとは明らかに違う大鯛といえるような大物でした。

メジャーを持たずに釣りに出たのでサイズを計ることはできなかったのですが、目測で60cm後半~70cmといったところです。

釣れたのは、やはりマダイだったのですが、これほどの数と大物をたった一人沖合いで釣り上げたことには感動を覚え、この日の釣りは数多くの釣りの経験のなかでも忘れられない1日となることでしょう。

未使用の釣り具で初めて魚を釣り上げることを釣り人の間では「入魂」といいますが、今回のマダイでカヤックフィッシング用に購入した釣り竿の1本を入魂することができました。

また、それが縁起の良い魚であるマダイだったので筆者にとって大変めでたい釣行となりました。

安全にカヤックフィッシングを楽しもう

カヤックフィッシングが行なえる天候の判断は岸の釣りよりもシビアです。

常に天候を気にかけ、必要な装備は忘れず安全にカヤックフィッシングを楽しみましょう。

また、出艇場所や沖合いでの他船舶への配慮も忘れず、マナーを守って末永くカヤックフィッシングを楽しめるようにしましょう。

志田 こうたろう

アウトドアライター 釣りYouTuber

幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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