「ゆず茶(ゆずジャム)」のレシピをご紹介!冬の山歩きにぴったりです
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    2023.11.19

    「ゆず茶(ゆずジャム)」のレシピをご紹介!冬の山歩きにぴったりです

    マグカップにゆず茶

    お好みでショウガをいれても。

    ゆずをまるごと使って作る「ゆず茶(ゆずジャム)」の作り方

    きっかけは、真冬の山歩きの最中に、ふと「ゆず茶が飲みたい」と思ったのが始まりです。普段からゆず茶を好んで飲んでいるわけではないのですが、寒い中、山道を歩いていたあの瞬間、コーヒーでも紅茶でも、ココアでもなく、甘く酸っぱく、ちょっとほろ苦いゆず茶が無性に飲みたくなったのを今でも覚えています。それから、ゆず茶についていろいろ調べてみると、ゆず茶が山歩きにも相性のよい飲み物だということが分かりました。

    「ゆず茶」ってナニ?

    ゆず茶はゆずに砂糖やはちみつなどの甘味料に漬けたり、煮込んでジャム状にしたものです。ゆずの袋や種も全部使ったゆず茶のレシピを紹介します。

    【ゆず茶(ゆずジャム)のレシピ】

    ゆずと砂糖

    使用した材料です。黄ゆずの重さに対して砂糖の量は調整してください。

    【材料】

    • 黄ゆず(皮を使うので、できれば無農薬のもの) 適量
    • きび砂糖(グラニュー糖など好みのもの) ゆずの重さの1/2〜1/3量(甘さは好みで)

    <下準備>

    • 黄ゆずはきれいに洗い、水けをきっておきます。
    • 保存する瓶を煮沸消毒します。

    <作り方>

    (1)黄ゆずは横半分にカットして、果汁を絞ります。

    黄ゆずの果汁を絞る

    袋と種は取り除き別にとっておきます。

    (2)皮は縦に薄切りにします。

    ゆずの皮を千切りにする

    半分にカットした黄ゆずの皮をさらに半分にカットして薄切りにします。

    (3)鍋(材質がアルミ以外の鍋)に(2)を入れたら水を入れて沸騰したら茹でこぼします。

    ゆずを茹でこぼす

    この作業を3回ほど繰り返します。食べてみてまだ苦みを感じたら、さらに繰り返します。

    (5)鍋(材質がアルミ以外の鍋)に茹でこぼした黄ゆず、絞った果汁、きび砂糖を加えて火にかけます。

    (6)きび砂糖が溶けたら、だし用のパックに入れた袋と種を加えます。

    ゆずの袋と種をパックに入れる

    ゆずの袋と種にはペクチンが含まれているのでゼリー状に固まります。あとで取り出しやすいよう、だし用のパックに入れます。

    (7)沸騰したら火を弱火にして10分ほど煮て火を止めます。

    ゆずの皮を砂糖や種と一緒に煮る

    アクが出たら取り除きます。

    “ちょっとゆるめかな”くらいで火は止めてOKです。冷めてくると固まってきます。とろみがゆるすぎる場合は、2〜3分火にかけ様子をみます。逆にかたすぎる場合は、水を少量足して再び火にかけ調整してください。

    (8)煮沸消毒した保存瓶に入れて冷蔵庫で保存します。

    保存瓶に詰めたゆず茶

    ゆず茶の作り方は簡単。カップに適量のゆず茶を入れ、お湯を注ぐだけ。

    効能は?ゆず茶は冬の山歩きに最適な飲み物

    ゆず茶について調べてみると、ゆずの効能が、冬の山歩きにベストなことが分かりました。

    黄ゆず

    晩秋から冬にかけての黄ゆずは、色、香りともに格別です。

    ◆柑橘類の中でビタミンCの含有量NO.1

    ゆずには、レモンの約3〜4倍のビタミンCが含まれています。

    ◆リラックス効果

    ゆずに含まれる香り成分「リモネン」や「シトラール」には、緊張を鎮めたり、リラックス効果が期待できるといわれています。リモネンには血行を良くし、体を温める効果もあるとされています。

    ◆疲労回復効果

    ゆずに含まれる酸味成分、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸には、疲労物質である乳酸をエネルギーに変えてくれる働きがあります。カラダの中に疲労物質が蓄積されることなく疲労回復効果が期待できます。

    このほか、消化促進効果などもありました。冬山だけでなく、夏山にもよさそうです。

    山でゆず茶を楽しもう

    事前にお湯を入れて持参するのもよいですが、ゆず茶(ゆずジャム)単体で持って行くのもおすすめです。パンやチョコレート、ビスケットなどと一緒に食べたり、ゆずピールひと切れを大事に味わったり。いろいろとアレンジも楽しめそうです。

    冬の山歩きに、自家製ゆず茶を持って出かけてみませんか。

    私が書きました!
    料理研究家
    小牧由美
    名古屋市在住の料理研究家。東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、銀座のヴィーガンカフェでは立ち上げから店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、旬の素材を使った料理やローフード、プラントベースのレシピ提供、商品開発などをおこなっている。http://yamabon.jp/

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