
今回は、避難生活中の食事を想定して、100円ショップのグッズで作る「水漬けパスタ」を紹介してくれた。
避難生活を想定して、普段から耐熱ポリ袋の使いこなしを覚えておこう

耐熱ポリ袋といえば、アイラップが有名ですが、今は100円ショップでも買えます。そんな耐熱ポリ袋でご飯を炊くポリ袋炊飯っていうのは、けっこう有名ですが、実は耐熱ポリ袋を使えばパスタも作れます。水に漬けることで、普通に茹でるよりも水の量が少なくすんで、茹で時間も短くなるので、ガスの節約にもなります。それに袋に入れたまま調理して食べれば、洗い物が出ないのでさらに節水できます。しかも、ポリ袋炊飯では、茹で時間が25分ぐらいかかりますが、パスタの場合、ゆで時間は約5分。素晴らしい調理方法だと思います。

かほなん

かほなん
用意するのは、下記のものです。鍋、皿、箸、材料のパスタや缶詰も、100円ショップのダイソーで購入しました。 今回、油、塩、水は、あるものを使いましたが、どれも100円ショップで売っています。
<用意するもの>

- 耐熱ポリ袋
- 鍋
- 耐熱皿(耐熱ポリ袋で湯煎するときに、直接、強い火力が直接あたらないようにするため)
- ガスストーブ
- 箸
※上の写真には入っていませんが、ほかに計量カップ、湯煎用の水、風よけなどを使いました
<材料>※1人分

- パスタ 100g(1.7mm、ゆで時間7~8分のものを使用)
- ツナバジル 1缶(60g入り)
- 食用油 小さじ2
- 塩 1g
- 水 120ml
早ゆでタイプよりも、普通のパスタのほうが美味しく仕上がるよ
使うパスタは、早ゆでタイプではなく、普通のものを使います。1人分、100gのパスタを半分に折って耐熱ポリ袋に入れます。

かほなん


かほなん
そこに水120mlを入れ、袋を閉じて浸水させます。浸水時間は、パスタの太さによって変わりますが、一般的な1.6~1.7mmのパスタなら2時間です。

計量カップがないときは、水を多めに入れて浸水させたあとに、下の写真の分量程度まで残った水を捨てても良いです。

かほなん

さて、2時間が経ちました。これから最後の仕上げにかかりましょう!

かほなん
2時間水に漬けたら、いよいよ加熱調理して仕上げる


かほなん
袋を開けて、ツナバジル缶全部と、塩1g、サラダ油小さじ2を入れます。



最初に入れた水は捨てずにそのままでOKです。この状態で袋を軽く揉んで、材料を混ぜ合わせます。袋を閉じて、具材がこぼれないように、上部を縛ります。

かほなん



沸騰したお湯に入れて約5分で完成


かほなん
次に、鍋のなかに耐熱皿を入れてから水を沸騰させます。そこにパスタを入れた耐熱ポリ袋を入れて、約5分ぐつぐつと茹でます。お湯に入れるときのポイントは、パスタの芯まで熱が届くよう、袋を潰して薄くします。


ハイできました!白っぽかった麺が、パスタらしいツヤッとした黄色になればOK。環境や具材によっては、5分以上茹でる必要がある場合もあるので、適宜調整してください。

かほなん
100円ショップの材料で作った防災メシ、さて、お味は?


かほなん
試食してみます。味は100点!。普通のパスタより、ずっともっちりした麺になりました。普通のパスタと比較すると「あれっ?」と思うかもしれませんが、もちもち食べられるので、私は大好きな食感です。

今回は、水やガスを節約できる耐熱ポリ袋で作る水漬けパスタを紹介しましたが、もしものときに初めて作ると、作り方を忘れてしまったり、失敗するかもしれないので、ぜひ、キャンプに行ったときやご自宅で、いろんなアレンジを加えて試してください。

かほなん
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