この夏、編集部員が挑戦したい遊びをご紹介。何をするか考えているうちに夏は終わっちゃいますよ。急げ!
釧路川(北海道)
北の大地を代表する銘川。
原始の雰囲気が漂う森を下る
釧路川は上流域がとくに美しい。源流の屈斜路湖を流れ出せば、人工物が目に入らない美しい森に包まれる。くねくねと蛇行する流れの淀みに潜むのはヤマメ、ニジマスの大物(しかも食い気満々!)。ガイドを雇えば、川遊びの初心者でも釣りと川下りの醍醐味を味わえる。
長良川(岐阜県)
水の町・郡ぐ上じょう八幡を流れる支流には
絶滅寸前の川ガキが多数生息!
支流の吉田川を挟むようにひろがる郡上八幡の町。10mを超える橋から飛び込む子どもたちの歓声はこの町の夏の風物詩。子どもとはいえ彼らは川遊びの達人。初心者は無理をしないで低い飛び込み岩から挑戦しよう。水中眼鏡を使えば鮎やアマゴの泳ぐ様子を間近で見られる。
四万十川(高知県)
川遊びなら迷わず支流へ!
初心者も大満足の四国の大河
本流はお世辞にも清流とは言い難くなった四万十川。しかし、幾本もの支流に目を向ければ、そこは川遊び天国。水温も透明度も高く、手長エビなどの生きものも多い。川沿いに子供の自転車がたくさん停まっていたら、そこは川遊びの一等地。子供たちに遊び方を教えてもらおう。
仁淀川(高知県)
川船、沈下橋、川ガキ。
日本の原風景の里川
上流はもちろん、中・下流でも水は清冽。堰が少ないので生きものも多い。岸には広い河原があり、キャンプ場も多数点在するので、ぜひ、カヤックで川旅を楽しみたい。下流は川幅がひろがり、ゆったりとした流れになるので初心者も楽しめる。
尺鮎が泳ぎ、川ガキの
歓声が響く川
とくに美しいのは支流の川辺川。照葉樹林から水を集めた川は、風情・水質・魚影とも九州随一。計画から40年以上問題にされていた川辺川ダムも中止が決定! 橋から飛び込む川ガキに混ざり、尺鮎が泳ぐ川辺川の清流が残されたことを喜ぼう。
◎撮影=村山嘉昭