「Ingress」はいつもの旅をより楽しくする! 日本初の「MISSION DAY」はルーラル時代の光明だ!? | ニュース 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2015.07.17

「Ingress」はいつもの旅をより楽しくする! 日本初の「MISSION DAY」はルーラル時代の光明だ!?

Googleの社内スタートアップ・Niantic Labsが開発した、スマートフォン向け陣取り位置ゲーム「Ingress」。
青と緑にわかれて、「ポータル」と呼ばれる史跡や銅像などを奪い合うというのがざっくりとしたゲームの内容で、「エージェント」と呼ばれるユーザーも日に日に増えていて、ingressのアプリは世界で1,100万回以上ダウンロードされている。
基本的に外に出て動かないと遊べない、アウトドア派にぴったりのゲームなのだ。実際、登山の訓練に普段から「Ingress」を使って歩くようにしているというエージェントもいる。また、山や海岸沿いなどの普段人があまり訪れない場所のポータルは、ガーディアンというメダルを得やすく、イベント時には遠隔地のポータルを3点つないで作る「コントロールフィールド」作成時にそういった場所のポータルキーは重宝するため、「Ingress登山」をする人も少なくない。

そんな「Ingress」は、昨年12月に東京で初の世界規模ゲームイベントが開催され、(詳しくはこちらを!)
続く3月には京都でも行なわれた。そして先日、6月20日に仙台を舞台にこの世界規模のイベントが開催された。

Ingress朝早くからエージェントたちが並び始めたイベント会場。

Ingressなんと、台湾からこの日のためにかけつけたエージェントたち。

Ingress今回のイベント名は「PERSEPOLIS」。

Ingress東北六県からは特産物などの販売ブースが出ていた。

Ingress地元仙台のゆるキャラ・むすび丸とざおうさまが、独眼竜正宗コスプレの宮城県畜産課の方にひれ伏す瞬間も。

Ingressこの日、集まったエージェントは約4000人! 週末の仙台市内のホテルはほぼ満室だったという。

今回注目したのは、そのイベント翌日に行なわれた「MISSION DAY」。「Ingress」では「MISSION」と呼ばれるゲーム内ゲームがある。
指定されたポータルをHACKもしくはCAPTUREするゲームで、無事にクリアするとメダルがもらえるのだ。メダルを多数集めると実績メダルがもらえることもあり、「MISSION」を数多くこなす人も増えている。日本で初めての実地となる「MISSION DAY」は舞台を仙台含む東北8都市に移して開催され、現地で指定された限定「MISSION」をクリアすることで、「MISSION DAY」メダルがもらえるという仕組みだ。結果、約2800人のエージェントがそれぞれ八戸市、大仙市、盛岡市、陸前高田市、石巻市、女川町、仙台市、福島県の会場を訪れた。各地のボランティアがこの日のための「MISSION」を準備していた。
今回BE-PAL記者が訪れたのは、石巻市! そう、石ノ森章太郎先生の漫画のキャラクターの像があちこちにあり、石ノ森萬画館があるマンガ好きのための街だ。
東日本大震災で大きな被害を受けたが徐々に復興に向かっていて、萬画館も修繕工事を経て2013年から営業を再開している。

Ingress「サイボーグ009」の001と005の像。こんなふうに、街のいたるところに石ノ森漫画のキャラを見つけることができる。

Ingress仙台から快速・仙石ライナーで1時間弱、石巻到着~。車内はほぼエージェント。仙石線は震災で被災し、今年の5月にようやく全線開通した。

Ingressロボコンの塗装がされた「マンガッタンライナー」。

石巻の「MISSION」の説明を受け、いざ「MISSION」開始! 3種類・3段階の「MISSION」カテゴリーのうちそれぞれ1つずつをクリアし、全部で3種類3つ以上のメダルを集めれば「MISSION DAY」のメダルが手に入るという。

Ingress「食」「楽」「見」から、それぞれ1つ以上のミッションをクリアするというルールだった。

Ingressイベント開始時に内容についてなどを説明する、今回石巻を担当したNPO団体「イトナブ」代表・小山さん(緑エージェント)。

IngressNiantic Laboの川島優志さんも駆けつけ、エージェントの前でスピーチ。 

Ingressミッションスタート! 石巻の街を歩く、歩く。

Ingress説明後、集まったエージェントたちと川島さん、イトナブのメンバーとで記念撮影。

各「MISSION」をクリアすべく、石巻の街中を歩く、歩く。萬画館と駅を二往復ぐらいしたかもしれない。途中の屋台でホタテをほおばり、かつてはあったが津波に流されたポータルの画像を見て震災の影響を思い知る。普段の旅なら気にしないような場所も「MISSION」ルートの表示で立ち寄ることになる。
「MISSION」中にエージェント同士がすれ違うと、だいたい「こんにちは~」と声を掛け合う。前日に戦った敵方のエージェントであっても、「MISSION DAY」では登山者のように共に同じ楽しみを体験している者同士が挨拶をするのだ。15~45分程度で完了する「MISSION」をこなし、無事に会場に戻る。

Ingress「MISSION DAY」メダルとの引き換えは13時から始まる。

Ingress「MISSION」メダルはこのようにスマホに表示される。

Ingress続々と「MISSION」の終わったエージェントが戻ってきた。

Ingress「MISSION DAY」のメダルを手に入れるためのカードをもらった!

無事にメダルを入手し、石巻の「MISSION」を終える。エージェントの中には「このイベントがきっかけで、来ることができてよかった」「東北の復興支援になれば嬉しい」と語る人たちもいた。実際に「Ingress」と地方自治体のコラボレーションはとても相性が良い。イベントを開催して人を呼ぶこともそうだし、このようなMISSION」を体験することで、街への理解が深まり、新たな旅の楽しみ方が増える。ルーラル(田舎の、田舎らしいの意)時代の光明になっていくのかもしれない。ちなみにこの日のBE-PAL記者の総歩数は20408歩……「Ingress」はダイエットにも効果がある! あなたもエージェントになってみませんか?

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