ミニマルキャンプ達人6名の荷物を全チェック!少ない荷物で旅するには? | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンプのコツ

2023.04.28

ミニマルキャンプ達人6名の荷物を全チェック!少ない荷物で旅するには?

アウトドアを身軽に楽しむために、荷物は少なく、軽くして出かけませんか? まずは、キャンプから登山、自転車など旅を愛する6人にミニマルキャンプをする理由、そしてその楽しさについて教えていただきました。「軽い道具」を選ぶだけじゃない、荷物をミニマルにする方法もお見逃しなく。

ミニマルバイクパッキングで北海道1週間旅

フォトグラファー、ライター 三田正明さん

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カルチャー誌などで仕事を続けながら、多くの国を放浪。登山をきっかけにアウトドア誌でも活動。「山と道」のウェブメディア編集長も務める。

元々ULスタイルでのハイキングが好きで、そこから最近はミニマル装備で行く「バイクパッキング」にハマっています。自転車の旅は防寒着などの装備を山旅よりさらに少なくできるので、もはや荷物の重さをほとんど意識しないほど。昨夏は函館から札幌までニセコや洞爺湖をつないで1週間の旅をしましたが、装備が軽いと宿に泊まろうが野宿しようが行動も自由! 鼻歌を歌いながらどこまでもペダルを漕いでいけそうな気分で旅ができました。

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バイクパッキングではハンドルバーバッグ、フレームバッグ、サドルバッグを使用。夏旅なので、寝袋なしでシュラフカバー(ビビィ)のみ。防寒具も薄手のダウンだけ。寒い季節もほぼ道具は変わらない。

インナーなしで超軽量に

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シェルターはシックスムーンデザインズの「ゲイトウッドケイプ」を使用。

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テントなどすべての荷物を入れてもこのスタイルで旅に行ける。

道具はミニマル、食材は多めに!?

低山トラベラー、山旅文筆家 大内 征さん

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歴史物語を辿って低山を歩き、自然と人の営みに触れながら日本各地のローカルの魅力を探究。知的好奇心をくすぐる山旅の面白さを、文筆と写真と小話で伝えている。

衣食住を背負う、自分の足で寝場所まで歩く、翌朝きれいに撤収してまた歩く――。山の高低にかかわらず、そういうスタイルのテン泊縦走が好み。経験を重ねるたびに道具も所作も磨かれていく、そのプロセスがまた楽しくて。ところが道具たちはミニマルになっていく反面、なぜかザックは小さくならない。理由は、食材。だから愛用のザックは60ℓ。食べれば半分くらいになるんだけど。

軽くて強度のある自立式

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テントはザ・ノース・フェイスの「マウンテンショット1」を使用。

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歩き旅にナイフ、浄水器、酒、補修ツール、鍵、耳栓は欠かせない。収納袋を兼ねた携帯ザックも便利。

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リュックの中身はこちら。

ミニマルであるほど"解放"されたツーリングに

旅作家、エッセイスト 石田ゆうすけさん

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自転車で世界を回ったときは50㎏以上の荷物を積んで走っていたけれど、ミニマルツーリングをやって目から鱗。当時はアホでした。

「家でじっとしとれ」といわれたコロナ禍初年度、息苦しくなってキャンプツーリングへ。自転車でキャンプなら誰にも迷惑かけないだろうと思ったのだ。東京の自宅から富士山まで。とにかく自由になりたかったので"つながる"機器はアナログラジオだけにし、他の荷物も徹底的に減らした。最終日、森にシートだけ敷いて横になり、ラジオから流れるおニャン子クラブの曲を聴きながら星を見ていたら、ふわふわ宙に浮かび、時間も超えて自由になれた気がしました。

走りも軽快!

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相模原から山中湖へと続く「道志みち」。東京五輪の自転車ロードレースでも使用された。

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寝袋はモンベルの「ダウンハガー900 #5」。4度までOKなので冬以外なら十分。

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コンロは「ジェットボイル」。ケースが鍋になる優れもの。最大の特徴である火力は驚愕もの。

限られた中でどれだけ遊べるのかがカギ!

イラストレーター こいしゆうかさん

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「女子キャンプ」立役者。キャンプコーディネーターとしても活躍する。テンマクデザインからオリジナルテントの「PANDA」を発売中。

最近は飛行機でキャンプに行くのが好きです。日本だけではなく、海外にも行きます。飛行機は重量の制限があったり、持ち込めないものがあったりとちょっとした工夫も必要ですが、それもまた楽しいハードル。限られた中でどれだけ遊べるかを考えています。現地を満喫しすぎて、帰りの荷物が大幅に増えることも頭に入れないと、追加料金を取られてしまうから要注意です!

海外旅もミニマル

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調理器具がとくに重くなるので、チタンなどで軽くしている。

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ニュージーランドのケプラー・トラックのキャンプ地。テントは「パンダライト」。

自分のスキルが必要になる。それもハマっていく要素に

ノマディクス 代表 千代田高史さん

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ULギアやウェアの輸入代理店経営及び「ムーンライトギア」の代表も務める。子供2人を連れていくファミキャンでもミニマル派。

道具には頼り切らず、自力で工夫するのが僕のスタイル。テントも床がないシェルターなので、張る場所は山の地形を見て考えないといけません。お金を払ったらインスタントに快適な空間が手に入りますが、それより自分のスキルが試される山旅のほうが楽しい。守られすぎない空間で寝ることで、草のにおいがしたり、地面をより近くに感じたりも。外部の情報を遮断しないのが魅力です。

稜線からの眺めが最高!

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涸沢テント場に1泊し、北穂高岳まで上り稜線へ。

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パランテ「V2」の37ℓで十分足りる。

キャリーならシビアに重さを気にせずミニマルに

『なちゅガール』編集長 森 風美さん

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女性向けウェブメディア「なちゅガール」を運営。お手本となるスタイルを提案する。キャンプ歴は年齢と同じ。年間80日はテント泊。

車中泊やオートキャンプも多いですが、私の原点はキャリーバッグひとつで旅をする「キャリーキャンパー」。船や飛行機を気軽に使えるので、島や海外にも行きやすく機動力が高いのが最大の魅力です。荷物容量が大きく、車輪つきだから、シビアに道具選びをしなくてもOK。かわいさや快適さにもこだわれます。

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キャリーバッグは飛行機の預け荷物サイズに合わせて18〜20㎏のものを使っている。サイト映えするギアも持っていく。

かわいいは正義!

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バートン×ビッグアグネスの"キノコ柄テント"のかわいさに衝撃を受けてソロキャンパーになった。

※構成/中山夏美

(BE-PAL 2023年4月号より)

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