キダチアロエの効能効果とは?医者要らずと呼ばれる理由 | 自然観察・昆虫 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.03.25

    キダチアロエの効能効果とは?医者要らずと呼ばれる理由

    学名:Aloe arborescens 多年生の多肉植物。葉は厚く、ぎざぎざがある。アフリカ南部を中心に約300種が分布。葉の汁を乾燥させたものを漢方で蘆薈(ろかい)といい、下剤・健胃薬に用いる。園芸上はアロエアルボレッセンスを指す。

    画家・写真家・ナチュラリストの奥山ひさしさんによる、美しいイラストと写真付きの自然エッセイをお届け。今回はキダチアロエです。

    アロエは「イシャイラズ(医者要らず)」と呼ばれる薬草

    アロエの効能とは

    火傷のほか、日焼けによるシミ、そばかす、肌荒れ、ニキビ、カミソリ負け、ひび、あかぎれ…と、効果は何だかキリがない。
     
    アロエは東南アフリカ原産の多年草で、日本国内では関東以南の暖かい地方に育つ。トゲのある独特の分厚い葉を付け、1mほどに伸びる花茎を立てて、12月から1月ごろには橙色の花を、先のほうにたくさん付ける。
     
    伊豆の下田にはアロエが群生するところが何か所かあって、花は何度も見ているが、なぜか実の付いた状態は見たことがない。
     
    アロエの分厚い葉を薄く削り取ると、ゼリー状の透明な葉肉があるが、これを食べるととても苦い。この葉肉には薬用効果のある次のような成分が含まれている。
     
    アロイン、アロエエモジン、ホモナタイロン(健胃作用)、アロエウルシン(抗潰傷作用)、アルボラン(血糖値降下作用)、アロエシン、サポニン(抗菌作用)、アロエマンナン、ムコ多糖体(抗腫瘍作用)、アロクチンA・B(抗がん作用)、ベータババロイン(緩下作用)、アミノ酸類(メラニン形成阻害作用)、芳香成分(鎮痛作用)、ほか、炎症抑制作用なども。
     
    鉢植えのアロエを販売している園芸店もあるので、ひと鉢購入してみてはいかがでしょうか。
     
    アロエは葉や茎を利用したジュースまでもあるのだが、秋田生まれの私は東京に来るまで見たことがなかった。そんな私だが、今ではアロエ乳液を愛用している。

    キダチアロエとアロエベラの違い

    アロエには、葉にまだらに斑の入る「アロエベラ」という品種もあって、こちらのほうが苦みが少ない。葉肉を食べるならアロエベラのほうがおすすめだ。

    透明なゼリー状の葉肉。苦い!

    葉に斑の入るアロエベラ。

    キダチアロエの花はこちら

    キダチアロエの花

    アロエの花(伊豆の下田にて)。

    アロエベラの花

    アロエベラの花。

    イラスト・写真・文 おくやまひさし

    (BE-PAL 2023年3月号より)

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