山歩きで見つけた川で気ままに渓流釣り!
山歩きでは、川の側を歩くことも多い。ただ、そこで釣りをするとなると、なかなかハードルが高いと感じるのも事実。揃えるべき道具が多そうだし、その操作自体も最初はなんだか手こずりそうだ。
「そんな人にピッタリな釣りがあるんですよ!」と教えてくれたのは、釣り具メーカー・DAIWA(ダイワ)の前山晶さん。
それは「テンカラ」というとてもシンプルな釣り。
道具は軽量な竿1本、ラインとリーダー、そして毛バリ少々。竿以外はポケットに全部入ってしまうほど、少ない道具で渓流釣りが楽しめてしまうというのだ。
「リールを使用しないので、竿を振るのもとても簡単です。大抵30分も練習すれば、誰でも修得できますよ。準備も簡単。初心者に優しくて、しかも奥が深い。それがテンカラという釣りです」と前山さん。
気軽に始められて、装備も少なくてすむテンカラは、バックパックを背負った歩き旅との親和性がとても高いはず。
河原歩きをしながら、もしくは山歩きの途中で見つけた川に下りて、ちょっとだけ竿を振ってみる。別に釣れなくたって良いのだ。歩き旅の休憩ついでに、魚と戯れてみる。魚が自分の竿に反応するのを楽しんでみる。それだけで、バックパッキングという行為に、さらなる喜びがプラスされることは間違いない。