気分は最高!南カリフォルニアの海岸線を走る、自転車と鉄道の“少しだけしんどい”旅 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.02.26

    気分は最高!南カリフォルニアの海岸線を走る、自転車と鉄道の“少しだけしんどい”旅

    パシフィック・コースト・ハイウェイ沿い、ラグナ・ビーチ付近。

    パシフィック・コースト・ハイウェイ沿い、ラグナ・ビーチ付近

    南カリフォルニアの大きな都市と言えばロサンゼルスとサンディエゴです。どちらも太平洋に面しており、両都市間の距離は約200キロ。東京から静岡くらいの距離感です。

    交通手段は飛行機のほか、高速道路をドライブして片道2時間ほどで行き来もできます。

    しかし、アウトドアを好む人には、自転車と鉄道を使った、少しだけ“しんどい旅”をあえて紹介したいと思います。なぜなら、ロサンゼルスとサンディエゴの間には急いで通り過ぎてしまうには惜しい魅力を持った場所がたくさんあるからです。“

    旅の起点は「ハンティントン・ビーチ」

    全米サーフィン大会開催中のハンティントン・ビーチ。

    全米サーフィン大会開催中のハンティントン・ビーチ。

    南下するなら旅の起点はハンティントン・ビーチという都市がいいでしょう。当然、北上する場合は終点となります。

    ロサンゼルス国際空港から南に60キロほど下がった位置にありますが、その区間はロングビーチのような混雑した都会や工業地帯が続き、サイクリングには向きません。したがって、このハンティントン・ビーチを起点もしくは終点にするのがおすすめです。

    ハンティントン・ビーチはその名の通り海岸沿いにあります。全米サーフィン大会が例年ここで開催され、市の公式な別名称は「サーフシティーUSA」です。まるでビーチボーイズの歌が聴こえてくるような気がしませんか。

    波と砂浜とパームツリーを眺めながら走る道路

    カリフォルニアの太平洋に面した海岸線には「パシフィック・コースト・ハイウェイ」という名の道路が走っています。海を眺めながらドライブをするには最適の道路ですが、サイクリングロードとしても人気があります。

    多少の起伏はありますが、ほとんどが平坦な道です。サイクリングの難易度はさほど高くありません。

    途中に海兵隊基地があって、そこを迂回する以外はほぼずっと海岸線に沿っています。

    パシフィック・コースト・ハイウェイ沿い、ニューポート・ビーチ付近。

    パシフィック・コースト・ハイウェイ沿い、ニューポート・ビーチ付近。

    約150キロという距離は気合いの入ったサイクリストなら1日の行程でしょうが、個人的には海を眺めながらのんびりと走り、途中のどこかで1泊することをおすすめしたいと思います。

    全米きっての裕福な街として知られるニューポート・ビーチ、テレビ番組のタイトルにもなったラグナ・ビーチ、レゴランドがあるカールスバッド、2023年度『Forbes』誌の「世界最高の旅行目的地50選」に選ばれたエンシニタス、高級リゾート地のラ・ホヤなど、いくつもの魅力的な街を通り過ぎるので、宿泊地の選択肢には困らないはずです。

    アウトドア派らしく、自転車にテントを積んで走る人のためには、サン・クレメンテという街に立派なキャンプ場もあります。

    自転車を畳まないで列車に持ち込める便利な鉄道

    パシフィック・サーフライナーの線路。サン・クレメンテ付近。

    パシフィック・サーフライナーの線路。サン・クレメンテ付近。

    パシフィック・コースト・ハイウェイとほぼ平行するようにアムトラック社の鉄道も運航しています。この路線には「パシフィック・サーフライナー」と、これもまた胸が躍るような名前がついています。

    アメリカの公共交通機関は日本のそれに比べると格段に不便なことが多いのですが、ひとつ良いところを挙げるとすれば、自転車を持ち込みやすいことではないかと思います。

    前面に自転車ラックが付いているバスをよく見かけるほか、アムトラック社の鉄道には自転車を乗せるための車両があって、畳まずにそのまま列車内へ持ち込むことができます。

    パシフィック・サーフライナー線、アーバイン駅。

    パシフィック・サーフライナー線、アーバイン駅。

    輪行バッグも折り畳み自転車も必要ありません。駅についたら付近をサイクリング、また自転車を持ち込んで次の街へ行く、という旅が可能なのです。
    何しろ、アムトラック社のウェブサイトでチケットを予約する際には、乗る便、人数、自由席か指定席か、などを入力すると、次に車内に持ち込む自転車の数を訊ねられるくらいです。鉄道と自転車を組み合わせた旅はひとつのジャンルとして定着していると言えるでしょう。
    もっとも列車の便数は1日に数本、あるいは1本のみ、ということも珍しくないので、急いだ旅をする人には向いていないかもしれません。

    とはいえ旅先でも時間が惜しい人は、そもそもサイクリングなんかしないですよね。

    私が書きました!
    米国在住ライター(海外書き人クラブ)
    角谷剛
    日本生まれ米国在住。米国で高校、日本で大学を卒業し、日米両国でIT系会社員生活を25年過ごしたのちに、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。日本のメディア多数で執筆。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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