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アウトドア向けスキットルを選ぶポイント
アウトドアでお酒を楽しみたい場合、お酒を入れて持ち歩けるスキットルが活躍します。アウトドアに向いたスキットルを選ぶ際のポイントを紹介します。
選ぶポイント
素材ごとの特徴を知ろう
スキットルは、素材によって特徴があります。お手入れ方法や耐久性が異なるため、素材ごとのメリットとデメリットを知っておきましょう。
- ステンレス:軽量で丈夫なうえ、安価でお手入れも簡単。金属臭がお酒に移りやすい
- チタン:さびにくく丈夫で、ステンレス製よりも耐久性がある。やや高価
- ピューター:イオン効果でお酒の味がまろやかになる。変形しやすくアウトドアには不向き
- プラスチック:軽量でリーズナブル。お酒以外を入れるのにも向いているが、耐久性が低い
- ガラス:お酒の味が変わらず、本体に臭いが付きにくい。クリスタルガラス製以外は割れやすい
手軽にスキットルを楽しむならステンレス、少し高価になってもお酒の味にこだわりたいならチタンと、自分の好みに合わせて選びましょう。
携帯性の高い容量や形を選ぼう
スキットルは主にアルコールを持ち運ぶために使われます。お尻のポケットに入れて携帯し、サッと取り出してお酒を楽しむなら、200mlの容量がよいでしょう。アルコール度数が高めのお酒を入れて少しずつ飲むのが一般的なので、200mlでも十分な量だといえます。
スキットルの形状は、丸みを帯びた四角形が多く見られます。丸みがあるとポケットに入れやすく、携帯性が高いためです。
使いやすさは漏斗の有無とフタをチェック
スキットルは携帯性を重視しているため、コンパクトに設計されています。本体がコンパクトな分、注ぎ口も小さくなっていることが多いです。
そのため、お酒をボトルからスキットルに移す際、そのまま注ぐとこぼれてしまう可能性が高いでしょう。スキットルにお酒を入れる際は、漏斗があれば詰め替えのストレスが軽減します。本体に漏斗が付いているスキットルを選んだり、別途漏斗を用意したりするのがおすすめです。
また、注ぎ口が小さい分、フタも小さくなっています。夜にキャンプ場などでフタを落としてしまうと、探すのが大変です。フタに紛失防止ストッパーが付いているスキットルを選べば、落としてなくしてしまうこともないでしょう。
ステンレス製のおすすめスキットル
リーズナブルなうえに手入れしやすく丈夫なため、アウトドアで気軽に使えるステンレスのスキットルです。シンプルなデザインのものや、生地が付いているタイプのものを紹介します。
スタンレー「クラシックフラスコ 0.23L」
ステンレス製で耐久性が高く、クラシックな雰囲気のスキットルです。スリムなシルエットなので片手で持ちやすく、ポケットに入れて携帯できます。
フタを開けやすいように、滑り止め加工を施しているのが特徴です。ストッパーが付いているので、フタを紛失する心配がありません。飲み口を広く設計してあり、簡単に飲み物を入れられます。
スタンレー クラシックフラスコ 0.23L
スタンレー「マスターフラスコ 0.23L」
上記のスタンレー「クラシックフラスコ 0.23L」に比べて背が低く、どっしりとしたフォルムが特徴的なスキットルです。フタにはストッパーが付いているので、落としてしまうことはないでしょう。
お尻のポケットにも出し入れしやすい薄型のデザインで、スマートに持ち運べます。飲み口が広くて中身の入れ替えが簡単なのもメリットです。
スタンレー マスターフラスコ 0.23L
ダグ「スキットル 6oz」
ステンレス製ならではの強度を持ったスキットルです。フタにはストッパーが付いているので、アウトドア時の使用も安心です。
ステンレスの輝きを楽しめるシンプルなデザインは、ワイルドな雰囲気を演出します。価格がお手頃なので、初めてスキットルを使う人や、スキットルを数本用意してさまざまなお酒を楽しみたい人に向いています。
ダグ スキットル 6oz
ダグ「チェックスキットル8oz」
ステンレスのスキットルに、チェック柄の生地を付けたスキットルです。見た目の印象が変わるだけでなく、寒い時期に使用する際には、スキットルを持ったときのひんやり感を軽減します。
フタにはキャップ紛失防止のストッパーが付いており、落としてなくしてしまうのが心配な人におすすめです。
カラーはベージュ・レッド・グリーンの3種類から選べます。
ダグ チェックスキットル8oz
チタン製のおすすめスキットル
丈夫で軽量なうえ、金属の香りが中身に移りにくいチタン製のスキットルです。アウトドアで積極的にスキットルを使いたい人や、お酒の味にこだわりたい人に向いています。
スノーピーク「チタンスキットル250」
丈夫でさびにくいうえ、約95gと軽量なチタン製のスキットルです。本体のバック側には柔らかい丸みを持たせ、フロント側はエッジが効かせたスタイリッシュな印象のデザインです。
木栓キャップなので、見た目がハードになりすぎず、自然な風合いを醸し出しています。ユニセックスな佇まいが印象的です。
サイズ展開は約250mlと約150mlの2種類で、小さいタイプは丸形デザインです。漏斗と収納ケースが付属しているため、必要なものを一気にそろえられます。
スノーピーク チタンスキットル250
バーゴ「チタニウム ファンネルフラスコ」
チタン製のキャンプ用品を多く手掛けるアウトドアブランド「バーゴ」の、シンプルデザインなスキットルです。ひっくり返して使えるシリコン漏斗一体型なので、簡単に中身を入れられます。
また、シリコン漏斗が付いているおかげで、お酒を飲むときにチタン部分に口が直接触れません。金属の臭いが苦手な人にとってうれしいポイントでしょう。
バーゴ チタニウム ファンネルフラスコ
プラスチック製のおすすめスキットル
大型サイズかつ食器洗浄機に対応している、プラスチック製のスキットルです。お酒よりも水を入れるのに向いているので、飲料用や料理用に使うのがおすすめです。
ブッシュクラフト「ブッシュキャンティーンボトル」
ぽってりとして丸みを帯びたフォルムの、プラスチック製スキットルです。プラスチック臭が気にならない樹脂を使用しています。クリアタイプなので、中身の残量がわかりやすいのも特徴です。
約1,000mlの大容量で、水筒の代わりに飲料水を入れるのに向いています。大容量ですが、ゆるやかに湾曲したキドニー型を採用しているため、手にフィットしやすいのが魅力です。
また、キャップには、紛失防止ストッパーが付いています。お湯の吹き出し口から遠い場所に置けば、食器洗浄機で簡単にお手入れが可能です。
ブッシュクラフト ブッシュキャンティーンボトル
おすすめのスキットル用漏斗
お酒を持ち運ぶのに便利なスキットルですが、注ぐときに漏れたりこぼれたりすることが多いものです。持っているスキットルの注ぎ口に合ったサイズの漏斗を用意すれば、中身を入れるときのストレスが軽減されるでしょう。
ダグ「ジョウゴ」
高さは約4.5cm、上部の直径は約3.8cmの漏斗です。ステンレス製なので熱に強く、熱い飲み物を入れたいときにも使えます。足が細く作られているため、一つ持っておけばさまざまなスキットルに対応できるのもメリットです。
プラスチック製の漏斗と比べるとやや高価ですが、ステンレス製ならさびにくく長持ちします。スキットルでお酒を嗜みたい人の必需品ともいえるアイテムです。
ダグ ジョウゴ
お気に入りスキットルを長持ちさせる方法
スキットルを長持ちさせるためには、しっかりと中まで洗う必要があります。スキットルのお手入れ方法と、注意点を解説します。説明書にお手入れ方法の記載がある場合は、そちらに従いましょう。
長持ちさせる方法
スキットルの中身におすすめのお酒は?
スキットルは注ぎ口が小さく、使用後の洗浄が難しいのが難点です。お手入れをしっかりしていないと、雑菌が繁殖したり、臭いが残ったりすることもあります。
スキットルに入れるお酒は、アルコール度数が高い蒸留酒が適しています。ウォッカ・ウイスキー・ジンなどはアルコール度数が高く、雑菌が繁殖しにくいからです。アルコール度数の低いお酒や、雑菌が繁殖しやすい環境を作る醸造酒は入れないようにしましょう。
また、さまざまな種類のお酒をスキットルで持ち出したい場合、臭い移りが気になるものです。さまざまなお酒を楽しみたい人は、ウォッカ用・ウイスキー用・ジン用と、お酒の種類ごとにスキットルを用意するのがおすすめです。
スキットルのお手入れ方法
スキットルを使用したら、すぐに洗うようにしましょう。一般的なお手入れは、スキットルの中に熱湯と洗剤を入れてつけ置きする方法です。
注ぎ口部分は洗剤を付けたスポンジで洗い、中は歯ブラシのような小さく柄の付いたブラシで届くところをこすります。洗剤や汚れをすすいだ後、再び熱湯を入れて消毒して完了です。
ブラシが届かない部分の汚れが気になる場合は、砂や砕いた卵の殻をスキットルに入れて軽く振るとよいでしょう。
また、長期間スキットルを使わない場合は、薄めた漂白剤でつけ置きしてから洗浄します。しかし、ステンレス製スキットルだとさびの原因になるため、漂白剤や塩素系の洗剤を使えません。スキットル内部が濡れていると雑菌が繁殖するので、完全に乾燥させて保管しましょう。
まとめ
アウトドアで使用するスキットルに適した素材は、丈夫で軽量なステンレスとチタンです。スキットルを試してみたい人や気軽に使いたい人は、リーズナブルなステンレス製が向いています。お酒の味にこだわる人や丈夫なスキットルが欲しい人は、チタン製がよいでしょう。
スキットルは、蒸留酒のようなアルコール度数が高いお酒を入れるものです。携帯性を考えると、200ml前後の容量が最適です。お気に入りのスキットルを見つけて、アウトドアでおいしいお酒を楽しみましょう。