ファミリーにおすすめ!「晴天率80%」の長野スキー場なら子供とスノボ三昧だ | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.02.01

    ファミリーにおすすめ!「晴天率80%」の長野スキー場なら子供とスノボ三昧だ

    蓼科湖を散歩する様子

    蓼科湖にて朝の散歩。

    東京からクルマで約2時間半の別世界「蓼科・車山」へ

    わたくしごとですが、57歳でリタイアした両親が長野は白樺湖近くの小さな山荘に移住しました。父が67歳で亡くなるまでの10年間、夏はオートバイ、冬はスノーボード。蓼科・車山方面は足繁く通った思い出の場所です。

    このエリアの特徴としては、標高が1,000~2,000mと高いこと。夏はクーラー要らず、冬は-10度C。タイミング合えば「ダイヤモンドダスト」が見えることも。初めてこの場所で過ごした22歳の冬、東京から約2時間半でこんな異次元な場所があるのかと感動したものです。

    今回はこのエリアで友人家族がスノーボードをしていると聞いて、キャンピングカーで久しぶりに訪れました。

    晴天率80%の「ピーカン」スキー場

    青空の下に車山

    だいたいこんな空の色です。車山がきれいに見えます。

    このあたりの天気は、東京とほぼ同じだと思っていいです。すなわち冬の東京は晴れ=蓼科・車山エリアも宇宙が透けて見えるような青空! このエリアのスキー場はどこも「晴天率80%」とアピールしています。一方で東京が雨だと、こちらは大雪ですね。低気圧が本気を出すと、ものすごく降るエリアでもあるのです。桁外れの積雪量に、玄関が開かなくなり窓から外に出た記憶も。ウッドデッキが積雪で真っ二つに折れたこともありました。

    余談ですが冬の間、醤油とか調味料は外に出しておくとカチカチに凍ってしまうので、東京に帰るときには冷蔵庫で保存しました。寒冷地での生活はいちいち手間が掛かって大変でしたが、私の旅の経験値を上げてくれた貴重な10年だったと思います。

    青空の下のリフト

    青空の下のリフト、気持ちいいですねー。

    「晴天率80%」の話にを戻します。こんなステキなお天気だから、ドカ雪が降ったあとを除いた日の雪質は正直あまりよくないです。白馬とか新潟とか「日本海」が近いエリアのようなパフパフのパウダーではない。でも「太陽」が味方してくれるので、とにかく気持ちいい! 「吹雪いて大変~」とかはめったにないので、お子さま連れの場合は強くオススメしたいエリアであると、今回久しぶりに訪れて改めて思いました。

    小さい子どもとスキー場でどうやって遊ぶ?

    雪山で造形にいそしむ長男

    アーティスティックな9歳の長男は、雪でいつも何かを作っています。今回は「ハート」を夢中になってこさえていました。

    このエリアのスキー場はこじんまりとした場所が多くて、そこが家族連れにはいい感じなのです。たいてい駐車場からゲレンデも近いので、まずは「ベース」を作ります。子どもたちをそこで遊ばせます。夫婦交代でリフトを回して、次男にスノーボードを教えたり、ちょっとした緩斜面で長男にレクチャーしたり…。

    スノーボードに挑戦した長男

    今回初めてスノーボードに挑戦した長男。

    子どもたちの滑りがもっと上達したら、ゴンドラでガーッと上れる「ビッグゲレンデ」がいいかも知れませんが(4歳の次男の腕前はスグそこまで来ていますが、長男が…)、あと数年は小さいゲレンデでじゅうぶんだと思いました。

    ハーネスをつけて子供がスノボ練習中

    ハーネスを付けて練習する次男。鵜飼の「飼い主」のようになっている夫です。

    2日間で2か所のスキー場で滑りました。わりと注文の多い夫にしては珍しく(笑)、今回の蓼科・車山方面をものすごく気に入っていました。「家族だけのスノーボードはこのエリアで決まりやな」と。25年前、よく訪れたゲレンデにまたご縁ができるとは。時代は巡る。なんだかうれしかったですね。

    駐車場から見えた夕景

    夕方までめいっぱい楽しんで駐車場から見えた空には、雲ひとつありませんでした。

    晴天率がウリ!蓼科・車山・八ヶ岳エリアの「国井お気に入り」スキー場リスト

    • 白樺湖ロイヤルヒルスキー場→駐車場からゲレンデが近い。こじんまりと練習するにはいい感じ。
    • ピラタス蓼科スノーリゾート→コンパクトだけどゴンドラもあり山頂から一気に楽しめる。雪山登山者も多い。
    • 車山高原SKYPARKスキー場→混雑時、駐車場は遠くなるが山頂からの景色は圧巻。
    • 富士見パノラマリゾート→このあたりでは一番のビッグゲレンデ。諏訪南ICからスグ。キッズパークも充実。

    やっぱり寒い蓼科・車山エリア

    凍っている噴水

    噴水も凍る!

    10年間通った両親の家の話。寒冷地では冬の不在時、水道管凍結防止のため、「水抜き」をします。慣れない作業、失敗して何回か水道管を破裂させてしまったことも。また、到着時には(たいてい深夜に着きました)、開けっ放しにした水栓を締めずに「通水作業」をしてしまい、部屋のなかに水がワーッと飛び散ってしまったことも。しかも床に飛んだ水がどんどん凍っていきました。ツルっと滑ってコケたときは、本当にビビりましたね。作業していた手がかじかんで、冷蔵庫に突っ込みました。冷蔵庫の方がよっぽど部屋よりも暖かいという…。すごい場所だなと深夜に泣きそうになりつつ驚いたものでした。

    キャンピングカーも凍る

    蓼科湖

    蓼科湖はまだ端っこしか凍っていなかったけど、冬季は全面スケート場のようになります。

    キャンピングカーで何回か冬の遊びを経験してみて、じつはクルマも凍るということに最初はたいそう驚きました。まず「水タンク」が凍ります。水が出ないので顔や手が洗えません。さらには「排水タンク」も凍ります。口をゆすいだあと、流れずシンクに溜まったまま。サイテーです(笑)。

    0度C以上ある場所まで移動したり、エンジンをかけて少し走り回ったら解決するのですが、最初はあせりました。

    雪の上を歩く子供

    雪のシャリシャリした感触を楽しむ次男。雪は多くないけど氷点下。

    今回も蓼科湖畔に車中泊した晩、だんだん水の出が悪くなり、「あー、そろそろだなー」と洗いものをサッサと終わらせ、全員急いで歯も磨きました。翌朝には蛇口を開いても水は出てこず、洗顔はコットンにたっぷりと化粧水を含ませ、拭いて終わりです。慣れたものです(笑)。寒冷地でのキャンピングカー旅では、いつも多めに「ウエットティッシュ」を持参しています。

    天気がいいから、つい外で食事してみたけど

    外でランチ

    スキー場にて外でランチ。

    青空がとにかく気持ちよかったので、椅子を出して外でランチしました。さ、寒い! まず、おしぼりがどんどん凍っていきました。そして豚シャブもシャリシャリと固くなっていき…。ダメだ、クルマのなか入ろう! やっぱり寒いんですねー。昼間でも零下です。天気にだまされちゃいけません(笑)。

    寒冷地対策をしつつカンタンに楽しむキャンピングカー飯

    レトルトばかりの食材た

    どうやってラクしようか、手間をなくそうか、常に考えている私です。今回は「レトルト」を駆使。

    「ライフライン」でもあるバッテリーが心配な寒冷地の車中泊だったので、極力「電子レンジ」を使わないメニューを選びました。

    レトルトをボイル中

    車内を片付けたり食事準備をしたり、片手間にボイル中。ほったらかしている間にできるのがうれしい。

    レンジでチンする白米も同様にボイル。このあたりはとても乾燥します。いい感じで「加湿」もできて一石二鳥。また、ボイルに使ったお湯は皿を洗うときにも利用。一石三鳥ですね(笑)。

    レトルト+野菜でカンタン昼ごはん

    ランチが完成

    ランチが完成。家から持ってきたゆで野菜やゆで卵などを載せたらそれなりに豪華に。

    お湯を沸かすのに使用した「カセットガス」ならどこでも買えます。スーパーやコンビニはもちろん、小さな商店でも手に入ります。

    夕ごはんは、金沢名物のアレで簡単にホカホカと

    金沢名物「とり野菜」

    金沢名物「とり野菜」。

    夕飯はスーパーで初めからカットされた鍋用の野菜と鶏肉を買ってきて、それをドボンと鍋に入れるだけ。キノコや豆腐を入れてもおいしいですね。それらを「まつや」の特製味噌で煮込んだら完成。白菜など野菜を嫌う偏食次男ですが、とり野菜みその味がおいしいのか、「あ、オレ、コレ大好きー♪」と、何回もおかわりしていました。

    夕食をアレンジして朝ごはんに

    とり野菜うどん

    翌朝は「とり野菜うどん」に。

    冷凍うどんを3玉、昨夜の鍋に入れて強火でぐつぐつ。ゆで卵(家から持ってきた)、ネギ(家であらかじめ切ってきた)なんか載せるとおいしいですね。まな板は「お皿」代わりにもなる木製のカッティングボードを使用。とにかく洗いものを減らしたいので。 汁までぜんぶ飲み干してゴミもゼロ。キッチンペーパーで鍋を軽く拭いてから水洗いすると、あっという間に汚れが落ちます。

    今夜から、わが家はまたまた雪山へ出かけます。水タンクが凍ってもいいように、今回はサーフィンで使っている「ポリタンク」に予備の水を汲んでいく予定。そんなふうに毎回工夫を重ねているのですが、今シーズン雪山にあと何回行けるかなー。旬の遊びを思い切り楽しみたいですね。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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