2022年最後の伊豆へ。グルメと温泉と絶景を味わいながら仲間たちと忘年!
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    2022.12.29

    2022年最後の伊豆へ。グルメと温泉と絶景を味わいながら仲間たちと忘年!

    割烹民宿「小はじ」の外観

    素朴な趣の須崎漁港(静岡県下田市)の目の前にある「割烹民宿小はじ」。

    忘年会は南伊豆にしよう!

    私の友だちは旅好きで、酒好きで、おいしい物好きが多い。「類友」ってやつですね(笑)。そんな仲間と10月くらいにわが家で寄合をした際、「忘年会どうするー?」 なんて話が出ました。せっかくなら魚がめちゃおいしい南伊豆の「割烹民宿 小はじ」でやらない? と。東京・神楽坂の割烹などで修行した小はじの宿主は、毎回とびきりの料理の数々を振る舞ってくれるのです。その宿を仲良し家族×5組で貸し切っちゃおう!

    そんなこんなで12月終盤に差し掛かった底冷えの週末、みんなでワラワラと南伊豆を目指したのでした。

    その前にサクッと寄り道「城ヶ崎へ」

    城ヶ崎海岸の吊り橋

    海面からの高さ23m、スリルある城ヶ崎海岸の吊り橋。冬の曇天空も似合いますね。

    キャンピングカーで動いているわが家です。金曜の夜に夕飯も風呂もすべて終わらせて出発。東伊豆の道の駅で仮眠し、吊り橋で有名な観光スポット「城ヶ崎海岸」に寄り道しました。何度も伊豆を訪れていますが、私の(極めて怪しげな)記憶だとココはまだ来ていないような…。

    「伊豆半島ジオパーク」に認定されている、静岡県伊豆半島の7市8町。ここ城ヶ崎海岸ももちろんそうで、約4,000年前「大室山」が噴火したときに流れ出した溶岩によってできたそうです。やがて海の浸食作用により削られ、約9kmにわたる断崖絶壁のリアス式海岸線となりました。

    溶岩でできた城ヶ崎海岸

    溶岩流が海水に冷やされながら次第に陸地を形成した「城ヶ崎海岸」。たしかにゴツゴツ。

    城ヶ崎ピクニカルコースを歩く

    ピクニカルコースの石標

    海岸沿いには遊歩道が整備された約3kmの「ピクニカルコース」があります。

    遊歩道を歩く子供

    子どもたちの服の配色を間違えました。けど旅にはこのくらい派手な方が目立っていいかな。

    今回、寄り道先に城ヶ崎海岸を選んだキッカケは、海に沿って歩ける「ピクニカルコース」があるから。わが家の旅はボストンテリアの豊の「散歩」がてら、4歳と9歳の息子たちを「疲れさせ」がてら(コレが一番の目的)、夫婦の「運動不足解消」がてら、家族全員が楽しめるトレッキングを必ず取り入れています。

    砲台跡

    幕府が黒船の来襲に備えたという「砲台跡」。台座は当時と同じもの、大砲はレプリカだそう。

    魚見小屋

    江戸時代から昭和30年くらいまで行なわれた「ボラ漁」の見張り小屋、「魚見小屋」跡。

    プール

    魚見小屋のそばにはプールもありました。

    夏限定だそうですが、海水を利用した「海に近い磯プール」がオープンするそうです。夏も楽しそう!

    食事処ぼら納屋

    ピクニカルコースの北端にある食事処「ぼら納屋」。イヌもOKと書いてありました。

    一瞬、お昼はココかな? なんてお腹がグーと鳴りましたが、夜は忘年会で、たらふく海の幸をいただくのです! 押し寄せる”魚欲”をグッとこらえてキャンパーを停めた駐車場まで来た道を引き返しました。

    と、そのとき忘年会会場を目指している仲間から、ランチに食べた大盛りの海鮮丼の写真が送られてきました(笑)。気持ちは痛いほどわかります。伊豆半島に来たら、つい魚介にムラッとしますよね。

    城ヶ崎海岸・伊東市門脇有料駐車場

    • 所在地:静岡県伊東市富戸842-242
    • 駐車料金:500円(1日)

    食事処「ぼら納屋」までの往復で約1時間半弱でした。ちょうどいい散歩。またピクニカルコース南端の「海洋公園」までは片道40分ほどです。

    キャンパーの「レンチン」最強!

    ランチはレトルト

    ちなみにランチはコンビニで買ったパックの惣菜です。4人で1,603円也。安く済みました。

    レンチンを駆使し手作ったランチ

    キャンパーの「レンチン」を駆使していただきました。米とスープと温野菜は家から持ってきたもので。

    さぁ、お腹がふくれたところでいよいよ南伊豆を目指しますか。

    宿貸し切り忘年会のスタート!

    城ヶ崎海岸でポツポツと降ってきた雨が本降りになったころ、下田市の南側に位置する須崎漁港に到着しました。キャンパーで待機していると、仲間たちが続々と「小はじ」に到着。

    私たちは今回キャンピングカーで寝泊まりし、宿では夜と翌朝の食事とお風呂(もちろん天然温泉です、伊豆最高!)をいただいたのですが、ほかの仲間たちは「全国旅行支援」を利用して泊まっていました。

    ちなみにこの日の友人たちの宿泊料金は、1泊2食付き11,500円が40%引きで6,900円。さらに1,000円分のクーポンも付いたとか。本当に旅行支援はお得ですねー。ちなみに私たち家族は3人分の食事(長男と次男は1食をシェア)で18,000円でした。もしかしたら泊まった方が暖かいしお得!?なんて一瞬グラッとしましたが、ほかの仲間家族たちですでに満室(笑)。先日キャンピングカーの「FFヒーター」を修理したことだし、なにより豊もいるし、一緒にぬくぬく車中泊しましょうね。

    まずは乾杯

    まずは乾杯!

    「小はじ」でいただいた海の幸、ご覧アレ!

    前菜

    まずは「前菜」から。イキナリ目がハートです。

    「小はじ」でいただいた料理(その1)

    • イカ塩辛
    • 小倉蓮根
    • 赤大根酢漬け
    • 焼豚
    • 昆布佃煮
    • 銀杏
    • 稲穂
    徳利蒸し

    2品目。サワラと鱈白子の「徳利蒸し」。

    地元で水揚げされた新鮮な魚介と自家製の野菜に、宿主の小川さんの技が合わさった絶品料理。ちょんと付けていただいた「自家製ポン酢」が、これまたおいしかったです。

    刺し盛り

    3品目に登場した「刺し盛り」。

    「炙り」に「昆布じめ」に「漬け」に、趣向を凝らしたおもてなしに歓声が上がります。

    静岡・藤枝のお酒「喜久酔」

    静岡・藤枝のお酒「喜久酔」。

    そりゃぁお酒が進むこと間違いナシ!

    揚げ物

    「揚げ物」。サザエの唐揚げなんて初めてです。こりこりジュワッとおいしい~。

    「小はじ」でいただいた料理(その2)

    • サザエ唐揚げ
    • ブダイ竜田揚げ
    • カボチャ
    • アシタバ
    クレソンパスタ

    小川さんのご友人が栽培しているという「下田クレソン」と自家製「カラスミパウダー」のパスタ。

    これ、急に出てきてビックリしたー! クレソンとカラスミの素晴らしいコラボ。夢中で食べました。小川さんのお料理の、こういうドッキリが大好きなんです(笑)。

    鍋物

    「鍋物」。スッポンの小鍋が出てきました! いいお出汁!

    小川さんいわく、地元・下田で養殖しているスッポンとか。

    朝食も豪華!

    豪華な朝食

    3時過ぎまで楽しく呑みすぎた(笑)、ちょい二日酔いの胃袋にやさしく「カンペキ」な朝食!

    「小はじ」でいただいた朝食

    • マアジ干物
    • ワラサの漬け
    • 温泉卵
    • ひじきサラダ
    • 自然薯
    • 味噌汁
    • 香の物

    ついついごはん、おかわりしちゃいました(笑)。

    割烹民宿小はじ

    所在地:静岡県下田市須崎518
    電話:0558-22-6174
    ホームページ:http://kohaji.jp/

    腹ごなし散歩へ「須崎遊歩道」

    須崎遊歩道

    風がめちゃ強かったけど気持ちよかった。

    チェックアウトしたあと、みんなで近くの「須崎遊歩道」を歩きました。宿から歩いていける場所に、こんなステキな散歩道があるなんて最高ですね。

    鬱蒼とした山道

    開放的な大海原、鬱蒼とした山道、起伏に富んだいいルートです。

    今回は途中で引き返しましたが、須崎から爪木崎まで片道2.7kmのハイキングコース「須崎遊歩道」があります。道中には江戸時代、徳川家康が江戸城構築の際に、ここから石を切り出した「石切城跡」など歴史を感じるスポットがあるそうです。今度ぜひ行ってみたいですね。気になる方は「須崎遊歩道」と検索してください。

    この先を行けば爪木崎

    須崎からこの先を行けば「水仙」の群生地として有名な「爪木崎」へ。

    仲間と記念撮影

    来年もよろしくねー。いつまでも健康で楽しく呑み食いしよー!

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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