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    2015.07.17 富士登山

    DMA-e

    普通の山と違って、富士山はアップダウンがなく、ひたすら登るか下るだけ。

    「それだけひざや足首、腰にかかる負担はハンパないですよ」と語るのはICI石井スポーツ白水さんだ。

    足首をガッチリとガードしてくれるハイカットのシューズはもちろんのこと、ソックスやインソールにも気を配ることで、足に関するトラブルを大幅に減らすことができる、という。

    とくにソックスは、汗を一時的に閉じ込めてくれるウールの中肉厚のものがベスト。ムレや靴ずれが起こりにくい。

    加えてサポートタイツを着用すれば、下り道でひざや腰への負担を、大幅軽減できるのだ。

    「どのコースから山頂を目指すにしても、高山病予防のためには出発地点の五合目で、最低30分は体を慣らしましょう」

    発症すればそれ以上の登頂は難しい高山病。予防するには時間をかけ、体を高所に慣らしていくしかない。そして無理なく呼吸できるペースを守り、着実に山頂を目指すのがベター。

    吉田口と富士宮口には、溶岩が固まってできた岩場もある。滑りやすい急斜面もあるので、無理をせずゆっくり登る。こんな道では、ストックを上手に使うことで、足への負担を減らし、なおかつ安全に歩ける。トラブルは未然に防ぐ、が一番なのだ。

    富士山でありがちなトラブル、こんなときどーする?

    ケガと病気
    登山シーズンになると、救護所が設置される登山ルートもあるが、そもそも辿り着くのもひと苦労。少しでも体調がすぐれない場合は、早めに登るのを諦めるのが賢明。体調不良はケガも誘発するので、早期判断が重要だ。

    雷と強風
    高山で雷に遭遇すると雷雲の中に入った状態となり、どこから雷が飛んでくるかわからなくなる。雷雲を見つけたら、近くの山小屋へ避難しよう。富士山は強風も厄介。風が強い日は引き返す、ぐらいの勇気を持ちたい。

    落石
    危険な落石は滅多にないが、万が一遭遇した場合、腕で頭を守ろう。窪地があれば逃げ込む。自分が落石を起こさないように心がけるのも大切。路肩部分を無理に歩いたり、ふざけて登山道以外の場所に入ったりしない。

    高山病
    富士山で起こるキング・オブ・トラブル。寝不足がもっともいけない。無理してハイペースで登るのも禁物。具合が悪くなったら深呼吸、休んでもだめなら即、下山したい。余裕のある計画を立てることも防止につながる。

     

    ■教えてくれた人
    ICI石井スポーツ
    白水(しろうず)誠さん

    白水誠

    富士山にはスキー目的で残雪期によく登っていた、という強者。富士山ツアーのガイドでもある。まさに「何でも聞いてくれぃ」の兄貴。

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