ディフェンダーの特装車で、南アフリカ動物保護区のアニマルウォッチングへ | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.09.17

    ディフェンダーの特装車で、南アフリカ動物保護区のアニマルウォッチングへ

    自動車ライター・金子浩久が過去の旅写真をひもときながら、クルマでしか行けないとっておきの旅へご案内します。クルマの旅は自由度が大きいので、あちこち訪れながら、さまざまな人や自然、モノなどに触れることができるのが魅力。今回の旅先は、南アフリカ。特別な架装を施したランドローバー・ディフェンダーで体験した、アニマルウォッチングです。広大な敷地のなかで知った野生動物の美しさ、発見することの喜びを、皆さんも感じ取ってください。

    ※この記事は2001年に体験した内容を基に構成しています。

    別体から一体への構造変更を果たした新型ディフェンダー

    新型ディフェンダーと筆者。

    昨年に日本でも発売されて人気を呼んでいるランドローバー・ディフェンダーは、この新型にモデルチェンジにされるまで、先代モデルはほぼ同じメカニズムで長い間造られ続けていた。

    ディフェンダーの元を辿れば軍用車として開発されたオフロード4輪駆動車で、その後も農業用や林業用あるいは酪農用など、働くクルマとしてさまざまなバリエーションがたくさん生み出されていた。それを可能にしてきたのは、この頃のオフロード4輪駆動車は、フレームとボディがそれぞれ別々の構造だったことが大きな理由となっている。

    オフロード用の4輪駆動車ではない一般的な乗用車でも、半世紀以上前はフレームとボディの別体構造が採られていた。トヨタ・クラウンなどは比較的遅くまで、この別体構造を採用していたほどだ。

    ロールスロイスやベントレーのような超高級車ともなると、顧客は注文の際にコーチビルダーを指定して独自のボディを造らせてフレームに載せさせていた。その中でも、さらに凝る人になると、コーチビルダーのカタログに載っている既製品のボディではなく、自分のためだけの世界に一台のボディをゼロからデザインさせていた。ビスポークと呼ばれる、欧米では馬車の時代から伝わる手法だ。

    従来型の個性をモダンに表現した新型ディフェンダーは日本でも大人気。

    ディフェンダーに限らず、オフロード4輪駆動車ではジープでもランドクルーザーでも、長らく別体構造が採用され続けていた。4輪を駆動するための複数のデフや頑丈なサスペンションなどを組み込むのに別体構造の方が適していたからだ。だから、長い間それが続いている。

    しかし、新型ディフェンダーは、とうとう別体構造を止めて、モノコックという一体構造を採用した。これは技術の進化による一大改革なので、ファンの間で大きな話題となった。筆者は新型ディフェンダーを複数回に渡り極限状況も含めて試乗したが、別体から一体への構造変更に問題はなく、むしろメリットの方が大きいと結論付けている。

    話を先代ディフェンダーに戻せば、珍しいボディを架装したディフェンダー110に乗って貴重な経験をしたことをお伝えしたい。

    ダッシュボードに架けられたライフル銃

    動物に会いに行くための理想的な架装を施したディフェンダー110。

    2001年に南アフリカの動物保護区で、アニマルウォッチングに参加した時のクルマがディフェンダー110の特別架装車だった。

    そのディフェンダー110は屋根がないだけでなく、ドアから上のパネルやピラーなども存在していなかった。それだけでなく、リアドアは溶接され、その横にフレームと溶接されたパイプが伸びてきていて、ホイールオープニングの高さに小さな踏板が付けられていた。

    運転席と助手席はそのままだったが、本来の2列目シートは使われず、その上に簡易的なパイプ椅子状のシートが組み付けられ、同じものがトランクのあるところの少しづつ高い位置に高さをズラして2列追加されていた。シートの背もたれのパイプは左右に渡され、そのまま後ろの乗員の手すりとなり、左右にも頑丈なグリップがボディに接合されていた。

    ディフェンダー110の本来のボディの上半分が切り取られたようなものだから、高い位置からの見晴らしは満点以上で、360度見渡せる上に、地面までも容易に眺めることができる。さらにボンネット左先端には、ひと座席が増設されていた。

    これに乗り込んで、草原や林の中に動物たちに会いにいくのだ。

    高い位置にある後ろ3列のシートに座るためのランプというかプラットフォームというか、立派な台が入り口に設けられていた。そこの階段を上がって、ディフェンダー110に乗り移る。

    パイプ椅子を階段式に設置。

    こんな仕様のディフェンダーは他では見たことがなかった。テールライトの横に、「LANDROVER SPECIAL VEHICLES」というステッカーが貼ってある。ランドローバーのイギリス本社にある、特殊車両を製造する専門部署のものだ。フレームとボディが別体となっているから、走行中のクルマに掛かる力はすべてフレームが受け、上に載っているボディを切り取ってしまっても問題はないのだ。現代的な一体構造を持つクルマでは、こうはいかない。

    ちょっと気になったのは、助手席の前のダッシュボードに架けられたライフル銃だ。最悪の場合に、これを使うことがあるのだろう。

    ドライバーも、ボンネット左端のシートに座るガイドもここのスタッフだ。朗らかなガイドは慣れたもので、僕ら参加者にフレンドリーに話し掛け、緊張を解きほぐしながら、この保護区と動物たちのことを解説していく。

    僕はライフル銃が気になって仕方がなかったので、質問してみた。いつも訊ねられているのか、慣れた調子で淀みなく答えた。

    「ええ。でも、動物というのは人間が何もしなければ動物から人間を襲ってくることはありません。狭いところでハチ合せしてしまったりとか、子供に危害が加えられそうになったりとかすれば話は別ですが、ここではそういう状況には陥りませんね。必ず、一定の間隔を空けて、観察します。万が一、動物の方から近付いてくるようなことが起きたら、まずはこの銃で空に向けて一発撃ちます。その音で動物は逃げるでしょう。それでも近付いてくるようでしたら、次は、もう一発、動物の手前の地面に向けて一発撃ちます。動物に銃口を向けるのは、最後の最後です」

     動物園とは別次元の感動と発見

    同じような話を、日本シーカヤック界のレジェンド、新谷暁生さんから彼の「知床エクスペディション」に参加している時に聞いたことがある。知床のヒグマは人間の姿を遠くから認めると、近寄っては来ない。人間の存在とヒグマの食べるものを一緒のものとして認識していないからだそうだ。

    新谷さんをはじめとする北海道の人々は、アウトドアアクティビティの途中では食べ物やゴミなどを絶対に放置しないように厳しく参加者たちに守らせていた。それを食べたヒグマが人間が出したものと認識するようになってしまうと、次は食べ物を得るために人間に近付いてきてしまうからだ。

    だから、知床半島をウトロから羅臼までシーカヤックで知床岬をグルッと回って漕ぐ45日のツアーの間は、ゴミも排泄物もすべて持ち帰ることを励行していた。それでも、海岸にテントを張っていたりすると、ヒグマが近くに顔を出すことも何度もあった。そうした時は、声を出したり、空き缶を叩いたりして人間の存在を知らしめて、ヒグマたちに立ち退いてもらっていた。それが2009年のことだった。

    「ですから、くれぐれも、このクルマから降りたり、手や身体を外に出したりすることがないようにお願いします」

    ディフェンダーは、時速20km以下のスピードでゆっくりと草原を進んでいった。地面の起伏や低木の茂み、林などをいくつか過ごして進むと、最初に遭遇したのは象の親子だった。

    「最初にみなさんを歓迎してくれたのは、象たちになりましたね。ここの象は人間を怖がらず、ゆっくりと走っていけば退くこともありません。大人の象は人間に慣れているので、親しみの感情を表すために鼻を伸ばしてくることがあります。でも、絶対に手で触れたりはしないで下さい」

    象の次に現れたのは、シマウマだった。まばらな林のあちこちで10頭ぐらいが草を食んでいる。ディフェンダーのドライバーはシマウマを驚かさせないようにスピードを落とし、それぞれのシマウマから間隔を空けるように左右に舵を切りながら進んでいった。

    動物園のようにガラスや檻などを間にはさむことなくシマウマを間近で見ることができて驚かされたのは、シマウマのシマというのは黒一色なのではなく、限りなく黒に近い濃茶色や灰色だということだった。それも生育具合によるものなのか、その濃さも身体の大きな大人のシマウマの方が濃く、色も明瞭に出ている。そして、その毛並みの美しさといったら、他に例えるものがないくらいだった。

    美しさといったら、次に現れたアンテロープの雄の頭に生えた角も見事なものだった。頭から逆さ“ハ”の字状に生えた角は螺旋状に伸びているのだが、そのカーブの具合が一頭ずつ微妙に異なり、引き締まった身体で草木の間を駆け抜ける姿に見惚れてしまった。

    「ストップ!」

    ガイドがドライバーを小声で制した。彼はボンネットの左端に座っているので、ドライバーや僕らよりも少しだけ早く、先の様子が見えるのだ。

    「みなさん、この先でライオンが寝ています。起こしてしまわないように、静かにして下さい」

    ウシ科に属するアンテロープ。

    ドライバーは歩くのよりも遅いスピードでディフェンダーを走らせた。

    いた。ライオンが轍の左半分を使って、気持ち良さそうに横になっている。夕方だから、昼寝の延長なのだろうか。

    そのまま進むと尻尾を踏んでしまうので、ドライバーはディフェンダーを轍から脇の草地に外し、5メートルぐらい離したところで停めた。僕らが写真を撮りまくってもシャッター音など届くはずもないので、ライオンは起きるそぶりさえ見せず、静かに眠り続けていた。ガイドはすでに次のライオンを見付けたらしく、ドライバーを促した。

    このようにガイドはボンネット左端のスポッターズシートに座る。

    今度は、3頭いた。オス1頭とメス2頭が横なって寝ていた。別のグループのディフェンダーが現れ、ライオンの向こう側に停まった。ドライバーとガイドたちは、つねに無線で連絡を取り合っているからだ。

    ライオンたちを起こさずにそこを離れ、少し離れたところで2台のディフェンダーは駐まった。周囲に大きな窪みや木々、低木などが生えていない、見晴らしの良いところだ。ガイドもドライバーもディフェンダーを降りて、何か準備を始めた。

    「ここで、しばらく休憩を取りますから、クルマから降りて下さい」

    こうした時のために、タイヤハウス脇にステップが設けられているのか。

    二人はディフェンダーの後部外側に特設された棚からクーラーボックスと折り畳みをテーブルを取り出した。クーラーボックスの中にはクロスも入っていて、それを広げてテーブルに広げた。ソフトドリンクやビール、ウイスキーやジン、ベルモットやリキュールなどの缶や瓶などが手早く並べられた。即席の屋外バーが出現した。

    粋なサンセットドリンキング

    「さあ、何を飲まれますか?」

    うれしかったのは、プラスチック製とはいえ、ちゃんとグラスと紙ナプキンが用意されていたことだった。アウトドアだからといって、缶から直に飲まさせたりしない。ちゃんとグラスに注いで、紙ナプキンを添えてくれる。

    「カンパリソーダをいただけますか?」

     同じディフェンダーに乗っていたヨーロッパからの女性客が頼むと、ドライバーは鮮やかな手付きでグラスにカンパリを注ぎ、ソーダで割って、彼女に手渡した。さっきまでのドライバーは、バーテンダーに変身だ。カンパリがあるのだったらと、僕はそこにジンとベルモットを入れて即席ネグローニを頼んだ。

    全員に飲み物が行き渡り、あまりディフェンダーの周りから離れないようにして飲みものを楽しんでいると、ガイドが遠くを指差した。

    「見えますか? キリンがいますね」

    数百メートル離れたところにキリンが歩いていた。

    「キリンは背が高く、眼も良く、警戒心が強いので、人間の近くへは絶対にやって来ません。いつも、このぐらい離れています」

    しばらくキリンの姿を追っていたら、ゆっくりと陽が傾き始め、夕焼けになっていった。

    「みなさん、サンセットドリンキングは楽しみましたか?」

    粋な演出だ。休憩でもあり、キリンと夕陽を眺めながらの一献というわけだったのだ。

    「これから、ナイトドライビングに向かいます。夜は多くの動物たちが活動を始めます。カバやヒョウ、バッファローなどと会えたらラッキーですね」

    カバには、すぐに会えた。暗くなる前だった。カバも急いでいるらしく、アッという間に早いスピードで駆けていった。しかし、その後は他に何にも出会えなかった。

    「残念でしたが、また、明朝お会いしましょう」

     より多くの動物を見つけられるスポッターズシートへ

    そのアニマルウォッチングツアーは夕方と早朝の2回がセットになっていた。動物の習性もあり、より多くの動物を見るためだった。

    「よかったら、こちらのスポッターズシートに座ってみますか?」

    スポッターズシートというのは、ボンネット左端に設けられたシートのことだ。spotterは、発掘者や監視人という意味だ。もちろん、ここでは動物たちをいち早く発見し、ドライバーと乗員に伝えて、その態勢を整える。昨夕はガイドがスポッター役を務めていたが、今朝は参加者たちに体験させてくれるらしい。ボンネットの端の高い位置に設えられたシートに座るのだから、クルマの上下動で揺すられそうだが、そこはドライバーもプロなので、加減してくれる。

    「アンテロープ?」

    「そうです。アンテロープの一種でガゼルと言います」

    なんとなく居そうに思える草や木の陰に狙いを定めて見続けていて、案の定、現れてきた時の発見の面白みに気付いてきた。

    「今、あそこの窪みにサイが降りていったよ」

    「リアリー!?

    ゆっくり近付いて行ったら、長いツノを生やした巨大なサイが地面に鼻先を擦り付けていた。それに夢中になっているのか、こちらには気付かない。

    「ガゼルが2頭近付いてくるよ」

    「あなたは良く見付けますね。ここのガイドになれますよ」

    ガイドがおだててくれたからなのか、なんとなくコツのようなものが掴めてきた。

    「彼はうまく見付けるわね」

    昨夕のカンパリソーダの女性も褒めてくれた。

    「あの木々の向こうに見えるのは、シマウマだね。僕は、このツアーに参加するまで、シマウマの毛並みがこんなにも美しいものだとは知らなかったよ」

    「私もそう思うわ。シマウマは素敵ね」

    みんな慣れて来たので、状況に合わせながら小声で会話を楽しめるようになっていた。

    「オーケイ、朝食にしましょう」

    昨夕のサンセットドリンキングと同じようにテーブルがセットされ、簡単な朝食となった。紅茶はティーバッグではなく、ポットに茶葉を入れる。もちろん、カップはソーサーの上に置かれて渡される。果物やビスケットなど、イギリス式にしては簡単なものだったが美味しかった。

    「ここからは、あなたがスポッターを務めて下さい」

    僕と交代して、イギリスから来たという男性がボンネットの端に座った。

    「アンテロープだ」

    「シマウマだ」

    いろいろな状況から動物が現れてくるから、飽きることがない。昨夕に見たことがある動物でも、今度は朝陽に照らされた姿が、またまったく異なった美しさを放っている。

    昨夕までは、まったく知らない者同士6名の参加者たちだったが、大自然と動物たちの美しさに魅了されて、意気投合していた。

    「でも、象はもう見飽きたね。きれいなシマウマの前に現れたりしないで欲しい。図体が大きいからきれいなシマウマが隠れてしまって写真が撮れないじゃないか! ハハハハハハッ」

    冗談半分に言い放ったのは、ケープタウンから来たという男性だった。

    「そりゃそうだね!」

    たしかに、2回のツアーで我々が眼にした象の数はとても多く、象には悪いけれども食傷気味になっていたのだ。

    写真を見るたびに21年前の鮮明な記憶がよみがえる。

    以前は、こうした動物保護区は国が管理し、もっと広い土地が対象だったそうだ。

    「あまりに広すぎて、参加者たちの運が悪いと1匹も動物に会うことができないこともあった。それを分割し、ひとつの保護区の面積を狭めることで効率的に動物に会えるようにした」

    民営化し、外国資本を導入したことも成功の原因になったとガイドは言っていた。狭くしたとはいっても、“東京23区がスッポリ収まるとかいう例えが当てはまるくらいの広大な敷地だ。以前の敷地の広さなどは、想像すらできない。

    もう21年も前のことになってしまったけれども、動物たちの美しさだけは鮮明に憶えている。これからも忘れることはないだろう。動物が美しいということを教えてもらい、それまでまったく興味がなかった動物の生態にも関心を抱くようなキッカケを与えくれた。自分でハンドルを握ることはなかったけれども、他では体験できない貴重な2日間だった。あそこでは、新型ディフェンダーは、どのように改造されるのだろうか?

     

    金子浩久
    私が書きました!
    自動車ライター
    金子浩久
    日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(BE-PAL選出)。1961年東京都生まれ。趣味は、シーカヤックとバックカントリースキー。1台のクルマを長く乗り続けている人を訪ねるインタビュールポ「10年10万kmストーリー」がライフワーク。webと雑誌連載のほか、『レクサスのジレンマ』『ユーラシア横断1万5000キロ』ほか著書多数。https://www.kaneko-hirohisa.com/

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