大自然の神秘!間欠泉を湖から見るイエローストーン・カヌーツアー | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 大自然の神秘!間欠泉を湖から見るイエローストーン・カヌーツアー

    2022.09.07 東リカ

    イエローストーン湖とカヌー

    違う角度から静かに絶景を楽しむ特別感

    アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園は、1872年に誕生した「自然保護の原点」とも言われる世界初の国立公園。今年、創立150年を迎えました。

    Old Faithful Geyser

    最も有名な間欠泉、オールド・フェイスフル・ガイザー

    巨大な間欠泉「オールド・フェイスフル・ガイザー(The Old Faithful Geyser)」や虹色に輝く「グランドプリズマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)」は、もちろん見逃せない人気スポットですが、モンタナ州、ワイオミング州、アイダホ州にまたがる広大な敷地内には、地球上の約3分の2もの間欠泉があります。

    せっかくイエローストーンに行くのなら、観光客だらけの人気スポットだけではなく、もっと大自然の神秘を静かに感じられる体験もしたいはず。そんなあなたにおすすめなのが、夕暮れ時のイエローストーン湖にカヤックを浮かべて、水面から間欠泉を見るというカヤックツアーです!

    北米最大の高地にある美しい湖

    イエローストーン湖地図

    出発前にガイドさんがルートを確認。

    イエローストーン湖は、公園の南部エリアにある琵琶湖の半分ほどのサイズの大きなカルデラ湖です。標高 2,357m にあり、高地にある湖、山岳湖では北アメリカで最大なんだとか。様々な野鳥や哺乳動物の生息地で、バードウォッチングなどを楽しむ人たちもいます。

    筆者たちは、7月初旬、「プリズマティック・ツアーズ(Prismatic Tours)」が運営する6:30pm – 9:30pm という時間帯の「トワイライト・ツアー(Twilight Tour Yellowstone Lake Kayak)」に家族4人で参加してみました。

    集合場所は、イエローストーン湖の西側で、湖を手のひらに見立てた時に親指の位置当たることから「ウエスト・サム(West Thumb=西の親指)」と呼ばれる部分の南端です。近くには、「グラント・ビレッジ(Grant Village)」キャンプ場やレストランもあるのですが、湖上に出てしまえば、本当に静かです。

    間欠泉を目指して漕ぎ出す

    アビスプール

    ウエストサムのアビスプールとイエローストーン湖。

    コースは、ウエストサムの西側にある間欠泉流域「ウエストサム・ガイザー・ベイシン(West Thumb Geyser Basin)」の先まで片道約3マイル(4.8km)近くを往復します。

    このウエストサム・ガイザー・ベイシンには、整備されたボードウォークがあります。湖畔にあるため、湧き出た温泉は湖に注いでいます。唯一、間欠泉や温泉と湖を同時に眺められる場所で、オールド・フェイスフルやグランドプリズマティックほどではないにしても、国立公園内の人気スポットのひとつです。

    これを角度を変えて、湖の方から見てみよう、というのが、今回のカヤックツアーです。

    「湖の下から温泉が湧き出ているところもある」というのも、ウエストサム・ガイザー・ベイシンの売りのひとつなのですが、これは絶対、湖で見た方が面白いと思いませんか?

    ただし、温泉が湧き出ているといっても、真夏でも湖水の表面温度は平均16度Cと冷たく、泳げるわけではありません。それどころか、日が暮れるとかなり寒くなり、ガイドさんが防水ミトンを準備してくれるほどです。

    美しい湖面と噴気孔

    イエローストーン湖

    空が映る美しい湖面。

    私たちは、大人2名、子供2名のグループだったので、大人1、子供1でタンデムカヤックに乗り込みました。ラダーはあまり役に立ちませんが、快適に進むことができました。

    珍しい鳥や跳ねる魚、それに湖の底からぶくぶくと気泡があがる噴気孔スポットを探すのも楽しいです。また、湖畔を歩くエルクの姿を見ることもできました。

    しかも、トワイライトツアーだけあって、太陽が沈むにつれて、空や空を反射する湖面がオレンジ、ピンク、紫などへと変わっていきます。往復コースでも美しい光景が刻々と色を変え、飽きることはありません。

    湖から見る間欠泉

    ウエストサムベイシン

    湖から見るウエストサムの間欠泉

    ようやくウエストサム・ガイザー・ベイシンの近くまでやってきました。観光客の姿もまだぽつぽつとありました。

    間欠泉の蒸気が上がっているのがみえます。

    コーン

    湖側から見るビッグコーン。

    ウエストサム・ガイザー・ベイシンの見どころのひとつ、「フィッシング・コーン(Fishing Cone)」と「ビッグ・コーン(Big Cone)」は、湖の中にあるコーン(円錐)の形をした温泉/間欠泉です。

    フィッシング・コーンは、昔、釣り人が湖で釣った魚を、水が沸騰するコーン(円錐)の中に落としたらあっという間に茹で上がったのが、名前の由来だと言われていますが、今は、温度が下がり、噴火もしていないそうです。それでも湖から近づいてみるのも興味深いです。

    大きな円錐形をしたビッグコーンの方は、蒸気があがっていました。

    fishing cone

    フィッシングコーン。

    ウエストサム・ガイザー・ベイシンからの帰りには、陸だと簡単にはアクセスできないビーチに立ち寄って、ストレッチをしたり、エルクを探したりすることもできます。

    ビーチ

    ビーチから見た夕暮れ時の湖

    ツアーは3時間とそれなりに長いので、日中も朝から観光していると疲れるかもしれません。けれども、他ではできない体験です。がっつり遊びたい人にはおすすめですよ!

    興味のある方は、予めサイトから予約して申し込んで下さいね。

    rikah
    私が書きました!
    フリーライター
    東リカ
    アウトドアが盛んなオレゴン州ポートランド在住。東京・サンパウロでの広告代理店勤務を経て、現在はフリーライターとして日本のメディアに現地情報を寄稿している。
    旅行、お酒、食事、キノコ狩り、カヌーなどが大好きです。オレゴン・マイコロジカル・ソサエティ会員。

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