着けても痛くない耳栓は?種類や選び方・おすすめの商品を8個紹介
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    アウトドア雑貨・小物

    2022.10.15

    着けても痛くない耳栓は?種類や選び方・おすすめの商品を8個紹介

    アウトドアアクティビティー時の良質な睡眠の立役者ともいえる耳栓。昨今ではテレワークの普及で、ワーケーションなど場所を選ばず仕事ができるようになりました。どのような環境でも集中して作業をしたいと思う人には、耳栓を使用するのもよいでしょう。今回は耳栓の選び方と、おすすめの商品を8個紹介します。ぜひ、チェックしてください。

    耳栓の種類は大きく分けて4つ

    耳栓は大きく4つの種類に分けられます。それぞれ特徴や長所・短所が異なるため、どのようなシーンや人に向いているかは異なります。各タイプの特徴を見ていきましょう。

    勉強や睡眠には「フォームタイプ」

    ソフトな肌触りで、勉強や睡眠に向いているスタンダードなタイプです。押しつぶして耳に入れることで、中で膨らんでフィットしてくれます。

    装着感も良く、睡眠など長時間使いたいときに向いています。100均でも売られているなど、コスパが良いことが特徴です。

    使い捨てのものも多いので、衛生的で手入れも楽でしょう。ただし、スポンジでできているため、防水性能はありません。

    また、反発が強すぎると耳が痛くなることもあるので注意しましょう。

    水洗いが可能な「フランジタイプ」

    シリコン製で、ヒレの付いた形状が特徴的なタイプです。軸が付いているため着脱しやすく、丸洗いが可能なので、毎日使いたい人におすすめです。

    気圧を調節する機能が付いたものもあるので、飛行機での耳の不快感に悩む人にも向いています。

    ただし、サイズが大きいものは異物感があったり、耳が痛くなったりすることがあります。そのため、少し小さめのものを選ぶのがポイントです。遮音性はフォームに比べると低めな傾向にあります。

    プールに入るなら「シリコン粘土タイプ」

    粘土のように自由に形を付けられることが特徴です。形状記憶をするモデルもあり、自分の耳の形に合わせることができます。防水仕様なので、プールや水にぬれる場面で活躍するでしょう。

    耳の形に合わせてフィットさせられ、柔らかい素材のものが多いため、耳が痛くなりにくいのも魅力です。耳の大きさに左右されにくいので、サイズが合わないといったとも少ないでしょう。

    粘性があるため、ほこりが付きやすいのが難点です。洗えばきれいになるので、定期的にメンテナンスをしましょう。

    ノイズキャンセリング機能もある「イヤホンタイプ」

    デジタルタイプとも呼ばれ、イヤホンの形をしているのが特徴です。周囲の音と逆位相にある音を発することで、騒音を感じなくさせる仕組みです。

    一方で、人からの呼びかけなど聞き取りたい音は拾ってくれる機能が搭載されているものもあります。

    目覚ましの音もきちんと聞こえるので、寝坊が心配な人も安心です。一見、音楽を聞いているように見えるので、見栄えが気になる人にもおすすめです。

    ノイズキャンセリング付きのイヤホンとしての代用もできます。

    おすすめしたい!耳栓の選び方

    耳栓のタイプは幅広いので、自分にぴったりのものを選ぶ必要があります。耳栓のおすすめの選び方を3つ解説します。

    遮音性の高さで選ぶ

    遮音性は『NRR数値』で表されます。数値が高いほど遮音性が高いことを意味します。

    例えば、NRR40dBは40dBの騒音を防げるという意味です。あわせて、dBの大きさと騒音レベルの目安を把握しておくと、耳栓の遮音性がイメージしやすいでしょう。

    • 20dB:ささやく声
    • 30dB:図書館や静かな事務所での物音
    • 40dB:静かなオフィスで人が小声で話すレベル
    • 50dB:クーラーや冷蔵庫が起動する音
    • 80dB:地下鉄の車内の音と同程度

    周囲の騒音レベルから耳栓の遮音性を引いた数値が、実際に感じる騒音レベルです。

    普通の会話は、60dB程度といわれています。一般的に人が静かだと感じるのは40dB以下のため、この場合は40dB以下の耳栓を買うのがおすすめです。

    着け心地の良さで選ぶ

    耳栓を着けると痛みを感じる人は、着け心地を重視するのがポイントです。また、耳の形状に耳栓が合っていないと、遮音効果が半減したり、違和感を持ってかえって集中できなくなったりします。

    耳栓のタイプによってもフィットのしやすさが変わります。サイズが合うか不安な人は、違う大きさのイヤーピースが附属している耳栓を選ぶと良いでしょう。

    用途で選ぶ

    勉強や仕事に集中したいのか、飛行機で安眠したいのか、水泳で使うのかによって選ぶべき耳栓は変わります。

    勉強や睡眠用の耳栓は、周囲の騒音をシャットアウトするのにたけています。集中するには、装着感も重要でしょう。フォームタイプやフランジタイプ、イヤホンタイプがおすすめです。

    水泳用なら防水機能が必要なので、シリコン粘土タイプが向いているでしょう。

    飛行機での使用を想定した耳栓には、気圧の影響を軽減してくれる機能が付いている場合があります。気圧調節機能は、フランジタイプに多くあります。

    工事現場など騒音の大きい場所で働く人には、遮音性が高い工事現場用のものがおすすめです。また、ライブのときに歌声や楽器の音だけを拾ってくれるライブ用耳栓もあります。

    睡眠におすすめの耳栓

    まずは、睡眠におすすめの耳栓を3つ紹介します。睡眠中は寝返りを打ち、体制がよく変わるので、装着感が何より重要です。

    MOLDEX「メテオ」

    発泡ウレタン製の、使い捨て耳栓です。耳の曲線に沿った独自のデザインにより、最小の圧力で十分な遮音性を発揮します。

    有害性が懸念されているポリ塩化ビニルは不使用なので、安全性も高く安心して利用できるでしょう。NRRは33dBなので、遮音性は高いといえます。

    また、耳が小さい人用にスモールタイプも発売されています。スモールの遮音性は28dBなので、スモールタイプでも睡眠用には十分です。コード付きとコード無しが選べるので、紛失が心配な人はコード付きを選ぶと良いでしょう。

    MOLDEX
    メテオ

    サイズ:20 x 15 x 8 cm

     

    ネルチャー「イヤーグミ SU-ZI」

    シリコン製で、形状記憶するのが特徴の耳栓です。スポンジタイプと異なり、密度が高く耳にフィットしやすく、高い遮音性と快適な付け心地を実現しています。

    形状記憶をするのに最適な硬さを、宇宙開発も手がける工場と協力して開発した珠玉のモデルです。

    遮音性は29.6dBで、パチンコ店の騒音を博物館の館内と同じようなレベルまで下げてくれます。繰り返し使うことも可能で、耳も痛くなりにくいので、睡眠時にもおすすめです。

    自分の耳の形に合った、自分だけの耳栓を作りたい人も選んでみてはいかがでしょうか。

    ネルチャー
    イヤーグミ SU-ZI

    材質:シリコーン

     

    LOOP「QUIET」

    シリコン製で、ソフトな付け心地が魅力の耳栓です。水洗いが可能なので、長期にわたって使えるのがうれしいポイントです。

    カラーバリエーションが豊富なので、好みに合ったものを選べます。耳から外れないキープ力も魅力のひとつです。

    遮音性は27dBで、睡眠用としては十分なスペックでしょう。適度に音を遮断してくれるので、ナチュラルな使い心地を実現しています。柔らかくできているため、睡眠の妨げになりません。

    4種類のサイズから選べるので、使う人を選ばないのも嬉しいですね。見た目もスタイリッシュでオシャレなのも魅力といえます。

     

    集中したいときにおすすめの耳栓

    勉強や仕事など、集中力を高めたいときにおすすめの耳栓を三つ紹介します。聞き取りたい音だけを拾うタイプもあるため、仕事中の呼びかけにも対応できます。

    VICTOR「EP-S433」

    イヤホン型の形をしており、耳栓とわかりにくいので、睡眠時だけでなく出先でも気兼ねなく使えます。

    最大35dBの遮音性を誇り、電車内の騒音レベルを快適に暮らせる範囲のレベルにまで下げてくれるのが特徴です。

    振動音のような低音から金属音のような高音まで遮音効果があるので、あらゆる状況でも集中できる心強い耳栓です。装着部はシリコンでできており、耳が痛くなりにくいエアクッション構造を採用しています。

    イヤーピースは、耳の形に合わせて2種類から選べます。持ち運びに便利な収納ケース付きです。

     

    サンワサプライ「400-MMEP1」

    充電式のイヤホン型耳栓です。ノイズキャンセリング機能により、周囲の騒音を遮断してくれます。一方で、アナウンスや人の声、着信音など必要な音は拾ってくれるのが便利です。周囲の音を音楽でかき消すわけではないため、イヤホンで音楽をかけるよりも耳に優しくなっています。

    遮音性は最大22dBで、電車内であっても静かな乗用車に乗っているのと同じレベルの静寂性を感じられます。

    ワイヤレスイヤホンと同じように、ケースからの出し入れで電源のON/OFFが可能です。ケースでは約3回分の充電をできます。イヤホンで音楽を聴いているかのように見せたい人におすすめです。

     

     

    キングジム「デジタル耳栓 MM1000」

    携帯音楽プレーヤーのような形状が特徴の耳栓です。

    周囲の騒音だけをカットし、人の声やアナウンスなど必要な音だけを拾ってくれるのが特徴です。電車内の騒音やエアコン、冷蔵庫の運転音などをカットしてくれます。

    遮音性は最大20dBです。カフェや待合室など公共の場所で集中したいものの、アナウンスなど必要な音は聞き逃したくない人におすすめです。

    コードは巻取り方式で、収納性も高くなっています。また、駆動方式は乾電池で、約100時間駆動が可能です。持ち運びに便利な収納ポーチ付きなのも便利なポイントでしょう。

    キングジム
    デジタル耳栓 MM1000

    サイズ:W64×D64×H14mm 電源:単4形アルカリ乾電池、または単4形エネループ×1本(別売) コード長:全長85cm(Y型) ※左右のコードの長さが同じです 付属品:ポーチ、イヤピース(XS

     

    電車や飛行機など移動中におすすめの耳栓

    赤い電車

    (出典) pexels.com

    電車や飛行機の移動中は、騒音レベルが比較的高いでしょう。そんな状況下でも音をシャットアウトし、作業に集中できる耳栓を2つ紹介します。

    サイレンシア「フライトプラス」

    内部に気圧変化を和らげる機能を搭載することで、飛行機に乗っているときの耳の痛みや不快感を軽減してくれます。

    遮音性は24dBで、これは交通量の多い交差点で着けると静かなオフィスと同じくらいの騒音レベルになる水準です。

    TPEとポリプロピレンでできており、洗うことで繰り返し使用が可能です。

    形状は3段フランジで、耳によくフィットしてくれます。飛行機で安心して眠りたい人や、飛行機内で作業をしたい人におすすめです。

    サイレンシア
    フライトプラス

    商品サイズ (幅×奥行×高さ) :8.1×2.2×15cm

     

    MOLDEX「ロケット」

    フランジタイプの耳栓です。紛失が心配な人は、コード付きも選べるので安心です。コード付きは首にかけることで、いつでも使える点が便利です。

    遮音性は27dBなので、飛行機の中でも静かな環境が作れるでしょう。グリップが伸びているので、着脱しやすいこともメリットの一つです。

    柔らかいフランジが耳にフィットし、1日装着していても快適さを保ってくれます。洗うことで再利用が可能で、収納ケース付きなので保管もしやすくなっています。

     

    耳栓を着ける際の注意点

    耳栓を着けるときには、注意すべき点があります。注意点を守って、安全に耳栓を使用しましょう。

    長時間の使用は避けた方がベター

    耳栓を長時間にわたって使い続けるのは好ましくありません。長い時間ずっと使い続けると、痛みやかゆみ、蒸れが起こる恐れがあります。適度に外して耳を休めることがポイントです。

    耳の中を清潔に保っておくことも重要です。使っていて異常を感じたら、使用をやめて医師に相談しましょう。

    また、耳栓を睡眠用に使っている人は、耳栓に頼りすぎないよう注意が必要です。耳栓がなくては寝付けない体になってしまう可能性があります。

    耳栓の汚れや破損、型崩れが目立ってきたら買い替えを検討しましょう。

    まとめ

    働き方の多様化とともに、あらゆる場所でも集中できる環境を作る耳栓を購入したいと思う人は多いでしょう。耳栓にもいろいろな種類があるので、用途によって適したものを選ぶことがポイントです。

    使い捨てのものもあれば、洗って繰り返し使えるものもあります。衛生面が気になる人は使い捨てタイプが、一つのものを長く使いたい人には洗えるタイプがおすすめです。

    タイプによっては、イヤホンを着けているように見えるものや必要な音だけを拾ってくれるタイプもあります。使いすぎに注意しながら、自分のお気に入りの耳栓を見つけましょう。

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