他県からもキャンパーがやってくる！岡山の名店「ニッチ・リッチ・キャッチ」

「あのお店に行きたいからキャンプしよう」。そんな思いを抱かせるほどのお店とは、どんなところだろう。岡山にあるアウトドアの名店を取材してきた。

在庫数約3万6000点! ニッチなアイテムに出合えて何度も訪れたくなる名店

自然大好き！ ニッチ・リッチ・キャッチ

岡山県津山市

薪は県内産です

店頭では、太さの異なる良質な薪を販売。価格は、1束、500円から700円。豊かな山林に恵まれた岡山県内産。

「自然大好き！　ニッチ・リッチ・キャッチ」は、岡山県津山市にあるネット通販会社が、「倉庫にアウトドア用品があるんだから、地元の方に実際に手に取って選んでいただきたい」との思いで2013年に開業した実店舗。2021年3月に同じ敷地内に新築移転し、2フロア150坪の大型店になった。

店舗入口近くには、質のいい大量の薪が鎮座。通販事業で薪ストーブユーザーのために販売していた県内産の良質な薪を、実店舗ではキャンパー向けに販売している。

1階の売り場には、キャンプ用ギア、ウェア、登山用品、調理関連品が。2階には、テントやチェア、シュラフなどのキャンプ用品が並んでいる。

なかには、ゼンキャンプスや、近県のガレージブランドの製品など、他店ではあまり見かけない珍しい商品もある。
「ニッチな（珍しい）ものをキャッチして、リッチな気分になってほしい。店名には、そんな思いが込められています」とは、アウトドアサポートグループリーダーの河本きみえさん。

「三度の飯より山が好き」という河本さん。キャンプからアウトドアの世界に入り、次のステップとして登山をはじめたいという人のために、初心者に特化した登山靴とバッグも取り揃えている。

「キャンプなら蒜山高原、登山なら大山と、近隣には素晴らしいフィールドがたくさんあります。岡山市内からクルマで1時間30分はかかるので、キャンプや登山のついでに寄っていただけたらうれしいです」　

この店に寄るために、他県からキャンプをしに来るファンがいるというのも納得の品揃えだ。

アウトドアサポート グループリーダー
河本きみえさん

キャンプのついでに 寄ってください！

津山市出身。豊富な商品知識で、ニーズに合った商品を案内してくれる頼れる存在。休日は、近隣で登山を楽しんでいる。「津山は自然が豊かでいいところですよ」

スタッフが着用するエプロンは、店オリジナルで9,900円。津山のジーンズ工場で生産。

1階のギア売り場は、圧巻の品揃えだ。店舗と通販の在庫を共有しているため、在庫が厚く、人気商品も手に入りやすい。

テントの常設展示スペースもあり

2階にはテントの常設展示や、スノーピークコーナーもあり。大型テントの在庫も豊富だ。

AOクーラーズ／24パック　
￥14,960

保冷力が高いソフトクーラーバッグ。「結露や液漏れもしないし、持ち運びやすいので、普段の買い物にも便利ですよ」と河本さん。カラーは全5色。容量23ℓ。

ディーライトやAOクーラーズなど、高性能で買いやすい、夏キャンプ向きの製品がずらり。

曲辰／肉にあう絶品ジンジャースパイス 牛魔王　
￥840

津山市出身のタレント、河本準一さんが開発に参加したご当地スパイス。津山産の生姜を使い、牛肉に旨みを加える。津山土産として人気急上昇中。

ウェアコーナーの一角には、登山入門用のシューズとバッグを揃えたコーナーもある。

明るいスタッフが待っている！

キャンプ、山、自転車などアウトドア好きのスタッフが、楽しい雰囲気で接客してくれる。

ガレージブランドや別注品もあり！

ナンガ／お犬様シュラフ　
￥19,800

裏地に肌触りがいいオーロラテックスを使った、ちょっと贅沢なワンちゃん用のシュラフ。オリーブ×レッドは、同店別注品。キャンプに限らず、室内用として購入する人も多いとか。

Mt.SUMI／パーフェクトグリルミニ　
￥5,830

薪ストーブなどを手がける京都のブランドのソログリル。サイドウォールを中に押すと瞬時に厚さ２㎝に折りたため、持ち上げればパッと開く。バッグ、トング付属。

ゼンキャンプス／アッシュキャリー
￥3,480

沖縄のガレージブランドが手がける、燃え残った炭や灰を持ち帰るための耐熱バッグ。同じ素材を使った黒い焚き火シートもあり。

ネイチャートーンズ／サイドアップボックス＆テーブル（S）　
￥31,680

ネイチャートーンズは、福井県のアウトドア用品ブランド。受注生産品だが、店で発注し在庫になることもある。ローテーブルにしたときの幅は86㎝。

たたむと取っ手付きのボックスになる、便利なフォールディングテーブル。

自然大好き！　ニッチ・リッチ・キャッチ

住所：岡山県津山市一方146　
電話：0868（35）3921
営業時間：10:30～18:00
定休日：水曜

※記事中の情報は取材時点のものです。
※構成／山本修二　撮影／岩波純一

(BE-PAL 2022年7月号より)