ニュージーランドでは「登山」はHikingじゃない!?アウトドアイングリッシュ<NZ編> | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

ニュージーランドでは「登山」はHikingじゃない!?アウトドアイングリッシュ<NZ編>

2022.06.27

アウトドアでは野生の動物に遭遇することもあります。

Kia ora!(キアオラ=ニュージーランドマオリ語の挨拶)ニュージーランドでのアウトドア・アクティビティーというと、みなさんは何を思い浮かべますか?「ハイキング」、「ビーチ」、「キャンピング」、「フィッシング」、「カヤック」、「セーリング」などなど長いリストが続くことでしょう。自然の宝庫である島国のニュージーランドは、山も海も湖も川もすべてが遊び場です。

今回はその中の「ハイキング」用語をクイズ形式でまとめて、ご紹介します!

第1問「ハイキング」/「登山」をニュージーランド英語でなんていう?

a)Hiking(ハイキング)

b)Trekking(トレッキング)

c)Tramping(トランピング)

d)Tracking(トラッキング)

【第1問の正解は……】

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

cTramping(トランピング)」です!

登山道閉鎖のお知らせ案内。

Tramp(トランプ)」とは辞書によると「長い距離を歩く」という意味です。とはいえ、登山道を歩くのであれば2時間の短距離でも、7日間の長距離でも、実際に歩く距離には関係なくトランピングと言います。

ちなみに登山道はこちらの案内板にあるように、「Tramping Track(トランピングトラック)」です。ニュージーランドのファミリーは週末や学校が休みの時は家族や友人同士でトランピングをするのが日常ですが、観光客などが訪れ特ににぎやかになるトランピングシーズンは10月から4月です。

第2問 登山道にある「トイレ」をニュージーランド英語でなんていう?

a)Toilet(トイレット)

b)Long drop(ロングドロップ)

c)Loo(ルー)

d)Washroom(ウォッシュルーム)

 

【第2問の正解は……】

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

bLong drop(ロングドロップ」です!

これは登山道の途中にある、簡易トイレのことを指します。「ロング=長い」と「ドロップ=落ちる」の組み合わせを想像したらなんとなくわかりますよね。日本でいう、いわゆる「ぼっとん式トイレ」のことです。

子ども向けの絵本に「The Longdrop」(著者Joan Joass)というのがあるほど、ニュージーランド人にとっては馴染みのある言葉です。会話にすると「use the longdrop」となり、「トイレを使う」という表現をします。

ちなみにC)looもトイレですが、これは家やモールなどにある普通のトイレを指します。語源は中世ヨーロッパのフランス語から説がいくつかありはっきりはしませんが、こちらはイギリス英語です。ニュージーランドはイギリス連邦なので、イギリス英語や言い回しもよく使います。この場合は「go to the loo」というように、「トイレに行く」という使い方をします。

第3問 「Dieback」(ダイバック)ってなんのこと?

a)生き物が死ぬこと

b)休眠芽

c)後ろに誰かがいること

d)枝枯れ

 

【第3問の正解は……】

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

「d)枝枯れ」です!

カウリ森林登山道の出入り口。

ニュージーランドのダイバックはカウリというニュージーランド天然の木におこる「Kauri Dieback(カウリダイバック)」を指し、カウリの木の病気を意味します。病状としては木の枝が枯れ、根まで腐ってしまうこともあります。カウリダイバックはニュージーランドでは大きな問題で、その原因のひとつに靴底についている菌があります。そのためカウリ森林の登山道の入り口には、靴の汚れを落とすゲートがあり、ここできちんと靴の底をブラシできれいにしてから歩き始めます。カウリダイバックが多く見られる登山道は、カウリの木を守るため、一時的に登山道を閉鎖しているところもあります。

第4問 トランピング中泊まる「山小屋」はニュージーランド英語でなんていう?

a)Chalet(シャレー)

b)Hut(ハット)

c)Lodge(ロッジ)

d)Campsite(キャンプサイト)

 

【第4問の正解は……】

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

「一般的にはbHut(ハット)」ですが、c)Lodge(ロッジ)とd)Campsite(キャンプサイト)も正解です!」

北島ピナクルズトラックにあるハット。

ニュージーランドで数日トランピングをするときに泊まるのは、ハットが主流です。ニュージーランドのハットは保全局(Department of Conservation)が国内にある950軒以上を管理しています。ハットは予約できるところとできないところ、有料や無料など登山道によって全く違うので事前に下調べをしてから出かけましょう。有料の場合はNZ$570くらい。ドーミトリータイプの大部屋に二段ベッドがあり、マットレスはついていますが、寝袋は必要です。比較的大きなところには共同トイレとキッチンがついています。

キャンプ用具を持っていたら「campsite(キャンプサイト)」にテントを張って、キャンピングすることもできます。

「世界で一番美しい散歩道」と称されている45kmのミルフォードトラックでは、ガイドつきのトランピングができます。この豪華トランピングに参加すると「Lodge(ロッジ)」に泊まり、コース料理の夕食をいただくことができます。ここでは熱いシャワーだけでなく、濡れた靴や洋服を乾かすドライルームなどもあります。

NZ出身・登山家/冒険家エドモンド・ヒラリー卿の名言

ヒラリー卿の名言がトレイルに刻まれています。

ニュージーランドのトランピングトラックには、世界的に有名なニュージーランド人の登山家/冒険家エドモンド・ヒラリー卿の名言が表示されています。彼は1953529日に世界最高峰のエベレスト登頂に世界で初めて成功したことで知られています。

It is not the mountain we conquer but ourselves

(われわれが征服したのでは山ではなく自分自身だ)

途中苦しくなっても、頑張って頂上を目指す応援をしてくれる素敵な言葉ですね。

みなさんもニュージーランドに来られる際にはぜひ大自然の中でトランピングを楽しみ、時には自分自身に挑戦されてみてはいかがでしょう。

 

私が書きました!
ニュージーランド・香港在住ライター(海外書き人クラブ)
りんみゆき
ガラパゴスやモルディブなどでダイビング、香港の離島やニュージーランドでカヤックを漕ぐ海好き。キリマンジャロ、インカトレイル、ジョムソン街道、ミルフォードトラックなどを歩く山好き。スロベニアでキャニオニング、タイでロッククライミングにも目覚める。世界中の大自然があるところに出没する自然愛好家。著書に『海外のいろんなマラソン走ってみた』(彩図社)がある。海外書き人クラブ(https://www.kaigaikakibito.com/)会員。
この記事をシェアしよう!

関連記事

『 アウトドアの知識 』新着編集部記事

おすすめ記事

【消費税の価格表記について】
記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年3月以前の記事に関しては(税抜)表示の場合もあります。