焚き火と中華鍋で簡単美味しく!アウトドアで「絶品パラパラチャーハン」を作る極意 | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

料理・レシピ

2023.08.08

焚き火と中華鍋で簡単美味しく!アウトドアで「絶品パラパラチャーハン」を作る極意

町中華ならぬ"アウトドア中華"が、今アツい!ということで、みんな大好き中華料理の定番、チャーハンをお店の味に近づける方法を伝授してもらった。

焚き火で黄金のパラパラチャーハンを作るには?

卵がしっかりとごはんにからまって、見た目は黄金! それでいてパラパラ! そんな美味しいチャーハンを、焚き火でチャレンジ。自然のなかで中華鍋を振れば、気分もアガる。やみつき焚き火チャーハン、お代わり!

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アウトドアコーディネーター 小雀 陣二さん(右)。  アウトドアコーディネーターとして活動し、シーカヤックツアーなどで焚き火で料理することが多い。「焚き火料理の本」(山と渓谷社)など著書も多数。 BE-PAL編集部 ブッシュ早坂(左)。  ニンニクマシマシ大好きな中年キャンパー。中華鍋とコック服を購入し、気分は料理の鉄人。あとは腕だけ。正直、チャーハンは冷凍食品派でした。

中華料理の定番、チャーハン。シンプルに見えて、奥が深いメニューでもある。編集部イチの大食漢、ブッシュ早坂が教えを乞うたのが、アウトドア界の料理マスター、小雀陣二さんだ。

小雀(以下・雀) 初めてチャーハンを作ったのは、小学生のときかな。中華鍋を振っているプロの姿がかっこよく見えて。
早坂(以下・早) おおー、心強い! 僕はもっぱら食べ専で、家で作るとコレジャナイ感が。
:でも、見た目は中華の達人みたいだよ(笑)。
:気合いだけはアイアンシェフです。それで、美味しいチャーハンのコツって何ですの? キャンプでもできるものですか?
:話が食い気味だね(苦笑)。中華の基本は火力。その点、焚き火はちょうど良いかもね。
:ネットで調べてきたんです。ごはんは冷えたものを使うとか、あらかじめ卵とからめるとか。
:…まずは作ってみてよ。話はそれから。

まずは早坂が挑戦!

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ネットで調べてきました

具におつまみサラミ、ニンニクの芽をチョイス。さらに追いニンニクを加え、「チャーハンは自由だー!」…そう思っていた。

1 先にごはんと卵をからめる

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あらかじめ、ごはんと卵をからめてみた。両方がしっかりとからまって、見た目にはすでに黄金色。これは失敗しないはず、はずだった。

2 材料はドバっと投入!

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最終的に全部炒めるので、食材を一気に投入。そのほうが味が全体について、時短にもつながるし…と、ここで安易な考えが裏目に出る。

3 でき上がり~でも…

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「パラパラじゃないし、味濃いね。」しょぼん・・・

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60点!

まず、完成を急ぎすぎ。ベチャベチャなまま、味付けも濃く、全体的に油っぽい(早坂が全部いただきました)。

ネット知識満載のテクニックを披露する早坂だったが、でき上がりは微妙な結果に。

:うん、イマイチかな。水分がちゃんと飛んでない。これだと卵かけごはんの生焼け風だよ。
:言葉もありません(涙)。
:まず、鍋全体に油をなじませる。しっかりと熱して、卵、ごはんの順に入れるのが基本。ごはんに油がなじむようにお玉の瀬で平にし、火力を活かして丁寧に炒める。具材はごはんに近い大きさに切ったほうがいいだろうね。
:全部ダメってことですね…。
:中華鍋のなかで、ごはんと卵をしっかりからませて、火の加減を見ながら鍋を振る。お米がくっつかなくなるぐらいまで、炒めるのがポイントなんだ。

そうアドバイスしながら、テキパキとチャーハンを仕上げる小雀さん。水蒸気がどんどんとあがり、ジューっと、美味しい音が聞こえてくる。

:ハイ、でき上がり!
:う、うまい…。
:食材もシンプルにしたから、食べやすいでしょ。中華鍋は熱伝導率が高いから、焚き火の火力をしっかりと伝えることができるよね。あと、いっぺんにたくさん作るよりも、1~2人前のほうが水分をしっかり飛ばせるし、中華鍋を振っても軽い。
:なるほど。で、おかわり欲しくなっちゃったんですが(笑)。

焚き火の火力は中華料理に最適!

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高火力かつ、火床も広範囲にわたる焚き火は、中華料理にもってこい! 焚き火台はファイヤーサイドアウトドアの「トレイルブレイザー」を使用した。

焚き火を制するものは、中華を制する

中太の薪に、しっかりと火をつけ安定させる。焚き付けや細い枝だと火力が足りなかったり、調理途中で火力にムラが出てしまうことも。おき火ができるまでじっくり準備しよう。

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ちゅんちゅん 小雀流!焚き火チャーハンの極意はこれだ!

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ごはんは温かいまま入れるのが 僕のスタイル!

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材料(1人分)

ごはん…180g
卵…1個
チャーシュー…30g
長ネギ…15g
白ごま油…大さじ2
醤油…大さじ1
黒コショウ…適量
塩…小さじ1/2くらい

1 おき火を全体的に配置

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中太の薪をおき火にする。具のチャーシュー、長ネギを細かく刻んでおく。

2 中華鍋をしっかりと熱してから卵を投入

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白ごま油を鍋全体にひき、中華お玉で油となじませる。その後、卵を投入する。

3 サッとごはんを入れて卵とからめる

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卵が固まらないうちにごはんを入れ、中華お玉でかき混ぜて、鍋を振りながら炒める。

4 具と調味料を入れて食材をなじませる

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塩、黒コショウを全体にふり、具材を加え、中華鍋のヘリから醤油を垂らすように入れる。

5 水分を程よく飛ばすのがミソ!

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中華鍋を前後に振り、チャーハンが中華鍋の上で踊るように、中華お玉でかき混ぜる。

美味しい本格チャーハン、できました!

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ひと手間加えて、エビあんかけチャーハンも!

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材料(1人分)

エビ…4尾
乾燥キクラゲ…2個
小松菜…1束
白ごま油…大さじ2
塩…小さじ1/2くらい
片栗粉…小さじ1/2
(合わせ調味料)
お湯…50㎖
無添加鶏ガラスープの素…小さじ1
お酒…大さじ1

具材を十分に炒めて、合わせ調味料を入れたら片栗粉でとろみをつける。作っておいたチャーハンにかけて完成! 
白ごま油は香りが少なく、料理の風味を邪魔しないのでおすすめ。

あんかけがアクセントに!

焚き火チャーハン 成功の五か条

薪はしっかりとおき火に

●中華鍋を十分に熱する

●卵とごはんをからめる

●ごはんは固めが◎

●水分を程よく飛ばす

※構成/早坂英之 撮影/小倉雄一郎

(BE-PAL 2022年5月号より)

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